自分で考えない
自分で決めない
自分で行動しない
●認知症の人に共通すること
たまたまみた動画で、
介護士の方が認知症の方に共通すること
としてあげていたのが、
冒頭の3つでした。
認知機能が低下してくると、
そもそも脳がうまく作動しないから、
考えられない、だから決められないし行動もできない、
となるのは当然かとは思います。
ただ、その介護士の方は、
「だから、それをしないようにすることが、改善につながる」
と言っていました。
つまり、
自分で考えるようにする
自分で決められるようにする
自分で行動できるようにする
すでに認知症を発症した人たちに対して、
これをしていくことは、なかなか根気のいる、
大変なことだろうと思います。
同時に、これはまた、認知機能低下の防止にも
つながるのかもしれないと思いました。
●人生は来た道を戻るが如し
ところで。
私には、現在、7歳と1歳半の孫と、
91歳のアルツハイマーの母がいます。
いわば人生を始めたばかりの人たちと、
これから人生を終えようとする人の、
両方を同時に観察する機会を持ちます。
そんな中でよく思うのは、
まるで山を登って下るように、
人の人生とは初めに辿った道を
逆に戻っていくようなものだなあ、
ということです。
子供叱るな来た道だもの
年寄り笑うな行く道だもの
という格言(?)がありますが、まさにそんな感じ。
そう思ってみると、
自分で考え、自分で決めて、自分で行動する
というのは、人として、大人として
自立して生きるためには、
基本的なことだと、改めて思う次第。
そして、そうした自立した大人から
だんだんと遠ざかってしまうことを止めるために
自分で考えること、決めること、行動することの3つを促すのならば、
そうした自立した大人に近づくためにも
その3つを促すことが、
とても大事だと思うわけです。
老化を考えることは
すなわち子育てを考えることにも重なるな、
と思います。
ちなみに、先ほどのこ格言(?)は、
次のように続くようです。
来た道 ゆく道 二人旅
これから通る 今日の道
通り直しのできぬ道
#認知症
#老化
#終活
#子育て
#自立