花と写真に興味、わからない!教えて!

花の楽しみ方。きれいな花、珍しい花、名前がわからない花など、
また、あなたが感じる感性、写す表現の写真基礎知識。

「花は開花時期がどうしてわかるの!」今さら聞けな~い!花や植物の話!

2017年11月20日 | 花や植物の話
「花は咲く時期がどうしてわかるの!!」植物は開花時期を知ってる不思議!花や植物の話!



春になると、夏になると、秋になると、花が咲きます。
どうして花は季節を感じる、あるいは知っているのでしょう。
不思議だと、思いませんか。

なぜ、春に全部一緒に咲かないのでしょう。
一斉に咲いたら、昆虫の数が足りなくて、
受粉してもらえないからでしょうか。
それで季節を変えて、咲くのでしょうか。
植物の不思議さがあります。

花は、それぞれ受粉してもらうように、いろいろ工夫してます。
くさい臭いを出したり、蜜をだしたり、色鮮やかにしたり、
それらは、咲いた後の姿、形です。

花が咲く前に、季節を感じるのは、大きくわけて、
日照時間に関係するそうです。さらに温度にも関係します。
夏至を境に、日照時間が長いと感じる植物と、
日照時間が短いと感じる植物と、
どちらにも関係ない植物にわけられます。

日照時間だけではありませんが、日照時間によって、
毎年、同じ季節に同じように花を咲かせます。



植物が花を咲かせるためには、花の花芽が出来なければ、
花が咲きません。花芽が出来るためには、
植物が十分に成長して、大きくならなければなりません。

しかし十分に成長しても、適当な環境条件が与えられなければ、
花芽をつけることが出来ません。
環境条件の特に重要なものが、日照時間と気温になります。

1日の日照時間が、ある長さ以下になると、
花芽を作り始める短日植物、日照時間が、ある長さ以上になると、
花芽を作り始める長日植物、日照時間と花芽作りに関係がない
中性植物。花の咲く植物を短日植物、長日植物、中性植物の、
三つに分け、植物の名前を呼んでいます。

日照時間による分類は、
短日植物: アサガオ キク ツバキ コスモスなどです。
長日植物: キキョウ ケシ フヨウ ハナショウブなどです。
中性植物: スイセン アジサイ チューリップ バラなどです。

日照時間によって感じる植物の中には、例外も多くあります。
また、発芽という問題もあります。花芽が花になるか、
葉っぱになるかは、あらゆる環境条件で、まだわからないそうです。

花芽から開花までの期間は、気温によって影響を受けますが、
花芽が出来れば、日照時間と関係なく花が咲きます。
日照時間により花芽が作られ、花が咲くまで調節される植物は、
1年の特定の時期によります。長日植物は春がら夏に、
短日植物は夏から秋だけ、花を咲かせます。

多くの多年性植物は、花芽が作られるために、数日から数週間、
低温に晒される必要があり、冬を経験して春を迎えると、
気温が関係して花芽が大きくなり、花が咲きます。
春に咲く多くの花は、つぼみが出来ても、暖かくならないと、
花が咲きません。

多くの植物は、日照時間と気温の変化に応じて、
花芽を作り大きくして、咲く時期を知っているかのように、
花を咲かせます。不思議な世界だと思います。



いかがでしたか?
花の楽しみ方は、色々ありますね。
自然界や植物を知る事も、そのひとつです。

花が咲くには、花が咲き終わると、すぐに準備するのが、
7月頃と聞いていました。準備して寒い冬を過ごして、
暖かくなると花が咲きだす。それだけしか知りません。

しかし、それなら寒くなり始める秋に咲くには、
違うと思い始め、調べるようになったんです。
そして、日照時間と気温が、関係することを知りました。

花は春になるから、夏になるから、秋になるから、
咲くんだと単純に思っていました。
なぜとか、どうして、なんて考えたこともありません。
しかし不思議とも思います。植物の不思議は沢山あります。

解らない物を、わからないままにするか、
誰かに聞いて覚えるか、自分で調べるかは、
それぞれの人の好奇心だと思います。

なんとなくわからないものを、
そのままにしておくには気持ちが悪いです。
人の性格だから、一概にいえませんが、
知らないより、少しでも知ってた方が、
世の中を見まわしてる時に、
役に立ち興味の範囲が、広がると思ってます。


「ジャガイモは根っこか、茎か」今さら聞けな~い!花や植物の話!

