『さいごの毛布』 近藤史恵
¥1,500+税 角川書店 2014/3/30発行
ISBN978-4-04-110649-5
「老犬ホーム」が舞台。
最後まで一緒に過ごすことはできない、でも捨てることはしたくない。そう思った飼い主がここに犬を連れてくる。
犬には犬の、人には人の、事情がある。
そこで働く智美にも、先輩スタッフの碧にも、オーナーの麻耶子にも。
『さいごの毛布』 近藤史恵
¥1,500+税 角川書店 2014/3/30発行
ISBN978-4-04-110649-5
「老犬ホーム」が舞台。
最後まで一緒に過ごすことはできない、でも捨てることはしたくない。そう思った飼い主がここに犬を連れてくる。
犬には犬の、人には人の、事情がある。
そこで働く智美にも、先輩スタッフの碧にも、オーナーの麻耶子にも。
『マカロンはマカロン』 近藤史恵
¥1,500+税 東京創元社 2016/12/16発行
ISBN978-4-488-02552-6
おいしそう。
基本的にフランス料理は主にお財布の事情でなかなか行けない。ていうか、なかなかどころかほとんど? 人生で何回行った? てなもんだけど、こうやって読むと、おいしそうなんだよねー。
ビストロ・パ・マル。
日常の謎系ミステリ連作集。
こーゆーの読むと、近藤史恵、うまいなーって思う。
『大江戸ドクター』 和田はつ子
¥1,600+税 幻冬舎 2013/11/5発行
ISBN978-4-344-02482-3
> 幕末の江戸、神薬と呼ばれる麻酔を駆使して、絶望の淵に立つ患者の人生を蘇らせる蘭方医・里永克生
という話です。
どんな難病も手術で解決。
軽い話が読みたくて手にした本なので、その意味ではぴったりだったのだけど、まあ…読みごたえというか、リアリティはあんまり…。
『職業‟振り込め詐欺”』 NHKスペシャル「職業“詐欺”」取材班
¥1,000+税 ディスカヴァー21 2009/10/5発行
ISBN978-4-88759-745-7
鈴木大介『振り込め犯罪結社』で紹介されていた本。
これはこれで興味深いけど、鈴木大介のほうが読みごたえがあるなあ。
『世界一やせる走り方』 中野ジェームズ修一
¥1,300+税 サンマーク出版 2015/2/20発行
ISBN978-4-7631-3435-6
世界一やせる走り方、それはとにかく続けること。
そうですね、まったくですね。
『最悪の将軍』 朝井まかて
¥1,600+税 集英社 2016/9/30発行
ISBN978-4-08-771006-9
五代将軍綱吉の生涯を、正室信子の視点と合わせて描く時代小説。
近年見直しが進んでいる綱吉。生類憐みの令は捨て子禁止令などと並ぶ慈愛の法であったことが明らかになっている。
実際のところはどうだったかなんて、本人でなければわかりゃしない。
ただ、小説としてはたいへんおもしろうございました。
『十五の夏 (下)』 佐藤優
¥1,800+税 幻冬舎 2018/3/30発行
ISBN978-4-344-03271-2
高校一年の夏休み、佐藤優は東欧・ソ連を一人旅した。
……すげー。
1975年。高校生の海外一人旅なんて、しかも共産圏なんて、周りが皆親切なのも道理だ。
皆、といっても、まあそりゃ中にはトンデモな奴もいるけど。
そして高一にして英語が話せる。思ったことの半分も伝えられない、と書いているけど、読んでる限りではすげえです。
佐藤優はこうやってできたのか。
旅から帰って、一回り成長してすごく優秀な学生になってその後有名大学に進み……という絵にかいたような将来につながらないところがまた良い。
『ハロー・ワールド』 藤井太洋
¥1,500+税 講談社 2018/10/16発行
ISBN978-4-06-513308-8
すっごくおもしろかった!
ITの近未来、ありえそうな近い将来。
著者のフジイをもじったと思われる主人公のフヅイ(文椎)をはじめとして、登場人物がみな頭の回転が良く、賢い人の目に世界はこう見えてるんだなあ、でも文椎は英語苦手なんだなあという意外感を含め、とにかく面白かったです。
仮想通貨を見る目がちょっとだけ好意的になったような気がする。
始めないけどね。