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遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

札幌ファクトリーで生忠

2017年07月07日 | ギターのこと

本日の夕方、札幌ファクトリーアナトリウム館で行われた吉川忠英の生ライブに行ってきた。

最初は、「カントリーロード」、「500マイル」、「風に吹かれて」などのフォークソングから始まり、インストで「上を向いて歩こう」、「世界でひとつだけの花」、「第三の男」やビートルズの曲をいくつか、そして最後は期待通りの「草原の音」で約40分のライブを締めくくった。

もちろんギターも言うことなしだけれど、生で聞く歌声とホーミーも素晴らしかった。あんな風に弾けて歌えたらどんなに気持ちがよいだろう。

翌日から約3週間かけて北海道を回るのだそうだ、ファンクラブの会員としては、是非とも北海道滞在中にもう一度ギターと歌を聞きたいものだ。帰りがけ、無料ライブへのせめてものお返しとしてギターピック(金と銀)のグッズを購入した。



急に思い立って、7月21日(金)の北海道ツアーを終えて札幌に戻ってきて行なわれたライブ(Coffee&Alcoleガッチャ)に行ってきた。30分くらい前に行ったが関係者しかおらず、ちょっと入り難い雰囲気、一番前の席に陣取った。
開演前の音合わせで本人現れたが、あまりの近さに居心地はよくない。その後数人程度の客入りだったが、7時から開演した。

でも一番前は、やはり情報量は多い、ファクトリーではよく分らなかったが、500マイルがGのキーで演奏していることが分かった。
吉川忠英は70歳を超えたと自分で言っていたが、とても元気でそんな風には見えない若々しさがあった。
久しぶりにライブもたまにはいいもんだ、また来年吉川忠英に会いに行こう。

吉川忠英「リラックス&スロー~ナチュラル・スタイル」の耳コピー状況

2017年06月01日 | ギターのこと
このアルバムを購入して約3ケ月が過ぎた。最初は、よくある癒し系音楽と決めつけ、あまり真剣に聞くことはなかったが、
何回かドライブのついでに聞いていると、それぞれの曲の良さが段々分かってきた。

  (ここで視聴できます)

01.美しき山 ・・・・・・・・・ コピー済み ノーカポD
02.Sunny Side Up
03.風窓
04.After Rain ・・・・・ コピー済み ノーカポC
05.Four Times
06.Morning Sun
07.Travolution
08.Pavement
09.N.A.D.
10.Sweetness
11.Delight
12.Habanera
13.318 Spring#1
14.タラの庭 ・・・・・・・・・・ コピー済み ノーカポD
15.Simple Life ・・・・・ コピー済み ノーカポD
16.Fuji House ・・・・・・ コピー済み ノーカポD
17.一日の終わり ・・・・・・ コピー&TAB譜済み ノーカポG
18.Slow Fuji ・・・・・・・ コピー済み ノーカポD

基本的にレギュラーチューニングで演奏された曲をコピー対象としている。
オープンチューニングに較べて、レギュラーチューニングの曲の方が深みのある楽曲になっていると思う。
DADGADを標準チューニングにしていた以前の自分が信じられない。
コピーした曲はすべてノーカポで演奏されていた。インストの場合には歌がないので、カポタストを使って音調を変える必要はないが、
例えばトニーエマニエルは曲ごとにカポタストの位置が決まっている。
自分の場合なら、指を広げる曲の場合にカポタストの位置で弾き易さを調整するが、トミーエマニエルの場合はそんなことないと思う。
弦の響きや心の中の口ずさみなど、これにはこれという何かがあるのだろう。

自分がいいなと思う感じが伝わるような演奏ができればうれしい。

吉川忠英「リラックス&スロー~ナチュラル・スタイル」から

2017年02月20日 | ギターのこと
久しぶりに吉川忠英でインターネット検索すると、「リラックス&スロー~ナチュラル・スタイル」というCDが発売されていることを知った。いてもたってもいられず、早速amazon.comでCDを購入した。

  (ここで視聴できます)

3日後にCDが届いたが、タイトルがあまりにヒーリングミュージック風であったため、真剣に聴こうという気持ちが萎えてしまった。そもそも、ソロギターミュージックがCD屋の癒し系やNewAgeのコーナーに置かれていることが気に食わない。(Windom Hillレーベルが残した影響は今でも大きい。吉川忠英のCDはどちらかというとニューミュージック系のところが多いのだが。)
しかし、その後ドライブついでに車の中で聞いていたらやっぱり吉川忠英の世界があった。

帰宅して早速耳コピーに取り掛かった。選んだのは1曲目の「美しき山」と最後の「Slow Fuji」、いずれもノーカポでレギュラーチューニング。

「美しき山」の出だしはDM7-CM7-DM7-CM7-BbM7-E9-A7でスタートし、主旋律は「アコギでNight」と同じD-B7-E7-A7 D-B7-E7-A7 で始まりF#m7-Bm7-Em-A7 F#m7-Bm7-Em-A7と続く、これを繰り返し、Am7-D7-GM7-GM7 Am7-D7-GM7-GM7 Gm7-C7-FM7-FM7 Gm7-C7-FM7-FM7 ・・・この間ほとんど人差し指でセーハしたコードが続き、特に旋律をゆったり響かせて弾かなくてはいけないので大変手が疲れる曲である。
最後の部分のGM7とFM7は薬指で1~3件をセーハ人差し指で4弦を押さえるパターンのコードで、これを繰り返して押えるのはなかなかしんどい。しかしながら、鼻歌を口ずさみながら弾いていると、自己満足の世界だが、まさにリラックス&スローで至福の気分になれる。

