今月28日、ここ上松で「ひのきの里の夏まつり」というお祭が催されます。
上松町が1年で最も盛り上がる日らしく、1日を通して色々なイベントがあり、夜には花火も打ち上げられるそうな。この山間部でデカい花火が上がったらどんな音が鳴り響くのか・・・おそろしくもあり、楽しみでもあります
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さて先週から始まった整理箱の製作。
正面図と側面図。
そして今作業している木取りについては、この「木取り表」に基づいて部材を揃えていくのだ。
写真は帯ノコ盤。ひとりが中ほどまで押し切り、後はもうひとりが向こう側で引っ張る。糸ノコと似ているけれど、帯ノコは刃がベルト状になっていて回転している。上下運動ではないから刃につられて板がバタバタしないのだ。
こちらは手押し鉋盤。テーブルの下に刃をつけたローラーが回転しており、その上に部材を通らせることで平滑面を出す。
安全カバーはついてるけど、部材を押すときにはカバーが外れる。指をいれたらもちろんスパリンコだ
というわけで材の持ち方は写真のようにグーが基本ね。
それから、今日は自動鉋盤の整備&調整をした。
訓練校には3台あるので、10人ずつ分かれての作業だ。
調整用の角材を入れてローラーの調節をしているところ。ナットの締め具合はなかなかシビア。
刃の付け直し。
自動鉋盤はローラー式の胴に3枚の刃がついているんだけど、刃の出具合をチェックすると片側がちとズレてセットされているらしい。調整用の台に刃が当たるギリギリのところまでテーブルを上げ、刃を回転させて3枚とも同じ高さになっていることを確認して判明した。
調整方法は、一度刃を外してはめ直す。ただ奥に押し込めばいいってもんじゃない。これも誤差はひじょーにシビア。ナットの締め方によっても微妙にズレが生じたりして、何度もやり直した。
これで2日間作業した。部材は揃ったかというと・・・・・・まだ
整理箱17セット分の部材は何百個にもなる。もう1日かかるな~。
いっぽう木材工芸科では、
ろくろ用の削りノミを作っている。
写真はグラインダーで刃の形をつけているところだ。
鍛冶をして自分で刃を作ってるんだなぁ。興味深いね