角度を変えて撮った。
ここには以前、古いすべり台が横並びで数本あった。古くなったので、この新しいものに交換されたのだろう。二本のすべり台の間にある芝生は養生中のためか、そのときは立ち入り禁止になっていた。長いすべり台や段差の付いたすべり台、そして湾曲したすべり台などがほんの少し話題になっているようだが、つまらぬことだ。公園遊具は快感を刺激するものでは決してない。あくまでも、みんなと仲良く遊ぶためのツールである。仲良くと言う視点のない公園遊具はいずれ衰退する。これは我の確固たる主張なのだ。粗末で単純なブランコもすべり台も砂場も確かに古臭く、みんな飽き飽きしているが、それでも人気があるのは、どこか誰とでも仲良く遊べるからに他ならない。
我がそれに気づいたのはずっと後になってからだ。
我がそれに気づいたのはずっと後になってからだ。