2017年11月20日 | 花や植物の話
「ジャガイモは根っこか、茎か」植物は不思議で思いもしないことが!花や植物の話!



食卓に並ぶイモやタマネギなどの根菜。土の中に出来るから、
「根っこ」だと思っていませんか。

普通は、植物が土の中にある根っこの塊を、
球根と呼んでいます。球根とは、次のように分類されています。
葉起源、茎起源、根起源の3つで、いろいろな呼び方があります。


ジャガイモは茎で、タマネギやユリの球根は葉っぱで、
サツマイモは根で、ナガイモは根と茎の中間です。
想像もしてなくて、驚かれたと思います。

植物には、その成り立ちなど、知らないことが一杯あります。
食卓で見かけて、なにげなく食べてる根菜が、
まさか茎や葉っぱなど、誰も考えないでしょう。

ジャガイモの花は、メークインが紫で、男爵が白です。
黄色みの強いキタアカリが人気だそうですが、
男爵が、一番美味しいとおもいます。
剥くのに便利なのはメークインで、ライスカレー用。

ジャガイモは、土のなから芽を沢山出してきます。
2~3本を残して摘み取ります。その後も芽を出してきますが、
摘み取ります。広大な面積に、ジャガイモを栽培してる方は、
大変だと思います。花が沢山付きますが、
摘み取る必要はありません。ジャガイモの大きさにも影響しません。
花が終わると葉っぱが枯れてきます。枯れ終わった頃が収穫です。

アンデスから持ち帰ったジャガイモは、小さなイモです。
ドイツで、小さな芋から、大きいのを拾い出して、
何十年も繰り返し、現在の大きさになったイモです。
ビタミンCがあり、ゆっくり味わって食べましょう。



球根が、葉っぱか、茎か、根っこかを見てみましょう。
タマネギやニンニクは、葉っぱが根元の茎を包み込んで、
幾重にも重なって、根元の部分が大きくなった葉です。

チューリップ、ダッチ・アイリスなどは、毎年親芋が消耗されて、
それに代り、数個の新球が出来る、更新型の茎です。

スイセン、アマリリスなどは、親芋(母球)が消耗せずに、
生き長らえて大きさが増し、小さい子供の球根を分球しながら、
成長していく、非更新型の茎です。

ユリは、葉っぱが茎にらせん状に沢山つきます。この一枚一枚が、
大きくなって茎が短くなると、ユリの球根の形になります。
ユリの球根は、葉っぱが球根を包む、簿皮のない葉です。

グラジオラス、クロッカス、サトイモの薄皮をめくってみると、
多くの節が見えてきて、各節に一個から数個の芽が見られます。
こうした球根は、球茎(きゅうけい)と呼ばれ茎の球根です。

ジャガイモは、多くの芽をちりばめて、茎の塊茎(かいけい)
と呼ばれ、地上部が枯れても、地下で栄養分を貯めて、
茎の一種である匐枝(ふくし)が伸びて、
その先端が大きくなって出来ます。
サツマイモの様に、根が大きくなったものではありません。

ジャガイモが、サツマイモやダリアのように根(塊根)
であるか、または、茎かを調べる簡単な方法は、
ジャガイモを土に半分埋めておくと、芽が出て大きくなって、
小さな葉っぱを付け、その芽の根元から多くの根を伸ばします。
球根から直接根だけが、伸びることはありません。
サツマイモを土に半分埋めておくと、芽が芋の一方の端から伸び、
小さな葉を付け、もう一方の端から直接根が、多数伸びてきます。

