講武館剣道場

皆さんの情報交換と良い交流の場として、またお互いの精進の場として頂ければ幸いです。今年も頑張りましょう!

打突の前に,,,

2007年04月11日 | Weblog
  昨年の8月いや9月でしたでしょうか、ある稽古会で、『攻め』
 についての一緒にやらさせていただきました。

  それまでは、御相手の剣先がちょっとでも開けば、また、御相手が少し
 でも間を詰めてくれば迷わず面に飛んでいました。

  でもそれは臨戦体制の整った御相手の誘いに自ら乗っていることに
 なるんですよ、まぁ、そうと分かっていてもあえて行くってことならそれは
 それでいいのですが(笑)、っと、ある先生よりアドバイスいただきました。

  それから、意識の上では180度変わってきたのだと思います。

  その後も何度かネット上ある先生の、打突前の『攻め』のプロセスに
 ついて幾度となく拝見させて頂きました。
  とっても大きなヒントでした(笑)
  
  九州学院の監督が付録のDVDの中で言う、
  『ものごとの全てには理由があるんだよ!訳がある!』
  みたいな,,,

  何の理もなく、構えて、オリャ~!と面でも小手でも胴にでも、
 夢中ですっ飛んで、それでも入るかもしれない。
  試合では、それでも入りさえすれば一本かもしれない。
  『無心だった』と言ってしまえばそれでもいいのかもしれませんね。
  
  でも、これって偶然???必然???
  何故打てたの???逆に、何故打てなかったの???
 っと考えた時に、その打突の前段階が闇雲にむやみやたらだと、
 打った・打たれた、当った・はずれた、の結果以外に何にも残らな
 いんですよね。
  
  結果がどうであれ、虚しく思えた瞬間でした。。。
  あぁぁ、これが俗に言う『アテッコ剣道』ってやつなんだ,,,って。

  そう気が付いたところから、徐々に変わりだしたように思います。

  そして、決定打が、先月の道場連の研修会での見取り稽古,,,

  スピードと力任せとはいえ、いいように入っているように見えた
 立会いの後の講評,,,

  『思い切りのいいのと、むやみやたらに出るのでは全然違う。
   仮に当ったとしても有効打とは思えない。』

  これは、衝撃でした。。。
  
  
  しかし、どんなにいい攻めをしても、自分のプロセスをつくりあげても、
 打突の精度がよくなかったら、これもまた片手落ち。。。

  機はとらえられても、しっかりした打突ができなければ、なおさら
 虚しいことになりますよね。

  
  打突の精度を上げるために一番の稽古は『基本稽古!』。
  その基本稽古に、『理合』があったらもっと面白い(笑)




                            (トシ)

学んで足らざるを知る  教えて苦しみを知る・・・

2007年04月03日 | Weblog
 新年度がスタートし、気持ちも新たに初心にかえって
考えること多しの昨今です。

『学んで足らざるを知る  教えて苦しみを知る…』

 何時だったか、大会の慰労会の席で、ある大先生がそう仰いました。
 深いなぁ~、と感じ、早速そのとき手にしていたプログラムの表に
書き込みました。

 昨日、昨年度の資料をまとめていて、ふっと目にして思い出したので
カキコしておこうかと。。。

 学んでいるときは、単に自分自身の至らなさを知るだけ。
もっと精進しようとそれをバネにし励みにする。。。

 教えることで、自らを振り返り、はたして自分自身ができることなのか
できていることなのかを自問自答する。
 目の前にいる御相手にはたしてきちんと的確に伝わっているのかどうか
常に確認・観察・思考しながら前に進もうとする。
 でも、御相手を通じて、全て自分自身に跳ね返ってくる、そんな苦しみからは
どうあがいても逃れることはできない…

 
 『学んで足らざるを知る 教えて苦しみを知る…』

 常日頃、自己の修錬を怠らず、生涯修行者となる道に踏込んだことが、
いい意味で自分を高めることにつなげていけるよう、やっていけたらと思っています。




                                   (トシ)

第35回 焼津市春陽館スポーツ少年団歓迎交歓会のご案内

2007年02月01日 | ご連絡

2/3(土)、4(日)に、恒例の焼津市春陽館の皆さんをお迎えしての交歓会があります。
大勢の皆さん、ご参加下さい。   (館長)    