「Slow Fuji」は、2つのパターンが繰り返しており、1つは、D-D/C#-Bm-Bm/A GM7-F#7-Bm-A G-G-D6/F#-D6/F# Em-E7/G#-A-A、もうひとつは、D-B7-E7-E7 A7-A7-D7-D7 D-B7-E7-E7 A7-A7-D-D 

いつも思うことだが、吉川忠英が奏でるベース音はミュートをしていないせいか、すごく深みのある音となり、音程が一緒でも自分のギターから響く音と同じに思えない。音楽雑誌で、弦は多少古い方が音が良いと言っていたが、そんなことも関係があるのだろうか。


 



吉川忠英 アコギでNIGHTとHODOTA HOUSE

2017年02月01日 | ギターのこと
帯広に向かう車で久しぶりに吉川忠英の「ARIY FACE」と「AQUA FACE」を聞いた。5年間に発売されたアルバムではあるが、まったく色褪せていない。以前に聞いていた時よりも、それぞれの曲が心に染み入るような気がした。

そして自宅に帰って久しぶりに耳コピー。挑んだ曲は、「アコギでNIGHT」と「HODOTA HOUSE」の2曲。

アコギでNIGHTは、歌が入っているけれどインストとしても一級品、2拍子ミディアムテンポの軽快な曲で、最初は2フレットカポのCコードかと思ったが、ノーカポDコードで弾いている。コード展開は以下のとおり。

D-B9-E7-E7 Em7-Em7/A-D-D D-B9-E7-E7 A7-A7-D-A
D-B9-E7-E7 Em7-A7-D-D D-B9-E7-E7 A7-D-D-C#7
Bm-Bm-Bm/Bb-Bm/Bb Bm/A-Bm/A-E7/G#-E7/G# G-G-E7-E7 A7-A7-A7-A7 
D-D-D7-D7 G-G-C#7-C#7 D-D/C-B7-B7 E-E-E7-E7 ~ 以下続く

ありがちなコード展開のようにも感じたが、決してそうではなかった。ほぼ全コーラスをコピー完了。

次にHODOTA HOUSE、曲名の由来は不明であるが、キーとなるコードが分かり難い不思議な感じのふんわりとした曲。しかし、そのメロディはしっかりと耳に残る。最後半部分を除いてコピー完了。

G9-G7-C-D D#M7-BbM7-AbM7-GM7 D#M7-D#7-BbM7-Bb7 C9-Dm/F-GM7-GM7 
GM7-FM7-BbM7-CM7 GM7-FM7-BbM7-Am7 D7-D7-D7-D7  
G9-G7-C-D D#M7-BbM7-AbM7-GM7 D#M7-D#7-BbM7-Bb7 C9-Dm/F-GM7-GM7 
GM7-FM7-BbM7-CM7 GM7-FM7-BbM7-E7 E7-E7-E7-E7 D7-D7-D7-D7 
C7-C7-C7-C7 Bb7-Bb7-F#dim7-Gm74-C#dim-Ddim 
以下3度づつ下がる単音 B-G#-F-D-B-E#-F-D Eadd9~ 

無理やりコードで表現しようというのに無理があるってもんで、
忘れないうちに、楽譜(タブ譜)に落としておこう。


濱口祐自 礼賛

2016年01月22日 | ギターのこと
アコースティックギターマガジンで紹介されていたと聞くが、ギター雑誌を買わなくなって数年、最新情報にはとても疎くなった。昨年、玉光堂で見たギターを抱えたジャケット写真が目に焼き付いていた。そして最近になって、そのときのCD「Goimg Home」を購入した。さらにユーチューブにアップされている映像を見て心が躍った。

濱口祐自は、1955年生まれの自分とほぼ同じ年代でありながら、ここ最近になってコロンビアレコードからメジャーデビューを果たしたという。「那智勝浦の奇跡のブルースギタリスト」がキャッチコピーになっていて、CDジャケットの風貌もそれっぽい。収録されている曲は、ブルース、フォーク、ラグタイム、ゴスペル、ジャズ、クラシック(エリックサティ)などジャンルがとても広く、けっして上手とはいえないが(失礼)、ほんのりとした雰囲気の自作の曲もある。

CDでは分らなかったが、ユーチューブを見るとその語り口が朴訥でとてもよい。音楽に対する気持ちが熱く、良いものはなんでも吸収しようという純粋さがある。アップされていたピーターバラカンのFM番組に思わず引き込まれ、ピーターバラカンの語り口にも濱口祐自への気持ちが表れている。なにより、ギターを弾くのが楽しいという雰囲気が伝わってくる。あえて芸能人に例えれば新沼謙次。

自ら語る音楽遍歴も決してミステリアスではなく、ステファングロスマンでギターの練習をしたとか、ミシシッピージョンハートやライクーダーに傾注したこと、今でもスコットジョプリンのエンターテイナーを弾いていることなど、自分に重なる部分もとても多いのだが、その積み重ねの密度・濃度がまったく違うのだ。ギターの練習にかけた時間にも大差があるだろう。そのうえで那智勝浦の地で長年暮らしてきた生き様が自分同じ年代でありながらもまったく異なる人格を生んだと思うのだ。濱口祐自は面白いひとだ。

いまさら近づこうとは思わないが、その魅力的なギターをコピーする楽しみが増えた。まずは、キャラバンだ。


(あー面倒くさい、半音下げチューニングだ、でも張力が下がり弾くやすくなる)