今年度、全社員の受講を義務付けた『救急救命講習』に行ってきた。
今まで漠然と持っていた蘇生のイメージが、実際の講習を受けるとあまりの違いに驚く。
まず、通称『心臓マッサージ』のリズムは100回/分と、もの凄く速い。
これは、心臓を動かすのが目的ではなく、血液を強制的に循環させることが目的であると説明を受け、なるほどと納得した。

また、人工呼吸も、どんなに息を強く吹き込んでも、気道が確保できていなかったり、口の密着度(きゃ~)が少なかったりすると、肺にまで空気が届かず効果“0”。

AEDの使い方に到っては、実際にやってみないと、その場では気が動転していて絶対に無理ということが良く判った。
訓練そのものは、『救急車を呼んで下さい』と言うべきところを『110番お願いします』と言っている人間がいたり、『AEDを持ってきて下さい』が『ABC持ってきて下さい』になったり、ペーパーテストを見せ合っている人達が、あまりの答えの相違にパニック状態になっていたりと、和気藹々と進んだ。
しかしながら、5分間の蘇生活動継続といったカリキュラムは本当に大変で、実際に救急車が来るまでこれを続けていたら、蘇生活動を行っている方が倒れてしまうと正直に思った程だ。
何れにせよ蘇生活動を行わずに済むにこしたことはないが、もしその様な場面に出くわしても、これからは、いち野次馬ではなく、積極的に救急活動をサポートしていきたい。
まかしょ~

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