     
  • 別名 

  • 特色 食用

  • 科  ナス科

  • 原産 南米アンデス高地

  • 花期 5~6月

 



いかがでしたか?
花の楽しみ方は、色々ありますね。
自然界や植物を知る事も、そのひとつです。

ジャガイモは根っこか、茎か、知ってる球根の由来が、
わかった気がします。
ジャガイモは、ビタミンCが豊富な健康野菜です。
ジャガイモのビタミンCは、熱を加えても壊れないから、
煮物や炒め物にして食べると、身体の免疫力が強くなり、
病気になりにくくなります。

料理をする時、ジャガイモの芽には「ソラニン」という、
成分が含まれているから、芽をしっかり取りましょう。
ソラニンを沢山食べると、お腹や頭が痛くなったり、
吐き気がしたり、下痢をすることがあります。

ソラニンは芽だけじゃなく、皮にも含まれています。
自分で栽培したジャガイモには、肥料の少ない土で栽培したり、
土寄せの時に、芋が土で隠れてなかったり、
熟す前に収穫したりすると、ソラニンが多くなり注意が必要です。

保存していて、皮が緑色に変わっていくのは
「ソラニンが皮に増えた」というサインで、緑色になったら、
皮をしっかりと、剥かなければいけません。

保管は乾燥した場所で、光に当たらない所がよいです。
ジャガイモは茎ですから、光を受けると光合成を始めて、
緑色に変色していきます。
新聞紙などで包み、風通しのよい冷暗所で保存すると、
芽が出にくくなります。また、リンゴから出るエチレンガスには、
ジャガイモの芽の成長を、抑える働きがあるので、
一緒にいれると、さらに良いとおもいます。


「ショウガの呼び方は沢山ある」今さら聞けな~い!花や植物の話!

2017年11月20日 | 花や植物の話
「ショウガの呼び方は間違いやす
い」なかなか見られない貴重な花!花や植物の話!



ショウガには、たくさんの呼び方があります。
大きさと用途と収穫時期によって、分類されています。

大きさは、大生姜、中生姜、小生姜に分けられ、
一般的にスーパーで売られている生姜が、大生姜です。
近江生姜、おたふく生姜などがあります。
明治以降に栽培され、中生姜や小生姜に比べて、
辛みが少ない生姜です。

中生姜は、黄生姜(三州ショウガ)と呼ばれ、
肉質が、黄色い生姜です。

小生姜は、金時生姜、谷中生姜などです。
矢生姜と言って、矢に似てるところから名前があります。
矢生姜は薑(はじかみ)です。
筆生姜、芽生姜、一本生姜、軟化生姜など、別な呼び方もされます。

15cm程度に成長したら、茎元を太陽に当てると、紅色になります。
焼魚の添え物として、食べ終わったら、お口直しに食べます。
食後さわやかさを与えてくれる生姜は、一般的に「新生姜」と呼ばれ、
湯通しして甘酢に漬けたものを、薑(はじかみ)生姜と言います。

収穫時期で葉生姜、新生姜、根生姜などと呼ばれています。
品種は違っても、呼び方が変わってても、すべて生姜です。
料理に使う、調理方法に合わせた食材で、
収穫時期を変えて、名前が変わる珍しい野菜です。



生姜の種類は、世界に1,300種以上あると言われています。
原産は、はっきりしないようですが、インドらしいです。
ヨーロッパには、マルコポーロが持ち帰り、
香りで爆発的に人気が出た生姜です。
その後、新大陸発見で、生姜を持ち込んで栽培しています。

古事記にも登場する「はじかみ」は、生姜の呼び方です。
またサンショウも、「はじかみ」と呼ばれていたそうです。
区別するのに「くれのはじかみ」「ふさはじかみ」と呼ばれ、
辛いものの総称を「はじかみ」と呼んでいたようです。

