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2020年 最初の修理はジムニーのバルブステムシール交換

2020年01月13日 | ジムニー(JA71)
2020年になってもう2週間近くたちました。
今は真冬のはずなのに、、、
ほぼ毎日雨ばかり降って雪がまったくありません。
この辺の山も雪不足でスキー場は営業していないみたいです。
今シーズンはスキー出来ないかな?


ではお題のジムニー。

以前からエンジンオイルが減るのは書いてました。
年末にオイル交換した時レベルゲージ見たら下限よりも少なかった。
約2500km程度の走行でこんなに減ってしまうエンジン。
アクセルベタ踏みするとマフラーからボワーーーッと臭そうな排気煙が出る。
夜、後ろの車のライトに照らされると良く分かります。(臭いだろうなぁ)
これはオイル下がりの症状らしい。

もう30年・18万キロ以上も走ってきたエンジンなのでバルブステムシールを
交換しようとずっと前から思っていました。

本当はエンジン降ろしてOHしてみたいけど1日じゃ絶対終わらないので
今回はバルブステムシールのみ交換します。

ロッカーアームやシャフトは外さないで出来るだけ簡単に交換できるよう治具を作成。
ネット見ると同じような作業をしている先輩たちがいますのでそれを参考に
自分なりに安く簡単に作ってみました。




材料はすべてホームセンターで調達できる物を使用。
どれも資材コーナーで見たことあると思います。
加工はスチールの平板を切って穴あけただけですが
ぶっつけ本番なのですぐに色々調節できるよう穴は沢山開けています。

まずはインタークーラー外して



オイルキャッチタンクにつながっているブローバイのホース外して、、
うっ、乳化したオイルが溜まっている。
あとでまたオイルキャッチタンク開けてみよう。



スライディングハンマー使ってヘッドカバー取ってみたら内側が結構汚れていました。



バルブ回りもスラッジが所どころ付着している。
この前エンジンの洗浄剤入れたんだけど、、、。
ウエス切って通路の穴に詰めて下にコッターとか落ちないようにしておきます。



自作のバルブコンプレッサーはこんな感じで使います。



ピストンを上死点にするだけでコッターを取ることができました。
思っていたより楽に取れた。
スプリングを取り出すときはバルブを下げないと取れないのでピストンを下げて
バルブも一緒に下げます。(下げすぎないように注意)
このジムニーはクーリングファンも直結なので
手でファン回すとピストンも上下するから簡単です。



アマゾンで送料込み600円!ほどで売っていたバルブステムシールプライヤー。
ちゃんと使えました、便利です。 (^▽^)/



はずしたシールと新品との比較。
穴が約1mmも大きくなってた。
もうスカスカ、これでは漏れますね。



新品シールの打ち込みにはM12又は1/2インチのナットが丁度良さげです。
ピッタリ凸部が嵌まりました。
あとはリテーナーをのせて自作治具でギュッと押すと簡単に嵌まります。





ここまで出来ればあとはまた同じようにスプリングを縮めて
コッター挿して出来上がり。
これを6箇所繰り返す。

最後、6個目も無事に終了。



写真には写していませんがヘッドカバーのガスケット。
これが頑固にこびりついていて更にコルクみたいなのが混ざっているみたいな物で
こじってもボロッと割れて簡単に剥がれない。
剥がし方までは調べてないからスクレーパーやドライバーで少しづつ剥がしました。
それとブローバイの通路!
圧縮エア+灯油でブッシューとしてると固まった異物がぽろぽろ出てくる。
ここも気が済むまで洗いまくりました。

バルブクリアランスはシックネスゲージが見当たらなかったので(たしか持ってたハズ)
手の感触で調整。
バモスもKPもずっと「手」で調整してきたし自分の車だからこれでもいいのだ。

組立後、エンジンもちゃんと回ったし異音も出ないので試走です。
ちょうど暗くなってきたし後ろの車のライトで排気煙が出て無いか確認。
アクセルベタ踏みっ!
おっ、煙が見えない、出ていない!
50キロほど試走。
自動車専用のバイパスとかでスピード出しながらのベタ踏みでも煙はほとんど見えない。
ジムニー、また一つ改善しました。
あとはオイルが減るかどうかですね。

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