この図に示すように,スポイリングのための勾配磁場は,一定の大きさで加えられますので,一つのRFパルスの両側にあるスポイリングの勾配磁場の効果は,完全ではありませんが,ある程度キャンセルされます.
すなわち,二つのRFパルスにより,スピンエコー状の信号が発生し,次のRFパルスで励起され,次の横磁化の生成に寄与します.
このようなメカニズムにより,横磁化のコヒーレンスは,部分的に維持されます.
このような理由で,このシーケンスを,部分的コヒーレント型勾配エコーと呼んでいます(あまり一般的ではありませんが).
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