読書とかいろいろ日記

読書日記を中心に、日々のあれこれを綴ります。

文楽 2019年地方公演

2019年10月04日 | 文楽

昼の部

生写朝顔話
 明石船別れの段
 笑い薬の段
 宿屋の段
 大井川の段

萩の祐仙を遣う勘十郎さんが良かった!
隣の席の女がうざかった……。着物着てくるのはいいけど、袖がはみ出しまくってすごく邪魔なんですけど~。チャリ場での笑い方もわざとらしかった…。

 

夜の部

ひらかな盛衰記
 松右衛門内の段
 逆櫓の段

日高川入相桜王
 渡し場の段

日高川入相花王はやっぱ、清姫の早変わりシーンが盛り上がりますね。


文楽名古屋公演

2018年10月05日 | 文楽

今日は午後から文楽。
昨日一昨日は事務のパートさんがお休みで、今日は私が早退なので、10日の支払いを前にも~~~バタバタです。
なので、うっかりしていたのです。

「sivaさん、今日はチケット買うんじゃなかった?」

同僚から言われてハッ!
もう10時過ぎてた!!

ぎゃーっと叫んでスマホひっつかんで休憩室へ。

あービビった。言っておいてよかった。こっそりやろうと思ってたらお昼の帰るころになって叫ぶところでしたよ。
声かけてくれてありがとう、同僚!
だって本当に仕事忙しかったんだもん!

 

そして昼過ぎに早退。
芸創センターにて文楽名古屋公演。
中日ビルの建て替えに伴い中日劇場が閉鎖になって、中日文楽が終わっちゃったので、名古屋で見られる文楽はこれだけだもん。行かなきゃね。

■昼の部

 義経千本桜
  椎の木の段
  すしやの段

■夜の部

 義経千本桜
  道行初音旅
 新版歌祭文
  野崎村の段

今回、道行初音旅で扇子のキャッチ成功! 拍手! お見事でした~。
夜の部で、通路挟んだお隣の席の女性が明るい人で、けらけら笑いっぱなし。ここまで笑う人、珍しいな。でもホントに楽しそうだったので、聞いててこちらも楽しくなる感じでした。

昼の部の解説と、夜の部では「道行初音旅」で狐忠信と「野崎村の段」で中を語った希太夫。ひそかにファンです。
わりと優しい顔立ちしてるんだけど、野崎村で意外にも悪者役を嫌な感じに語っていて聞きごたえがありました。若手だ若手だと思っていたけど、もう中堅と言っていいのかもしれない。

 恒例、ロビーで人形と記念撮影。


中日文楽

2018年03月02日 | 文楽

中日ビル取り壊しに伴う、中日劇場閉鎖のため、今年が最後の中日文楽。

・中日文楽よもやま話

・義経千本桜
  道行初音旅
  河連法眼館の段

よもやま話では、豊竹呂太夫さん、鶴澤清治さん、桐竹勘十郎さんの三人に、司会の女性が質問して……という形式。文楽の世界に入ったきっかけとか。三人とも、親または祖父に引っ張られて、という理由で、文楽の魅力に取りつかれてみたいな盛り上がる話は皆無。ははは。
中日劇場の思い出として、清治さんが「大きくてびっくりした」と言ってるのが微笑ましかったですね。
勘十郎さんは、昭和41年に中日劇場杮落としから参加なさっているそうです。当時中学生とか。どの人形をだれが使うかという配役表みたいなのがあって、当時は勘十郎さんのお父上が書いていたそうなのだけど、中学生だからなのか、名前が書いてなくて空白になってるんだそうです。という当時の資料をわざわざ持ってきてくださった。今回の公演のものも併せて見せてくださって、それは勘十郎さんがお書きだそうです。親子二代で、杮落としと最終公演。
ていうような、中日劇場にかかわる話も聞けました。

義経千本桜では、「道行初音旅」見せ場のひとつ、扇子の投げ渡しが失敗して残念だったー!
私、「道行初音旅」はもう3~4回見てるんだけど、成功したところは1回しか見てない。そんだけ難しいんだよね。

「河連法眼館の段」では、簑助さん登場!
しかし、うーん、やっぱり足がお悪いのだな、ほとんど動きがない。その分、勘十郎さんが走り回ってますけど(笑)。フィニッシュは宙吊りですからね、この演目。