<日程>
2月3日(土)
    10:00 焼津市春陽館 到着    (*春陽館ホームページ)
           昼 食
           あさひプライムスキー場移動
           (スキー交流会参加費用 実費)
    15:30  スキー場 出発
    18:00  歓迎会、団員交歓会食会、保護者会食会(松茸山荘)
     ○歓迎会(松茸山荘)18:00~全員集合
      1.お土産の交換(ロビーで)       両少年団長
     ○団員交歓会食会   歓迎会終了後~19:30(予定)
     ○保護者会食会    歓迎会終了後~20:30(予定)
     
   2月4日(日)
     8:00  保護者 村民会館集合・準備
     9:00  団員集合・支度(村民会館2階和室)
     9:30  春陽館入場・館長挨拶・ペナント交換
           交流試合及び稽古
    12:00  豊科町スイス村へ移動後、昼食
    13:30  出発              以上


新春のご挨拶

2007年01月01日 | ご挨拶
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくご指導ご厚誼の程、お願い申し上げます。
夢と希望は明日への力。夢を追い求め、明日を信じ、頑張りましょう!  
館長  降旗 滋隆

2006年・・・

2006年12月27日 | Weblog
 2006年もあともうわずかで終りですね。
 館長先生を始め、剣友会の先生方、そして皆様には大変御世話になりました。

 来年も、自分の出来る限り日々の稽古に力を入れたいと思います。


 2007年は基礎力向上の年として、自分自身、基本錬成の徹底に一段と力を入れたいです。

 正しい構え・立礼・蹲踞・足捌き(特に送り足)・空間打突etc・・・
 もちろん、足腰の鍛錬も忘れてはならない事柄です。
 
 また、来年も、多くの剣道仲間と共に全国で剣道を楽しみたいと思っております。



 みなさま、どうか良いお年をお迎えくださいませ。(トシ)

秋も近付き・・・

2006年09月07日 | Weblog
 秋も近付き、嶺間の朝夕は少し寒いくらいです。
 昨夜の連盟の稽古会で、県内の審査日程を記したものをいただけないか御伺いいたしましたが、最近は以前のような全日程・会場を記した一覧表は発行していないとのこと。
 月ベースで予定表が発行され、各連盟道場の掲示板に貼り出すということでした。

 直近の初~三段審査は、9月23日(日)岡谷連盟支部。
 詳しくは、開催支部に御問い合わせするしかございません。
 事前申し込み方法に変わりましたので要注意ですね。

バーチャルな世界での剣道

2006年08月23日 | Weblog
 インターネットを媒体とした、バーチャルな世界でカキコを通じて交信し、
ハンドルネームで呼び合いながら、一人の剣士として参加できる稽古会は
新しい剣道の楽しみ方なのだと思います。

 何処何処所属の誰々先生、ではなく、あの時あんな心温まるカキコをされた
○○さん、一体どんな剣道されるんだろうなぁ~、ワクワクするなぁ~、なんて
思いながら稽古会に参加してみると、実は有名な先生だったり、身体に障害を
持ちながらも御自分の剣道を立派に楽しまれている方だったり、家事の傍ら忙しい
時間を割いて剣道を心から楽しまれている家庭婦人の方だったり、大手企業の重役
の方だったり、悩み多き学生さんだったり、私のように普通の父親だったりと、
千差万別なんですね。

 ただ、一つ、全ては剣道によってつながっていて、剣道を核にして個人個人が
認め合っている世界なんだということは痛感させていただきました。

 ネットで出会ってチャラチャラ面白おかしくおふざけ半分に剣道しているわけではなく、
厳しい基本練成や興味深い剣道技法・歴史の話、一人の剣士として御互い高めあう
自由稽古などを通じてたくさんのことを教えていただきました。

 しかし、全員、自分の所属や自分の地域を物凄く大事にしている!
 打った打たれた、勝った負けたを大きく超越した、交剣知愛。。。

 本当に面白いことなんですけど、日頃のカキコと実際の剣道を目の当たりにすると
その方がどんな心栄えの方なのか手にとるようによく分かります(笑)
 逆に、自分自身もそう見られている訳ですよね(苦笑)

 バーチャルな剣道を通じて知り合った方が、最近、高段審査に続々合格されたり、
悩み多き学生剣士の方が玉龍旗で入賞されたり、目指している段位や称号を手にされたり
しても決して奢ることなく、更にみんなと一緒に修行を続けていこうとされる姿勢に、
何時もながら啓発され、自分自身を律する機会をいただいております。

 剣道即実生活!!

