三重県の事業仕分けは9月17(土)~18(日)で終わりました。
私は16日(金)の夕方にこちらを出発し、津には19時着。その時間に到着できたのは、加藤代表とスタッフの森山さんだけでした。
ということで、3人で夕食&軽~くワイン。もちろん、仕分け前夜はセーブして、グラスに少しだけでしたが。
メインディシュは三重県のブランド、「みえ豚」のパテ、生ハム・・・おいしかったです!
加藤さんいわく、「仕分け人は、草食なんて言ってちゃいけない」んだそうです(笑)
肉食に徹した3人は、おかげさまで気力・体力とも充実、みえ豚パワーで仕分けに臨めました。
さて、1日目の最初の事業。やや不十分な説明が続きました。
特に、事業の委託先が県出資の団体等の場合は、当該法人の財務状況、職員構成などの資料を添付していただいています。だから、その中身をお聞きするのは容易に想像できると思うのですが・・・
事前研修でも予告していた質問項目なのに、どうして準備していただけなかったのか不思議でした。
仕分け人からは、前のコマの議論を聞けば、質問は想定できるのだから、次の課は準備してほしい、と何度か苦言が呈されました。
このような団体は出資があるだけで既に優遇されているし、土地や建物も自治体から無償提供されている場合も多く、民間企業に比較してかなり有利です。
その上、運営のための人材が確保でき、給与も自治体職員なみ、さらに運営費補助や事業の受託などにより黙っていても仕事がやってくる・・・では、民業圧迫といわれても仕方ありませんね。
ですから、天下りや出向は何人いるのか、補助金、受託収入などの割合はどの程度か、内部留保金があるのかなどをお聞きするのです。
その上で、団体に委託をする必然性や、その団体でなければ担えないのか、という妥当性は仕分け人が判断材料として、ぜひ押さえたい項目なのです。
社会福祉協議会、体育協会、土地開発公社をはじめ、各自治体にあるさまざまな団体への委託や補助などが仕分け対象になったら、どうぞ十分な準備をしてください。
次回の仕分けは、10/1~2の龍ヶ崎市です。該当する団体、ありそうですね。よろしくお願いします<m(__)m>
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ネットで仕分けをみていた自営業者です。
正直もっと事業内容の質疑で議論が深まるところがみたかったです。県の準備不足なんでしょうね。
ただ、補助先法人の職員とはいえ、公益法人でもない法人職員個人の給与を全国生中継の場でしつこく質問するのはどうなんでしょうか。それよりも、限られた時間の中で事業の適否を判断するために、県当局にも仕分け人にももう少し事業の中身についての質疑を促して欲しかった気がしました。
ご指摘の通り、個人の給与を知ることが目的ではありません。仕分け人も「特定個人の金額でなくても良い」と言っていましたね。
しかし、仕分けに先立って行われる事前研修の段階から、職員のみなさんには、法人の財務状況や、いわゆる天下りについての問題意識を持っているか、確認するための質問が出されると予告してあります。
1コマ目で指摘され、2コマ目まで時間があったにもかかわらず、まだ用意されていなかったので、あえてその意欲が見られないことを指摘したかったのでしょう。
こんなこと時間を浪費したくないからこそ、事前研修を行っているのですが…