生姜は中国の呉の時代に、入ってきたと推定され、
「くれのはじかみ」は「呉のはじかみ」のようです。
中国では生姜を、「生薑」と書かれていて、
「薑」の漢字の代用として「姜」が使われた模様です。

ショウガの呼び方
根ショウガ:10月に収穫した生姜の根です。

葉ショウガ:春に植付けて、8月後半頃から収穫します。
根が小さく「はじかみ生姜」で、谷中生姜が有名です。
葉っぱを食べるわけではありません。

ヒネショウガ:老成生姜、囲い生姜とも呼ばれ、
前年に、種生姜として、植え付けた根の部分を貯蔵して、
随時出荷され、繊維質で辛みが強くなっています。
ヒネショウガを植えて、芽が出てきたのが葉ショウガ、
新ショウガ、筆ショウガです。

筆ショウガ:新生姜を切り取ると、筆のようになっていて、
形から名前がついています。はじかみ生姜です。

囲いショウガ:ヒネショウガを一度貯蔵し、囲い生姜と呼ばれ、
出荷は12月と翌年3月、寒い時期は出荷されません。

新生姜の旬は、ハウス栽培が4月から8月頃で、
露地栽培が、秋口の10月から11月頃です。
本来なら旬は秋口ですが、
全国的に夏場が、旬として定着しています。


はじかみ


いかがでしたか?
花の楽しみ方は、色々ありますね。
自然界や植物を知る事も、そのひとつです。

花が咲いたのを見たことがない、身近な野菜に、
サトイモとショウガがあります。

食用の生姜は、花が咲かないと思っていましたが、
日本では、40年して初めて花が咲いてるのを、
見つけた農家があります。それほど見られない貴重な花です。

東南アジアの生姜生産畑に行くと、見られるそうです。
見られると言っても、土から茎が出て花が咲きます。
小さくて見落してしまいます。

食べられる生姜の花の他に、ジンジャーの花があります。
ヨーロッパに、ジンジャーの大きめの花があります。
白い花が咲きます。写真が今、見つけられません。
また熱帯地方にも、ジンジャーがあります。
レッドジンジャーやトーチジンジャーや他の名前もあります。

ジンジャーエールは、10代から知ってる飲み物です。
アメリカ独立記念日は、軍の施設を開放してくれます。
でっかいマグカップで飲むコーヒー、
おしゃれな感覚のジンジャーエールの小瓶。
アメリカの豊かな生活に、憧れたものです。

真冬のストックホルムの、道路に面したバーで飲んでたら、
入ってくる人が、みな同じ注文。
バーテンダーに聞くと、ジンジャーと言ってました。
寒いから、ジンジャーで体を温めるのでしょう。



「根と葉っぱの違いは」今さら聞けな~い!花や植物の話!

2017年11月20日 | 花や植物の話
「根と葉っぱの違いは」土をいじらないと覚えないかも!花や植物の話!



根と葉っぱの違いは、植物は根、茎、葉で出来ています。
茎と葉っぱの違いは、専門家でも難しいそうです。

茎のように見える葉っぱ、葉っぱのように見える茎もあり、
これらは解剖学的な違いから、区別しているそうです。
専門家でも、普通に葉に見えるものを葉っぱ、
茎に見えるものを茎と区別して、
とくに葉っぱを、厳密に定義していないそうです。

根と葉っぱの違いも、厳密な定義がないのでしょうか。
野菜など見ると、大根、カブ、ニンジン、ゴボウなどは根っこ、
大東亜戦争で、欧米の捕虜に食わせたゴボウ。
木の根っこ食わせやがってと、憤慨させたゴボウも根っこ。