そして最後に、まさかのカーテンコール。
文楽でカーテンコールって初めて見た(笑)。

これが最後って本当に残念。


文楽地方公演

2017年10月06日 | 文楽

一年一度の文楽地方公演に行ってまいりました。
一昨日の日記に書いたように、今年は時間との闘いだった……!
今週の残業時間合計したら、金曜日の午後休の時間に匹敵するね。労働時間前倒ししただけで、全然休んでないよ。いやまあ、忙しい時期に休む私が悪いんだけど……。

そのように、万難繰り合わせて駆けつけた文楽です。

昼の部

桂川連理柵(かつわがわれんりのしがらみ)
 六角堂の段
 帯屋の段
 道行朧の桂川

帯屋の段のチャリ場の笑いの滑稽なこと。儀兵衛が笑いすぎて足までぴくぴくさせてる様は、腹立つシーンなんだけど、つい笑ってしまう。そしてこういうのを見ると、文楽って元々庶民の娯楽なんだよなあって肌で感じる。伝統芸能でございって高尚な趣味みたいな錯覚しそうだけど、そんな肩ひじ張らなくても、気楽に見ればいいじゃんって。

 

夜の部

曾根崎心中(そねざきしんじゅう)

 生玉社前の段
 天満屋の段
 天神森の段

曾根崎心中、2010年にも名古屋公演で演ってるじゃん。中日文楽でもやったしさあ。もっと他の演目がよかったなー。
などと思っていたのですが、見始めたら引き込まれました。
勘十郎さんのお初、よかったわ~。
天神森の段でツレを語った希大夫、ブログを読み返したら2010年もツレでした。ちなみに解説も希大夫。がんばれ。一段語ってくれ。聴いてみたいよ。

 

せっかく買った自転車、芸創センターまで自転車で乗り付けたかったのにあいにくの雨。久しぶりに平日の地下鉄に乗りました。
帰りは雨の中、歩いて帰ってみた。ちゃんとリュックカバーかけておいたのにパンフが濡れた~~~。大ショック。


人形浄瑠璃の祭典in池鯉鮒

2016年11月27日 | 文楽

 

国民文化祭の一環で、知立市のパティオ池鯉鮒でタイトルの催しがありました。

行く気満々だったんだけど、天気予報が悪かったんで、前夜になって迷いが。
迷った分、出るのが遅れたけど、結局行ってきましたよ。

 知立駅からパティオ池鯉鮒まで歩く途中のコスモス畑。

 これがパティオ池鯉鮒。

 入ったらいきなり山車が。こんな山車が何台も一堂に会したら、そりゃ壮観だろうなあ。

 入場したら、舞台には山車。山車文楽をそのまま山車でやってんのか!

 知立からくり保存会の「一の谷合戦」でした。
山車の下のほうに大夫さんと三味線さんが。
上のほうには人形さんが。人形は、人形遣いさんが遣うだけでなく、からくりもあって、槍に串刺しにされた人形が振り回されるなど、動きが大きくて、派手だった!
うわーうわー、と見ているうちに、終了。
ついて10分くらいで昼休憩に入っちゃいましたよ!
昼過ぎの到着って嫌な予感はしたんだよー。太鼓の祭典アゲイン(>_<)。

 

午後からは、一宮市の島文楽保存会の「式三番叟」、京都丹波からの和知人形浄瑠璃会の「菅原伝授手習鑑 寺子屋の段」、福井県鯖江市「近松座」の「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」と続きます。いやー、言っちゃなんだけど、この辺りは素人臭くてねー。素朴でよかったけど~。プログラムを読んで、午前中に来るべきだった! と後悔しました。
知立山車文楽保存会の山町人形連とか、阿波人形浄瑠璃のふれあい座とか、しっかりしてそうだよなあ。
あとは相模人形芝居、長谷座に佐貫源之丞保存会。たぶんこの先見る機会ないよなあ。ラスト10分しか見られなかったからくり保存会も!

 ←これは近松座。がんばってます。

 寝坊した自分を責めながら見ておりましたら、最後の出し物で目が覚めました。知立山車文楽保存会の中新町人形連。「鎌倉三代記 三浦之助母別れの段」、大夫が一声発声しただけで、もう全然格が違う。

 山車の前で人形が動きます。
ああ、デジカメ持っていけばよかった。
あと、オペラグラス! じっくり見たかった~~~。

 

うーむ、来年は知立まつりに行かねばなるまいか。


文楽地方公演

2016年10月07日 | 文楽

今年も文楽名古屋公演の季節がやってきました。
10日の支払日を前にして、無理やり仕事を終わらせて強引に半休もぎ取って行ってきました。

昼の部
 妹背山女庭訓
  杉酒屋の段
  道行恋苧環
  姫戻りの段
  金殿の段

夜の部
 近頃河原の達引
  四条河原の段
  堀川猿廻しの段

 

