遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

小滝沢(二等三角点)

2016年01月31日 | 登山:札幌近郊
平成28年1月31日(日)小滝沢(二等三角点)

札幌から支笏湖に向かう途中の真駒内ゴルフ場を過ぎた右手に見える山に行ってきた。ここには小滝沢という名称の二等三角点がある。特徴は、円錐型でどこからでも登れそうであること、その周りを林道が取り囲んでいること。更に行ってみて分かったのは、植林の山でいたるところに過去の作業道があったこと。


(器械場林道ゲート、除雪されていました)


(林道ゲートの直ぐ先にあった広い土場)

器械場林道ゲートの前に車を駐車しスキーで出発、メンバは趣味を同じくするSさんと二人。林道を30分ほど進んだ先の沢の出合地点から尾根に取り付き、作業道も利用しながらほぼ一直線に尾根を登った。ルート上には手を使って登るような急な斜面もなく、圧雪状態でラッセルもなく、お天気にも恵まれたおかげもあって、疎林のなかを気持ちよく登りあっけなくピークに到着した。ピークには山名標識もピンクテープも一切なかったが、木々の間から藻岩山や札幌市の街並みが見えた。


(尾根の取り付き地点、ここも広い土場でした)


(小滝沢ピーク)

長い林道歩きを避けるため、下山ルートは出発地点を直接目指し北東側の尾根を下った。疎林であることと傾斜もきつくないので案外と快適にスキーで降りることができていたが、途中に合流した林道から先を沢沿いに進んだのが失敗で、いきなり滝の段差が現れ、左右も険しい斜面のため先に進むことができなくなり、スキーの横歩きで尾根に登り返して体力を消耗した。ふうふう云いながら尾根に出ると立派な作業道があったので、迷わずそれに沿って滑り降り往路に合流した。

下山ルートは少々ミスってしまったが、地図と周りの地形を見比べながら行うルートファイディングが薮山登山の楽しみのひとつでもあると思えばドンマイである。
この山へのアプローチはたくさんある。危険なほどの急登もなく、作業道や林道が張り巡らされ迷うことも少ない。駐車スペースがちょっと心配であるが、もっと登られてもいい山という気がする。


(山頂から尾根上を降りたが、ログでは沢側に少し降りている、そんなはずはないのがだが...)

〔コースタイム〕
林道ゲート8:25 尾根取り付き9:00 ピーク10:10 下山開始10:30 山中の林道に合流11:00 往路林道合流11:23 林道ゲート11:40

山行の様子をヤマレコにアップした。

盤渓山~砥石山

2016年01月28日 | 登山:札幌近郊
平成28年1月23日(土)盤渓山~砥石山

札幌近郊の雪山の定番山行とも云える盤渓山から砥石山に会のメンバ8名とスノシューハイクしてきた。
五天山公園の駐車場に8時に集合し、車2台に分乗し盤渓市民の森入口に行くと我々が一番乗りだった。その付近3箇所ほどが除雪されていて合計で10台は駐車できる十分なスペースがあった。

まずはノーマルルートで盤渓山を目指す。雪は少し被っているものの先日までの踏み跡でラッセルというほどのものはない。初めてのメンバもいたのでスローペースで進んでいるうちに後続の単独者に追い越され、ピークはその先ですよと優しい言葉を掛けてもらう。

盤渓山に約1時間半強かかって到着、記念撮影する。次なるターゲットの奥盤渓山を目指して南西斜面を下る。コルまでくると盤渓山を巻いた新しいトレースがあり、それをお借りして奥盤渓山まで行った。

奥盤渓山から次なるターゲット三角山を目指して小林峠からの稜線に合流する。ここで、三角山を行く組とそれを巻く組に分かれ、自分はピークを巻いた。深く埋まりながらのトラバースに結構労力はかかったが、ピーク超えよりは早く先に進むことができた。


(急登を登りきったところ、もうすぐ砥石山ピーク)

ここまでは我々パーティが先頭であったが、三角山を越えた先で後続者に追い越され、結局砥石山までその人のトレースを借りることとなった。できれば自力で歩きたいという思いからすると、人のトレースを辿ることは必ずしもうれしいことではない。先頭を行く単独者にとっても、後ろからラッセル交代しますよという言葉は、ありがた迷惑と思っているかもしれない。ラッセルに感謝する気持ちに偽りはないが、この複雑な思いは雪山登山のジレンマである。


(砥石山ピークからの眺め、良いお天気でした)

最後の急斜面を登りきり、雪山としては4年振りの砥石山に到着した。このノーマルルートでヨレヨレになっているのであれば、白川市民の森からのアプローチに赤信号が点るなと思った。久しぶりの砥石山はうれしいが、ちょっとばかりわくわく感は乏しい。なので、次週はあまり人気のない山を目指すこととする。



濱口祐自 礼賛

2016年01月22日 | ギターのこと
アコースティックギターマガジンで紹介されていたと聞くが、ギター雑誌を買わなくなって数年、最新情報にはとても疎くなった。昨年、玉光堂で見たギターを抱えたジャケット写真が目に焼き付いていた。そして最近になって、そのときのCD「Goimg Home」を購入した。さらにユーチューブにアップされている映像を見て心が躍った。