白菜、キャベツ、レタスなどには、茎がないんじゃないの、
と目に見えると思います。
また、タンポポなどのロゼット状は、茎が見えません。

そうすると、どこから根と茎なのでしょうか。
目で見た世界では、わかりづらい植物があります。
目ではわからくても、葉っぱと根っこの間に茎があるそうです。

さらに大根やカブには、根と茎の間に胚軸(はいじく)があり、
茎でも根でもないそうです。
胚軸とは、種子植物の胚(はい)にできる円柱形の部分。
茎の原型で、上端は子葉と幼芽に、下端部は幼根になるそうです。
ますます難しくなって、専門用語が出てきますが、
なんとなく理解できそうです。



都会に住むと、土をいじらなくなります。
土に種を蒔いたり、苗を植えたり、収穫する機会が、
少なくなります。また田舎でも、婆ちゃんが作った泥ネギを、
若い嫁さんたちが、使わないそうです。婆ちゃん嘆いています。
ネギは根っこが白く、きれいに生えてくると思ってるようです。

植物は見れば見るほど、いろいろな問題定義をしてくれます。
素人ですから、専門まで詳しくなる必要はありません。
ただ、ちょっと気になったが、少しわかれば良いと思ってます。

根と葉っぱの違いは
① 茎には葉がつきますが、根には葉がありません。
② 茎と根とでは、道管や師管の並び方が違っています。

道管と師管とか1文字しか違わない用語は、2つとも維管束の一種で、
日常生活では、まず使わない言葉です。専門用語ですね。
道管とは、
根から吸い上げた水分や養分を運ぶ管。
覚え方は、吸い上げた水や養分を「水道管」のように運ぶ管。

師管とは
光合成(こうごうせい)で作った養分を運ぶ管。
覚え方は、養分しか運ばない「けしからん管」

ドイツの植物学者エデュアルト・シュトラスブルガーが、
1894年に植物学教科書の「根」の第1行は、
「根には葉がない」から始まっています。

根と葉の決定的な違いは、葉が出るか出ないかになります。
ダイコンやニンジンなどは、根から直接葉っぱが出てるように、
見えるかもしれませんが、根の上部に短い茎があり、
そこから葉っぱが出ています。

根と茎の違いや、根と茎を判断するには、
植物の全ての箇所を、輪切りにしないと、わからないそうです。



いかがでしたか?
花の楽しみ方は、色々ありますね。
自然界や植物を知る事も、そのひとつです。

根と葉っぱの違いは、専門用語がたくさん出てきます。
専門用語が多くなると、素人にはわかりにくくなります。
根と葉っぱの違いは、
茎には葉がつきますが、根には葉がありません。
と覚えるのがいいと思います。

根にはヒゲ根が出ますが、どうしてでしょう。
なにかの役目が、あるのでしょうか。

単子葉植物で、発芽後に主根が出来て、成長が退化したのちに、
茎の下部から、多数のひげ状に生える不定根だそうです。
もう成長が終わったから、いつでも食べられますよ。
食べないと、ヒゲ根が増えちゃいますよ、の合図ですね。


「離弁花(りべんか)ってどんな花」今さら聞けな~い!花や植物の話!

2017年11月20日 | 花や植物の話
「離弁花(りべんか)ってどんな花」専門用語は難しい!花や植物の話!



離弁花(りべんか)って花が、専門用語に出てきます。
植物の形態には、被子植物と裸子植物に分かれています。
子孫繁栄に、胞子で増えるものと、種で増えるものがあります。
種で増える植物の中に、被子植物(ひし)と、
裸子植物(らし)に分類されます。

被子植物は、アサガオ タンポポ ナス アブラナ サクラ など、
花が咲いて、昆虫類が寄ってきて、受粉を助けてくれます。
裸子植物は、マツ スギ イチョウ ソテツ ヒノキなど、
花といっても花びらがなく、地味で昆虫が寄ってきません。
虫に花粉を運んでもらえませんから、風で花粉を飛ばして、
受粉させます。