『妹背山……』は、粗筋読んでも実際見ても、なんか腹立つんですけど!
お三輪が不憫なり。つか、求馬のどこがいいの、捨ててしまえ、こっちから。
橘姫よりお三輪に感情移入してしまう。
腰元たちにいじめられるシーンは、笑うとこなのかもしれないけど、江戸の当時はいざ知らず、今の時代は笑えないよねー。

『近頃河原の……』は、文楽を見るようになった最初のころ、津まで行って観たんでした。初めて見た時、猿廻しの与次郎の妹思いの優しさにホロリときたよ。
今回も、ご飯を掻っ込むシーンの芸の細かさ、妹に布団をかける優しいしぐさ、猿廻しの猿の可愛さにきゅん♡(笑)。
……でも、前回見たときのほうがもっと良かったような気が。
ところで、猿のかわいい動きは、与次郎を遣う人形遣いさんではなく、別の人形遣いさんが動かしてるんですけど、その人の名前は出ないんだなあ。そりゃまあ文楽の人形の使い方とは違うけど、かわいかったから拍手を送ります。ぱちぱちぱち。


中日文楽

2016年05月29日 | 文楽

毎年恒例、中日文楽に行ってきました。

中日劇場開場五十周年記念公演ということで、今日の客にはクリアファイルプレゼント♡ ちょっと嬉しい。

昼夜あるうち、夜の部のみ、観覧。

壼坂観音霊験記
 沢市内の段
 山の段

本朝廿四孝
 十種香の段
 奥庭狐火の段

「壼坂……」は、おととしの有松しぼり祭りで、知立の山車文楽で見たんだよね。プロの舞台を見てみたいと思ってました。
見た感想。沢市どん、実はけっこう剽軽者ちゃう? 

「本朝……」は、これで四回目。華やかで盛り上がる演目だから、上演機会が多いんだな。
ところで、箕作、ケモ耳ついてますけど……。あなたは忠信じゃないんだから狐の化身じゃないでしょう(笑)。


文楽……

2015年09月06日 | 文楽

10月2日名古屋芸術創造センターの文楽名古屋公演のチケットを買いそびれていて、今日ようやく買いに行ったのだけど……。

なんと、昼の部は既に売り切れ。
夜の部も後ろから二列目という非常に見にくそうな席しか残っていない。

ショック~!
文楽が売り切れることなんてなかろうと、たかをくくっていた私が馬鹿でした。


中日文楽

2015年05月31日 | 文楽

中日劇場へ、文楽を観に行ってきました。
二代目吉田玉男さん襲名口上もあるので、やっぱ行っておきたくて。
しかしおサフと相談して、夜の部だけ。昼の部は断念。情けないー。でも多分、無理に行っても全編爆睡で終わった気も……(^_^;)。

さて、夜の部は口上で幕開き。
舞台でなく、床に並んでの口上でした。びっくり。
きっと「仮名手本忠臣蔵」の舞台を組んでしまうから、バラしたりの時間を考えると無理だったんだろうなあ。しかし床で口上。文楽劇場の床は、ときどき大夫さんと三味線さんが10人くらい並んだりするくらい広いからいいけど、中日劇場の文楽用に拵えた床は四人並ぶには結構ギリギリっぽかったな(笑)。
それにやっぱ口上は正面からがいいんじゃないかと……。いや、いいんですけど。じゅうぶんですけど。

そして「仮名手本忠臣蔵」三段目と四段目。
三段目 下馬先進物の段
    腰元おかる文使いの段
    殿中刃傷の段
    裏門の段
四段目 塩谷判官切腹の段
    城明渡しの段

すごかった…………!
仮名手本忠臣蔵、人気の理由がわかった気がする。
これは観に来て良かった、見る価値あった。
四段目、塩谷判官切腹の段のラストから城明渡しの段、浄瑠璃語りがない静かな舞台で動く人形たち。
さいごの「はったと睨んで」がもう~~~~~っっっ!
こんな舞台だったなんて全然知らなかった。知らずに見て正解だった。
ああもう、たまらん!

 

中日ビル1階ロビーのモニターで、記念映像の上映をしていた。
4階のギャラリーでも上映していて、じっくり見学してきたんだけど、文楽鑑賞のあとで観るといっそう感激。
この映像、販売しないのかなー。