追悼の辞
本日ここに 戦没者ご遺族をはじめご来賓各位のご臨席のもと、美作市出身戦没者追悼式が挙行されるに当たり
市当局の御厚志に心より感謝いたしますとともに、美作市遺族会を代表して謹んでご英霊に追悼のことばを捧げます。
先の大戦後早や六十八年の歳月が過ぎ去りました。 本日ご英霊の前に立ちあの激しく悲惨な戦争と、ご英霊の心中を思い起こしますと、
今なお切々とした哀惜の情を禁じえません。
ご英霊の皆様は、家族との断ち難い絆を振り切り 国のために戦地に赴かれました。
私達遺族にとりましても今日までの戦後は、厳しく苦難の連続でありました。しかし「後を頼む」と遺された言葉を思い起こし、
「ご英霊の尊い犠牲を決して無駄にしてはならない」と固く心に誓って、心ある皆様の温かい励ましとご援助により、今日まで頑張ってまいりました。
我が国も 身を挺して国の礎となられたご英霊の 尊く重い存在と、先人たちのたゆまぬ努力により、平和と繁栄を確保してまいりました。
しかし世界各地では未だに紛争が絶えることなく 尊い命が失われており、私たちのように身近に戦争を体験したものには胸が痛む思いがいたします。
ご英霊が後世に託された願いは、国家の安泰と世界平和であります。 この願いと美しい日本の心を、我が国の将来を担う若者たちに伝えていくことが、
歴史的に貴重な体験をした戦没者遺族の大切な使命と考えております。
私たち遺族はご英霊の皆様をはるかに超えた年齢になりましたが、私たちの孫やひ孫の世代がご英霊に感謝し、
我が国の歴史に誇りを持って暮らせる世の中になるよう努力いたしますことをお誓い致します。
ここに ご英霊の安らかなご冥福をお祈り申し上げますとともに、我が国の平安と 郷土美作市の繁榮、併せて遺族に限りないご加護を賜りますよう祈念しまして、
謹んで追悼のことばと致します。
平成二十五年十一月十六日 美作市遺族会代表
落花生の取り入れ・・・・・・地干ししたのをもいで筵で乾燥・・・・・歩留まりが悪いです
今日のバラ・・・・・・ルーゼンドルフスタット
ガートルードジェキル
マチルダ