自然はともだち(湖東フィールドグループ)

滋賀自然環境保全・学習ネットワーク湖東フィールドグループのページです。自然観察会のお知らせや湖東地方の自然を紹介します。

平尾台について・・・4/4

2013-05-25 18:46:05 | 会員の活動

【シラン (絶滅危惧種) 好石灰性なのか、石灰岩を囲むように、或いは挟まれるように湿った斜面に群生している。】


【シラン 野生種は小振りだが、花色は鮮やか。】


【ジャケツイバラ 綺麗な花ですが、棘は鋭いです。】


【ジャケツイバラ】


【ミヤコグサ】


【ホタルカズラ】


【何というアザミか!? ド・でかい!1.5mある。】

◎七月になると
トキソウ、モウセンゴケ、スズサイコ、カキラン、カセンソウ、ササバラン、キキョウ、ヒオウギ、ノヒメユリ、コオニユリ、ムカゴソウ、サギソウ、キセワタ、ヒナノキンチャク、ヒメヒゴタイ…等々が観察出来るそうですよ。

 機会があれば、是非訪れてみてください。
報告は、イッシーでした。

平尾台について・・・3/4

2013-05-24 20:42:27 | 会員の活動


【白い首輪がないので、コウライでなく、国鳥のキジです。5ヶ所で5羽のキジを観ましたが、いづれも岩の上に飛び上がって、ケッケーンと雄叫びを上げ大騒ぎします。婚活なのか、縄張り宣言なのか・・・・・・鳴かずば撃たれないのに・・・・・・。】

◎平尾台の鳥類
キジ、カッコウ、イソヒヨドリ、セッカ、イカル、※カワラヒワ=あの小さな愛らしい小鳥がタゲリ宜しく急降下攻撃を受けた、カチカチと嘴を鳴らしてタッチ&ゴー(近くにヒナが居るのだろう)。


【オキナグサ(絶滅危惧種)白髪状化は、あちこちに散見された。】

【オキナグサ やった~。開花のものがあった!】


【タカサゴソウ(絶滅危惧種)】

◎平尾台では
ケイビング(鍾乳洞探検)、野草・湿原野草・野鳥(渡りも)、…観察等々が面白そう。※五ヵ所の駐車場で移動しながらで寝泊まりしたが 灯りは無いが漆黒ではない、満天星で星座・観月も良いね。 赤い尾をひく流星も見た(めっちゃ寒かった)。


【カノコソウ 半球形の花は小さいが、密度は山一面に。白色もちらほら】


【タツナミソウ】


【オカオグルマ】

報告は、イッシーでした。

平尾台について・・・2/4

2013-05-23 21:53:26 | 会員の活動

【石の突起が丸い、ピナクル群。羊が一匹、二匹・・・zzz。ライオン岩やラクダ岩、ハート岩、自然が創り出した造形が面白い。】


【光源氏岩とも名付けようかな】

 眺望 小倉方面の響灘、大分方面の周防灘も見通せます、大雪が降るでも、風が強いわけでもないのに山頂には樹木がありません。
 早春の風物詩 野焼きで平尾台は幕が開くのですね。枯草を焼く事で、害虫を駆除し、新たに出る若草の為の肥料、森林化への遷移を防止する、景観維持に欠かせなく、この事を半自然草原と呼ぶそうです(阿蘇山・若草山・秋吉台 等々も同様なのでしょうね)。

「春の野に スミレ摘みにと 来し我ぞ 野を懐かしみ 一夜寝にけり」
一夜ならぬ五夜過ごしてしまった!、未だ半分廻れてないワ!!。


【麓の焼け残った樹木】


【アマドコロ】


【岩に絡みつく イワガラミ】

◎見られた花
アマドコロ、イワガラミ、オキナグサ、カノコソウ、オカオグルマ、タツナミソウ、タカサゴソウ、シラン、ジャケツイバラ、ミヤコグサ、ホタルカズラ、ヤブレガサ、ヤマフジ、ノハナショウブ、ヘラアザミ?、エビネ、クサノオウ、ヒトリシズカ、フタリシズカ、ヒゴスミレ、フデリンドウ、オオチャルメルソウ、ノアザミ、シロバナハンショウヅル、イブキシモツケ、イワツクバネウツギ、ヒメウラシマソウ…等々。


