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言の葉いろいろ

身体も心も限界越えました
       鬱病で療病してます‥‥

うつ病(depression)と憂うつ(melancholy)

2005年06月20日 | 療病
きょうは通院の日。今回は特に検査はなく、短いカウンセリングをうけ、いつもの薬をもらってきた。

薬物治療を始めて1年を過ぎている。良くなったり悪くなったり起伏はあるけれど、長いスパンでみれば回復してきている。脳のオーバーヒートが癒されてきたようだ。すこしずつだけど。

うつ病治療の基本は、薬物治療と休養。薬物治療が必要とされるのは、うつ病が、melancholy(憂うつ)という心の状態ではなく、depression(うつ病)という脳の疾患だから。

脳は思考や感情だけでなく、生理機能や感覚・運動などのコントロールもつかさどっている。心身の休養が必要なのは、オーバーヒートした脳の回転を下げ、いわば冷却するため。さらに無理して回転させれば、大変な事態になる。エンジンが煙をだしているのに、アクセルを踏みつづけるのだから。

うつ病の人に向かって「頑張れ」と励ますのは、煙を吹きあげている車に「止まるな、走れ」とあおることになる。

療病の基本は、休養と薬物治療。うつ病は、憂うつ(melancholy)ではなく、depressionという脳の疾患だから、医学に基づいた治療が必要だ。