 自分自身の所属でのリアルな世界の剣道を充実させるため、バーチャルな剣道で刺激を受け、
それを触媒として実生活共々豊かな精神の流れで生きていけたらと思う今日この頃です。。。(トシ) 

焼津市春陽館スポーツ少年団 夏の歓迎交歓会

2006年08月05日 | できごと

 今日8/5,6日は、恒例の焼津市春陽館さんとの夏の交歓会です。
毎年恒例の海と山の交歓会です。
今年も晴天に恵まれました。春陽館の皆さん、宜しくお願いします。
お互いに、暑さに負けず頑張りましょう。(館長)

 *春陽館剣道場ホームページ
    


木そのものの素晴らしさ・・・

2006年07月31日 | Weblog
 中学の時の国語の教科書でしたか、『法隆寺』についての随筆がありましたように思います。
 要するに、いかるがの里の堅固な地盤の上で、1000年以上経っても木の香りがする建物、
コンクリートの建物じゃこうはいかない、木は建物になって更に強度を増しそして生きている、
みたいな内容だった気がします。
 その後の学生時代も、木や森と関わりの深い勉強をさせていただいたのですが、木の神秘は
計り知ることの出来ない力を秘めていることだけは分かったような気がします。。。

 大都会のど真ん中にございます某出版社の敷地内の大正時代に建造された古い町道場、
近年取り壊しが叫ばれております。
 しかし、その道場で毎日毎朝行われている朝稽古には全国各地からたくさんの剣士が
集まって今、今日もさわやかに汗しているとのこと。
 その剣士の皆さんの目的は範士八段の先生に御稽古を賜りたいという気持ちもございましょうが、
それとは別に、今は本当に数少なくなってしまった純木造の町道場の聖地にて素敵な御庭
を眺め黙想し、歴代の大先生の御霊を感じて御稽古したい、という熱い気持ちで集ってお
られるとの御噂を耳にいたしました。
 また、その道場の床や壁は全くもってニスなど塗っていない無垢の床板・板壁、木の香りと
剣士の香りが見事に道場本来の香りをかもしだしていると聞きました。
 故に、道場の床は大変滑りやすくなっておりますが、誰一人として滑って転ぶことはないそうです。
また、この床の上で滑って転ぶような剣士は、とても剣道をやるような足腰のバランスに
程遠い、とのきつい御指導御鞭撻を大先生より賜るそうです。
 そういった、剣道を学ぶ為に大切な、ものの原理や本来の価値観をきちんと教えてくれる古い道場なのですね。

 私の聞いた限りの御話ですけど、現在、この道場を未来にも是非残してほしいという強い要望が
全国的にも広がりつつあるとのことです。
 私自身は剣道駆け出しのひよッ子ですので具体的に何をどうするということはできず、見守らせて
いただいているのですけど、まだまだ、世の中捨てたもんじゃないって気がします。
 失ってはならない大切なもの、忘れてはならないものの原理。
利便さや快適さ過保護や間違った安全観念などを求めるあまりに、本来、武道・剣道で学ぶべき
精神性や日本人としての魂などを蔑ろにしていないかと、自らを振り返る今日この頃です。。。(トシ)

今日は・・・

2006年07月27日 | Weblog
 今日は、とっても良い天気になりましたね!
 このまま、じめじめした梅雨が明けてくれればいいなぁと切実に思います。

 さて、武道館に向けて旅立っていった中学生の皆さん、自分自身を出し切って
精一杯戦ってこられたことと思います。

 日頃、なかなか経験することの出来ない大きな桧舞台において、剣道ができること、
いいですよね!思い出の一ページとはいわず、二ページ・三ページにも刻んで
生涯の宝としてくださいね!!

 そして、見てきたことや、感じたこと、よろしければカキコしてみて下さい(笑)
 せっかくの貴重な経験・体験、みなさんの胸のうちとともに、掲示板にも刻んでください・・・


                                     (トシ)