【ノハナショウブ】


【ヤマフジ】


【ヤブレガサ】

報告は、イッシーでした。

平尾台について

2013-05-11 22:04:01 | 会員の活動

 九州にある平尾台は天然記念物・国定公園に指定されていて、日本三大カルスト(他2か所は、山口・秋吉台、四国カルスト)の一つです。
 北九州小倉の南端に在って 11㎞・2㎞、海抜600m の長方形の カルスト高原です。
 秋吉台よりも石灰岩の露出が著しく・大きくて丸いですね…羊の牧場みたいで、羊群原とも呼ばれています。溜池の様な大きなドリーネが散在し、地下洞は 100個を超すそうで、この内 ナウマンゾウや小型肉食恐竜の化石も見つかっているそうです。
 平尾台の誕生も、ペルム紀赤道近くの海に出来たサンゴ礁で、私たちの住む滋賀県にある伊吹山と同じです。鏃・石斧・包丁・槍の穂先、等々の石器も出土していて、おまけにセメント鉱山も稼働しています。
 伊吹山を少しだけ勉強して来た中で、酷似の平尾台の事が気になって、今回漸く訪問が実現し感動しています。ただ、伊吹山と大きく違うのは 山頂に県道が縦貫し、信号機もあります。旧軍の演習場に使われた後、入植があり、民家も、機械が入る畑もあるのです。900種程の植物を数えるそうで それの観察遊歩道は特になく、踏跡歩道が無数に交錯しています。
 登山者は、畑に入らない様にとの注意書きをみました。フランスギクやタンポボと云った外来種の浸入は同じですが、特に駆除の対策は執られてないそうです。
 8日に入山し、もう少し 12日まで 滞在する予定です…。
 オキナグサは白髭化し、シロバナタンポポは綿毛となり、いまカノコソウ・アマドコロ・シロバナハンショウヅル・ホタルカヅラが観察出来ます。花たちの事は、また後日詳述します。
 報告は、イッシーでした。

銚子ヶ口岳

2013-05-05 20:31:49 | 会員の活動

【ハルリンドウ】


【東峰】

 銚子ヶ口岳はメジャーな山ではないので、GW期間も訪れる人は少ない。登山口から植林帯を上るが、いきなりの急勾配。日頃の運動不足が響き、足取りが重い。植林帯を抜け、尾根筋に出ると、相変わらずの急勾配もあるが、明るくなり、ミヤマカタバミやイワウチワ、イワカガミなど可憐な花が咲き、疲れを癒してくれる。沢の冷たい水で喉を潤し、足を進める。沢沿いを上り、やがて沢が涸れ、落葉樹林帯の急登を上りきると、東峰へ続く尾根に出る。雨乞岳、御在所岳、釈迦ヶ岳、竜ヶ岳、藤原岳、御池岳など鈴鹿の山々が一望。また、銚子ヶ岳から縦走できるイブネなどの奥地の山並みも見ることができる。鈴鹿の山の懐の大きさを感じさせる。

【落葉樹林帯の中を歩くのは気分が良い】


【山頂の正面には釈迦ヶ岳】


【鈴鹿の秘境イブネも間近】


【アセビ】

 ここから東峰までは一登り。東峰では、よりイブネが近くなり、迫力がある。東峰で、鈴鹿の山並みのパノラマを見ながら贅沢に昼食。昼食後、東峰の先にある三角点と西峰を望む地点まで足を延ばす。綿向山など南の山を望むことができる。また、東峰を過ぎるとハルリンドウが可愛く咲いており、この花もこのルートでは、ここまで登らないと見られない花。私の今日の登山の一つの目的であった。
 運動不足の体にはきつい登山であったが、山頂からの絶景と花々が疲れを忘れさせてくれる。だから山登りはやめられない。


【イワウチワ】


【イワカガミ】


【ウスギヨウラク】


【エンレイソウ】


【ショウジョウバカマ】


【フモトスミレ】


【ボタンネコノメソウ】


【マムシグサ】


【ミヤマカタバミ】


【ユキグニミツバツツジ】

報告は、鈴鹿の翡翠でした。

焼尾山

2013-05-04 19:17:28 | 会員の活動

【カタクリ】
鞍掛峠から容易に登れる焼尾山を訪ねた。鞍掛トンネルが通行止めであるので、トンネルの手前に車を止めて、鞍掛峠へ登っていく。植林帯を10分ほど登りきると、視界が明るくなり、落葉樹林帯となる。カタクリがぽつぽつと咲いている。まもなく、鞍掛峠へ到着し、左に分けて、焼尾山へ。勾配がきつくなるが、尾根歩きで清々しい。三国岳の分岐を経て、焼尾山山頂に到着。イワウチワは終わっていたが、カタクリを見ることができて、一安心。

【シハイスミレ】

【ニシキゴロモ】

【鞍掛トンネルは通行止】

【鞍掛峠】

【尾根歩きはカルンフェストの中を気持ち良く歩きます。】

【ミヤマカタバミ】

【ミツバツツジ】

報告は、鈴鹿の翡翠でした。