『天体の回転について』 小林泰三
¥1,700+税 早川書房(Jコレクション) 2008/3/25発行
ISBN978-4-15-208906-9
8篇収録の短篇集。
表題作「天体の回転について」は軌道エレベータもの。
「灰色の車輪」はアシモフのロボット三原則。
「あの日」はSF考証について。「性交体験者」をエロチックSFと読んでいいのか。「銀の船」はファーストコンタクトもの。「三00万」は、つまり、ウルトラマンとかに出てくる宇宙人の攻撃方法が全裸で暴れるだけ、という点を哲学的な深い理由に基づいて説明してみた…の? 「盗まれた昨日」は好きなパターンだな。長期記憶が欠落した人類が、メモリに記憶能力を任せる時代。私にもこのメモリシステムください。「時空争奪」いちばん小林泰三っぽい気がする。グロテスクで理不尽で救いがなくて。いいなあ。
¥1,700+税 早川書房(Jコレクション) 2008/3/25発行
ISBN978-4-15-208906-9
8篇収録の短篇集。
表題作「天体の回転について」は軌道エレベータもの。
「灰色の車輪」はアシモフのロボット三原則。
「あの日」はSF考証について。「性交体験者」をエロチックSFと読んでいいのか。「銀の船」はファーストコンタクトもの。「三00万」は、つまり、ウルトラマンとかに出てくる宇宙人の攻撃方法が全裸で暴れるだけ、という点を哲学的な深い理由に基づいて説明してみた…の? 「盗まれた昨日」は好きなパターンだな。長期記憶が欠落した人類が、メモリに記憶能力を任せる時代。私にもこのメモリシステムください。「時空争奪」いちばん小林泰三っぽい気がする。グロテスクで理不尽で救いがなくて。いいなあ。