労働日誌

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第86回メーデー高知県中央集会(高知市中央公園)

2015年06月27日 20時25分17秒 | 活動・イベント報告

 5月1日の第86回メーデー高知県中央集会は、12産別33団体から1,100名が集まり大成功しました。

 田口朝光執行委員長は主催者挨拶で、「日本は2つの意味で戦前化しつつある」として次のように訴えました。

 ①特定秘密保護法が施行され19万件が秘密指定されモノを言えぬ戦前社会への傾斜」が進み、自民党による報道への圧力と介入は度を越え、「見ざる・言わざる・聞かざる」の国民を作りだし、その先に、国家による教育統制が狙われている。

 ②戦争立法の連休明けの14日に閣議決定され国会提出が目論まれているが、憲法9条の改悪を行う前に、環境権等で国民を改憲に慣れさせておいた後に、憲法9条の改憲を行うといった「2段階改憲論」である。と述べ「2つの戦前化」を許してはならないと強調しました。

 労働法制の改悪では、「労働者派遣法の大改悪」「残業代ゼロ法案」「解雇の金銭解決法案」を『ブラック3兄弟』と表現し、「生涯派遣労働者を作り、非正規労働者を今まで以上に増やす内容であり、若者から働き甲斐と明るい未来を奪ってなならない」と批判して、労働法制の改悪の阻止に向けた更なる団結を力強く呼びかけました。

 また、「メーデーは労働者の祭典である同時に、国民的な闘いの起点である」として、「平和・民主主義を、戦争阻止・生活を守るためには、一点共闘の輪を拡大して、宗教関係者・保守層にも呼びかけて行くことが重要である」と、メーデーの闘う伝統を現在の情勢に合わせて発展させていく必要があるとしました。

 尾崎正直高知県知事、岡崎誠也高知県市長からメッセージが寄せられ、製造業・流通業・教職員・保育士等を含む7つの労組の代表者から職場実態と共に、労働問題が紹介され、力強い決意がなされました。

 集会終了後は、デモ行進を行い、その後に高知城ホールにおいて懇親会が開催されました。


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