屋根の真上に居て少し気を使ってくれたのか、
雲の中から僅か顔を出してくれた?
今年も中秋は散々、来年の事は言えないが
月も地球から少し遠くへ行って居るだろう。
もう月様は窓辺を離れ、屋根の真上に昇っていった。
ブルマンを淹れて、ゆとり在る風に?飲む??
21:32.撮影 屋根の上の月
生きてる事を此処迄詰まらなくしたのは、車を止めた事だ。
免許さえ返納し中れば、パターが入らなくても
ゴルフを続けていただろうし、コロナ下でも
密にならず一人旅の方法は在った筈?
寅の刻にブツブツ言って居てもみっともないが
それが日記だし、老人でもある??
恰好良くても余り面白くない、消え去る日迄、老兵はぼやく!
未だ、生きてる!
スティ!スティ!なんて、犬みたいに言われると??
反骨精神に火が付くが、枯れ木も此処迄古くなると
湿り勝ち,燻ぶるだけで、ボーッ!とは燃え上がらない?
が、幸いだ!
時代に取り残されていくわが身、流れに任せて
大和川てな事が在れば、???すごい!
夕暮れはもの悲しい?は分かるけど?明りを点けず
態々、暗がりに蝋燭は、良く分らない??
電気の無い時代の夕暮れ、訪れる闇に魑魅魍魎が闊歩する
一度ぐらい冷たい風が、スー―ツ゚と吹いて来ないモノかと
闇に目を凝らす、自作自演の?センチメンタル?ジジイ。
今日一日此処迄玄関を出ていない。
床屋にも、コインランドリーへも勿論行って居ない、
ない筈の頭髪が邪魔で?仕方ない。
少しは歩かないと、飲んで食べるだけじゃ体も気持ちも持たない。
一駅四方にスーパーは五軒も在るのに、大型飲食店が一軒もない。
今宵、更待月も望みは無し、水無月は散々だった。
日暮れ時、落ち着いて大テーブルでカフェ。
「明日は大雨よ!早く買い物を済ませなさい!」三度も婆さんから電話、
面会出来ぬ事を歯痒いがる。
良い風が入って来る、これは雨の予告だ、婆さん的中!
寫眞は聖山荘の庭