濱口祐自は、1955年生まれの自分とほぼ同じ年代でありながら、ここ最近になってコロンビアレコードからメジャーデビューを果たしたという。「那智勝浦の奇跡のブルースギタリスト」がキャッチコピーになっていて、CDジャケットの風貌もそれっぽい。収録されている曲は、ブルース、フォーク、ラグタイム、ゴスペル、ジャズ、クラシック(エリックサティ)などジャンルがとても広く、けっして上手とはいえないが(失礼)、ほんのりとした雰囲気の自作の曲もある。

CDでは分らなかったが、ユーチューブを見るとその語り口が朴訥でとてもよい。音楽に対する気持ちが熱く、良いものはなんでも吸収しようという純粋さがある。アップされていたピーターバラカンのFM番組に思わず引き込まれ、ピーターバラカンの語り口にも濱口祐自への気持ちが表れている。なにより、ギターを弾くのが楽しいという雰囲気が伝わってくる。あえて芸能人に例えれば新沼謙次。

自ら語る音楽遍歴も決してミステリアスではなく、ステファングロスマンでギターの練習をしたとか、ミシシッピージョンハートやライクーダーに傾注したこと、今でもスコットジョプリンのエンターテイナーを弾いていることなど、自分に重なる部分もとても多いのだが、その積み重ねの密度・濃度がまったく違うのだ。ギターの練習にかけた時間にも大差があるだろう。そのうえで那智勝浦の地で長年暮らしてきた生き様が自分同じ年代でありながらもまったく異なる人格を生んだと思うのだ。濱口祐自は面白いひとだ。

いまさら近づこうとは思わないが、その魅力的なギターをコピーする楽しみが増えた。まずは、キャラバンだ。


(あー面倒くさい、半音下げチューニングだ、でも張力が下がり弾くやすくなる)

ニセコ白樺山

2016年01月18日 | 登山:ニセコ方面
平成28年1月17日(日) ニセコ白樺山

会のイベント会山行に参加して白樺山に行ってきた。
本当は目国内岳だったが、スノーブリッジが貧弱で途中の沢徒渉に不安があるということで急遽行き先がその向かいの白樺山に変更となった。

日帰り参加のためひとり朝の3時に札幌を出発した。深夜の中山峠越えに一抹の不安もあったためスピードを抑えて安全運転に徹した。5時半頃にニセコ町を通過、新見温泉に向かう道路には前日の積雪で雪が溜まっていた。かろうじて除雪されていた片側車線を進んでいくと新見温泉のかなり手前で除雪車に追いつき、その後ろについてまだ暗い6時半に温泉に到着した。



前日からきて温泉前にテン泊していた会メンバと合流、テント内で小時間ほどおしゃべりし、8時過ぎに白樺山に向かって出発した。通行止めとなった車道には前日のトレースが残っていたが、迂回する車道をショ-トカットし、その雪深いラッセルに体力を消耗した。



新見峠から木のしつこくない場所を選んで斜面にとりつく。スキーの滑りに最適な疎林のなかを進み白樺山の手前のピークで11時半となっていたため、帰りの時間を考慮してここで行動停止となった。札幌から3時間もかけてきた割にはちょっとぬるい山行となったが、それも登山だ。



帰りは新見温泉で汗を流した。100年以上続いたこの温泉も3月末で閉館予定と聞く、これが最後の入浴かもしれない。


白川市民の森 青山

2016年01月18日 | 登山:札幌近郊
平成28年1月16日(土)白川市民の森 青山

家の用事を済ませお昼から近所の白川市民の森に行ってきた。ここには春先に夫婦で来たことがあり、遊歩道が網の目のように張り巡らされ、とても歩きやすくまた手軽に自然を満喫できる。
今回の目的として、ここから砥石山まで行ったというTさんの記録の下見を兼ねていた。

白川市民の森の入口の先には民家もあるので、駐車場まで車で入ることができたが、ちょっと轍を外れると埋まって蛇行運転となったり、1台しか通れない道で対向車と出っくわしたらと考えると、ちょっとヒヤヒヤする。

市民の森にはお昼頃に到着、広く除雪されていた駐車場にはドッグラン・・・と書かれた軽のバンが止まっていた。山の中で犬に吠えられたらやだなと思っていると犬の鳴き声が近づいてきた。案の定、その一匹がこちらに走り寄りワンワンを吠える。せめてもの慰めはそれが小型犬であったことと近くには訓練士がいたこと。犬に対してフレンドリーになれない性格は変えられない。



スキーで出発する。うっすらとスノーシューとスキーのトレースが残っていた。30分程度遊歩道を歩き途中から尾根にとりついた。どんどんと遊歩道から離れていくと、このような山でも不安感は生じるものである。結構細い稜線を伝っていくと再び遊歩道と合流した。



約1時間半もかかって到達した最高点の青山で砥石山までの約半分程度。しかし先は長いが不可能ではないという感触をつかんだ。帰りは緩い傾斜の遊歩道をスキーで滑走しあっという間に駐車場まで戻った。もうすでに犬たちは去っていた。