goo blog サービス終了のお知らせ 

遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

黄昏のビギン

2015年12月26日 | ギターのこと
「黄昏のビギン」は永六輔と中村八大のゴールデンコンビの作品で、1959年水原弘のシングルレコードB面に収録されていた。それから約30年後にちあきなおみの歌で、世の中に知られることとなった。しかし、ヒットまでは至っていないようだ。出だしのアルペジオのフレーズが特徴的であり、だいぶ前にCMの曲で流れていたと記憶しているが定かではない。

2、3ヶ月前、帯広から札幌に帰る車中のラジオでこの曲が流れていて、それが耳に残りこの曲を弾いてみたくなった。
ちあきなおみの歌ではハ長調(Cコード)で演奏されていたが、他の歌手はそれぞれ異なるキーで演奏している。この曲を歌っているアーチストは結構多い。

コード展開は意外と分かりにくく、Youtubeにギター伴奏のカラオケがアップされていて、それを大いに参考とした。リズムはズチャッチャ・ズチャズチャ、ズチャッチャ・ズチャズチャという感じであるが、これは「ビギンザビギン」という曲で代表されるリズムらしく、「黄昏のビギン」の曲名も「ビギンザビギン」から引用されたものかもしれない。(これは自分勝手な推測)

最近歌謡曲が面白いと感じている。歌謡曲ではないかもしれないが、河島英五の「酒と涙と男と女」をEXILEのATSUSHIが歌っている動画を見たが、そのギター伴奏があまりにカッコよい。ちなみにATSUSHIの「酒と涙と男と女」も悪くない。




「旅のはじめに」をギターアレンジ

2015年08月29日 | ギターのこと
長く続いているアコースティックギター雑誌に、アコースティックギターマガジンとアコースティックギターブックがある。これらには、新しいギターの紹介記事や弾きたくなるようなおいしい曲の楽譜が掲載されている。○○入門なんていう記事は何度も繰り返される。出版されるたびに購入してきた雑誌であったが、これらを愛読している限りは永久に入門者の域をでることができないと、ギター雑誌を一切買わなくなって10年以上は経過した。その確信は今でも変わらない。

最近にニールヤングの名前がインターネットのニュースにちょくちょく登場する。ユーチューブを見ると障害者の方々を対象にしたコンサートをご夫婦でやっている様子がアップされていた。かれこれ40年以上も前から未だ活躍しているなんて凄いことだ。あのかっこいいギターは今でも新鮮だ。OHIO、DOWN BY THE RIVER、HEY HEY MY MYだとか今弾いてもワクワクする。ニールヤングの多くの曲は1弦と6弦を1度下げたチューニングで弾かれていて、Dの音が常に響いている。適当ではなくちゃんと弾きたいと思って楽譜屋さんに行って楽譜を眺めた。びっくりした、コードが全部レギュラーチューニングになっていた。市販本に頼ってはいけないということを改めて確信した。

中島みゆきの「時代」や「糸」、札幌オリンピックのテーマ曲「雪と虹のバラード」、震災応援歌の「花は咲く」などなど、最近は聞き慣れた曲をギターで弾くことが楽しい。ギターの楽譜があればそれはとても助かるが、最終的には自分でどう弾きたいかである。

NHKにっぽん紀行のテーマ曲である「旅のはじめに」(ウォン・ウィンツアン)を聞くたびにギターで弾いてみたいと思っていた。しかしギター用の楽譜もなければ、ユーチューブで演奏している人も見かけないので、しょうがないので自分でアレンジしてみた。オリジナルはへ長調(Fコード)であるが、それでギターアレンジするのは厳しいので1度音を上げてト長調(Gコード)にしてみると、ベース音の指の運びがうまい具合につながり、音も途切れず曲らしくなった。

何度弾いてもミスなく最後まで弾ききることができないので、ミスだらけの拙い演奏ではあるが恥をしのんでユーチューブにアップした。


Carol KingのIt too late

2014年12月22日 | ギターのこと
いつも出だしだけしか弾いていなかったジェームステイラーの「You've got a friend」をきちんと最後までソロギターとして弾きたいと思って、ユーチューブを見ていたところ、関連動画のキャロルキングが目を惹いた。昔よく聞いていたtapestryに入っている「It too late」を再生すると、印象的なイントロが流れてきた。30年ぐらい前の曲だが、まったく色褪せていない。それで早速ギターにアレンジできないかチャレンジした。

