1年余りの悲願・遂に実現
みなぎる機運と高まる高揚感 組合んの増加で要求の実現へ
6月8日 土佐食(株)の労働者で組織した、高知一般労働組合 土佐食支部結成大会を土佐清水社会福祉センターで行いました。
土佐食は(株)は約180名が働く第3セクターで地域の大切な雇用の場所、今大会で支部長に選出された吉田 克之氏は、「一人で要求を実現しようとしても困難である事を痛感してきたが、職場をよくしたいとの思いの下に、1年余りを要したが、組合結成が実現して本当に嬉しい」と挨拶、「土佐食支部結成を大きな契機として、要求実現に向けて組合員を増加し、働きやす職場にして行こう」と力強い決意が述べられました。
高知県労連、土佐清水労連、県教祖幡多支部からも激励と歓迎のあいさつがあり、その他の労働組合からは連帯のメッセージが寄せられました。また、土佐清水市の市議で土佐清水市労連の事務局長でもある前田 晃市議、岡本 詠市議にも参加をいただきました。
会社と市役所とも懇談 大きかったビラの反響
翌9日には、朝から本社を訪れて結成の挨拶と要求書を提出しました。
平林・上田両取締役との懇談の中で、「お互いの人格を尊重し円満な労使関係を築いてゆくこと」「話し合いで労働条件をきめてゆくこと」を申し入れ、労働組合結成の経緯・要求の基本的な考え方について説明しました。
その後各工場で、昼休み中の労働者にビラを手渡し組合加入を呼びかける中で「ついに組合ができたか」「何人入ったの」などの声や、ビラの無いように「まったくそのとうりだ」といった感想が飛び交いました。
午後には、土佐清水市に組合結成の挨拶をしました。土佐清水市は、土佐食の株主で泥谷市長が役員を務め磯脇副市長が監査を務めています。
「働きやすい職場と、若者の地域定着への協力と支援を要請」し、磯脇副市長、木下総務課課長と懇談を行いました。
なお、会社・市役所との懇談には土佐清水労連の仲間も同行し、心強い援護が得られました。
就業規則を開示させる 夏の賞与についても申し入れ
翌10日も、引き続き早朝からビラを配布しました。
平林取締役とも再度会い、夏の賞与について6月15日の支払いと昨年実績を下回ることの無いように強く求めました。
また、従業員が就業規則を見たこともないという声があったっため早速、労働組合に開示するよう要請し見せたもらいました。また、誰でも見られるように、食堂に就業規則が置かれるようになり改善しました。
これらは、組合結成が影響したことの成果です。現在3工場では、組合加入の呼びかけが更に進んでいます。