きれいな花が咲き、花びらがあるのが被子植物。
きれいな花が、咲かない木などが裸子植物。


きれいな花が咲く被子植物の中に、
単子葉類と双子葉類の2つの種類に分類されます。
単子葉類は種から、最初に葉っぱが一枚でる植物です。
双子葉類は種から、2枚の葉っぱが生えてくる植物です。
専門家は、こういう風に分類してるんですね。


双子葉類が、さらに2つのタイプに分類されます。
双子葉類は、合弁花類と離弁花類に分けられています。
なんだか家系図を見てるようです。



植物の形態には、被子植物と裸子植物に分類。
さらに被子植物には、単子葉類と双子葉類に分類。
さらにさらに双子葉類には、合弁花類と離弁花類に分類。
頭の中が、ゴチャゴチャになりそうな、専門用語です。


花びらがあって、花びらが、くっついてるか、離れてるかの話。
花びらがくっついていれば合弁花類。
花びらが離れていれば、離弁花類。
過去に、「タンポポの花びらは何枚!」にも登場したと思います。

花を外から眺めているだけだと、わからないのが普通。
花びらがくっついた合弁花類の植物は、
アサガオの花びらは5枚。くっつてるから1枚にしか見えない。
ヒマワリ、コスモス、タンポポ、キク科の植物など、
花びらがたくさんに見えるが、花びら1枚が、
5枚の花びらがくっついて1枚の花びら。
沢山の花びらに見えるけれども、1枚の花びらは5枚なんです。

花びらが離れてる離弁花類の植物は、
菜の花に代表されるアブラナ科の植物やサクラ、ウメなど沢山あります。
離弁花は、花じゃないんです。専門用語です。


今までの家系図のような中に、被子植物には、
単子葉類と双子葉類に分類され、
双子葉類が、合弁花類と離弁花類に分類されているのに、
単子葉類は、分類がありません。行き止まりです。

単子葉類にも花びがあります。
花びらが、くっついてるもの、離れているものもあります。
単子葉類にも、合弁花類と離弁花類が、あっても良さそうなのに。


双子葉類では、植物の種類(科)ごとに、合弁なのか、離弁なのか、
はっきりと分類できるそうです。
それで植物学者が、研究しやすいように分類したそうです。

単子葉類の方は、花びらの様子が、それぞれ様々にあるそうです。
同じ科の中でも、離れているもの、くっついてるものがあるそうです。
これでは単子葉類に、合弁花類と離弁花類とわけても、
植物の研究に全く役に立たない。それで双子葉類だけに、
合弁花類と離弁花類を、分類したそうです。



いかがでしたか?
花の楽しみ方は、色々ありますね。
自然界や植物を知る事も、そのひとつです。

植物の専門用語は、難しいです。
読んでいる先々から、前の言葉を忘れます。
すると、なにがなんだか、わからなくなってきます。

それでも花に関する用語を、少しでも理解したいと思います。
分からなければ、わからなくても、いいのですが、
少しずつの積み重ねで、理解できるようになるでしょう。


花びらがくっついてる合弁花類の花は、
キクの仲間(キク、タンポポ、ヒマワリ、コスモス、ヒナギク)
ウリの仲間(スイカ、キュウリ、カボチャ、ヘチマ)
ツツジの仲間(ツツジ、サツキ)
ヒルガオの仲間(アサガオ、ヒルガオ、サツマイモ)
ナスの仲間(ナス、トマト、ジャガイモ)
その他キキョウ、ミント、フロックスなど。

花びらが離れてる離弁花類は、
バラの仲間(バラ、サクラ、ウメ)
アブラナの仲間(ダイコン、キャベツ、ハクサイ、ナズナ)
マメの仲間(エンドウ、ダイズ、シロツメクサ、レンゲ、フジ)
その他カタバミ、ツバキなど。


分類や用語が少しわかってくると、今まで花を見ていた、
感覚が変わってきます。
また花の名前がわからない場合でも、用語を思い出して、
調べるのも楽になります。