Am7-D7の繰り返しで始まる出だしから次のコード展開がよく分からないのでGoogleで検索するとGm7に展開することが分かった。その次のパートはBmaj7-Fmaj7を繰り返す。このパートの次につながる間奏部分でCコードに転調する。ド素人の耳ではなかなか聞き分けられないので再びインターネットの力を借りてCmaj7-Fmaj7-Bmaj7-Am-Gm7-Fmaj7-Dm7-Esus4と展開することが分かった。

そして最初のイントロに戻る。どうも今ひとつパッとしない。悪戦苦闘の末、ベース音をA→C→Dという風に強調するとだいぶかっこよくなってきた。そして再びメロディラインとベース音の流れをつけてアレンジを完成させた。ユーチューブにアップされているどの演奏よりもかっこよく仕上がったと自負をする。

最近ほとんど楽譜本や雑誌を買わなくなった。スガシカオのプログレス(NHK仕事の流儀のテーマ曲)でもそうだが、いいなと思う曲をアレンジしてギターで弾くことは楽しいことである。

最後まで自分で歌えるぐらいにメロディを覚えなければギターへのアレンジもおぼつかない。なので理想的にはちゃんと歌えることがベストではあるが、悲しいかな音痴なのでそれは簡単ではない。この悪循環でここまでやってきたが、この壁を超えることは難しい。

吉川忠英 Calling You

2014年09月15日 | ギターのこと
吉川忠英が音楽を担当している映像を見つけることができました。
戸田恵梨香が主演している「Calling You」というミニドラマです。
そのなかで、吉川忠英の「On a Misty Road」と「Good Nights」が使われています。女優さんやストーリーには余り興味はありませんが、映像の雰囲気と曲がよくマッチしています。



ついでにもうひとつ、秀逸なビデオを見つけました。
夏川りみが、吉川忠英の伴奏で2曲、「イラヨイ月夜浜」と「涙そうそう」を唄っています。



この2曲が収録されている吉川忠英プロデュースの「夏川りみ 南風」が発売されてから12年が経ちました。夏川りみの歌声、吉川忠英の伴奏、すばらしすぎます。


吉川忠英 ブリキの機関車2

2014年07月30日 | ギターのこと


昔々、ギターを始めた頃に購入した「アコースティック・ギター ワークショップ」(KMP出版)という本がある。
1977年7月20日第1版と書いてあるので、今から37年前の本だが、有山淳司、谷口邦夫、井上憲一、村上律、長田和承、石川鷹彦、石田長生、中川イサト、細野晴臣、駒沢裕城、安田裕美、吉川忠英、小室等がそれぞれギターインストを2曲ほど載せている。細野晴臣の「3時の子守唄」、有山淳司の「今夜はカキ色の月が」に混じって吉川忠英は「お父さんはある日」を掲載している。
「お父さんはある日」はいわゆるオルタネートベースではなく、シンコペーションてんこ盛りの楽曲となっていたのが印象的だった。「ブリキの機関車」もそんな感じの曲である。
それにしても、この本の最後にところに空のタブ譜が10ページ分も付いていて、これに自分の曲を書いて編集部に送ると添削してくれるという。このギター本にかける編集者の熱意が伝わってくる。今やまぼろしの名本と云えるかもしれない。
「3時の子守唄」は「風をあつめて」に通じる演奏で、今でも何気なく弾いている曲である。

さて、「ブリキの機関車」であるが、「Guitar by Guitar」に収録されているだけの曲だと思っていたが、もともとは「In My Pocket」に収録され、松本隆の歌詞付きの曲であることを知った。ユーチューブでその曲を聞いたが、演奏はほとんど同じ、こんな前からこんな斬新な曲を演奏していたことに驚く。




ブリキの機関車と すり切れたグローブ
日に焼けたアルバムに ほほえむ家族
青い空に 背伸びをして いつか僕の背を 君は追い越す
La La La La La La
Uh それでいいよ 未来を創るのは君だから
La La La La La La
Uh 手を離して ここからは一人でいきなさい

腕相撲じゃ まだ負けない それはささやかな 僕の幸せ
La La La La La La
Uh それでいいよ 生き方は微妙に違うけど
La La La La La La
Uh 信じてるよ 優しく真っ直ぐにいきなさい