1回目のEMDRを終えてから、次回まで2週間あった。その間、心の底深くで、ざわざわしたうごめきを感じていた。心は、脳の働きによって生まれる。脳の深部がうごきはじめたのかもしれない。
脳が自己治癒に向かっているのだろうが、体験のない感覚におちつかない。早めに頓服の薬をのんでいた。うごめいている無意識の闇は、意識でコントロールできない領域だろうから。
1つのトラウマのイメージ変化は、他の心的外傷にも影響をおよぼしはじめた。EMDRで向きあっていないのに、以前よりも苦しみが軽減された記憶がある。逆に、以前よりも意味が重くなった記憶もある。
僕のケースは、単回性ではなく、反復性のトラウマ。PTSDでいえば、マルティプル・ストレス・イベント(Multiple Stress Event:多重ストレス体験)による、コンプレックスPTSD(Complex PTSD:重複心的外傷後ストレス障害)。
本日、2回目のEMDR。2つ目のトラウマと対決する。1つ目の血の海のトラウマに比べれば、難なく乗りこえられると思っていた。
しかし、それほど単純ではなかった。セッションのなかで記憶イメージは変化していくけれども、心の負担はなかなか軽くならない。意識のうえで自覚していたテーマと、実際に乗り越えなければならない無意識のポイントに、ズレがあったようだ。
トラウマに向きあう角度を何度か変えて、90分間、アタックしつづける。しかし心には、前回のセッションほどの劇的な変化はおとずれなかった。いくつかの新しい気づきはあったが、消化不良の感はのこった。
次回はすこし間をおいて、1カ月後。
脳が自己治癒に向かっているのだろうが、体験のない感覚におちつかない。早めに頓服の薬をのんでいた。うごめいている無意識の闇は、意識でコントロールできない領域だろうから。
1つのトラウマのイメージ変化は、他の心的外傷にも影響をおよぼしはじめた。EMDRで向きあっていないのに、以前よりも苦しみが軽減された記憶がある。逆に、以前よりも意味が重くなった記憶もある。
僕のケースは、単回性ではなく、反復性のトラウマ。PTSDでいえば、マルティプル・ストレス・イベント(Multiple Stress Event:多重ストレス体験)による、コンプレックスPTSD(Complex PTSD:重複心的外傷後ストレス障害)。
本日、2回目のEMDR。2つ目のトラウマと対決する。1つ目の血の海のトラウマに比べれば、難なく乗りこえられると思っていた。
しかし、それほど単純ではなかった。セッションのなかで記憶イメージは変化していくけれども、心の負担はなかなか軽くならない。意識のうえで自覚していたテーマと、実際に乗り越えなければならない無意識のポイントに、ズレがあったようだ。
トラウマに向きあう角度を何度か変えて、90分間、アタックしつづける。しかし心には、前回のセッションほどの劇的な変化はおとずれなかった。いくつかの新しい気づきはあったが、消化不良の感はのこった。
次回はすこし間をおいて、1カ月後。