この色合いとデザインの船形遊具はいろいろな公園で見かけた。ちょっとずつ違うヶ所のあるものもあるので、一緒くたにはできないが、船形遊具の種類の多さは海洋国ニホンを象徴するものかもしれない。テトラポットだって公園遊具にしちゃう国民なんて、そうどこにでもいるものではない。海賊船、帆船、ポンポン船、漁船、フェリー、プレジャーボート、豪華客船、沈没寸前船、古代船、タンカー、観光船、ヨットなどなど種類を数えたらキリがない。
もう古典的な部類に入るタイプの複合遊具。だいぶ痛んでいるが、たぶん最後の最後までこき使われるのだろう。そうやっていずれは鉄くずのスクラップとなり、また新しい遊具になればみんなが喜ぶ。リサイクルは幸せの連鎖だと信じたいが、さてどうだろう。遊具だけではなく、それで遊んだみんなも幸せになってくれないと、幸せの連鎖などとは言えない。
この変形ジャングルジムをいくつか並べて設置するやりかたは、いくつかの公園で見てきた。理由はよく分からないが、非常に小さな範囲でのローカルトレンドだったのかもしれない。しかし、通常のジャングルジムを並べて置く手法はあまり(ほとんど)みられない。東京23区の公園でも2.3ヶ所。やはりジャングルジムと変形ジャングルジムでは人々に与える印象がまるで違うのかもしれない。
こんなブランコもある。しかし今日のテーマはブランコ本体ではなく、ブランコを囲む安全柵のことだ。安全柵をブランコ本体とどのくらいの幅で設置するかは、当然安全基準があるだろう。ブランコが遊ばれている状況で柵内に入ると危険なことはみんなが知っている。しかしそれでも柵内に入ってくる子どもは多くいる。その訳はよくわからないが「平気だ」と勝手に思い込んでいるのだろう。危険だから安全柵が設けられているので、そのあたりのことはちゃんと表示すべきだし、何度でも言い聞かせる必要がある。