korosukeの散歩日記

一度閉店したのですが、
時折、風を通すのに写真を投稿してます。

幡多弁講座 <か行>

2015年01月04日 | 方言(幡多弁)

がいな  荒い 荒っぽい」

『がいな』は、性格が『荒い』とか、『荒っぽい』と言う意味ですが、

やっかいな事なども『今日の仕事は、なかなか、がいなぞ。』のように使うこともあります。

 

かたぐ  「かつぐ」

『かたぐ』は、『かつぐ』と言う意味ですが、物をかつぐことを言います。

『になう』と『かたぐ』は使い分けていて、『になう』は、にない棒で物をぶら下げて運ことを言い、

『かたぐ』は、そのまま肩や背中に乗せて運ぶこと言います。

 

かつえど 「腹をすかせている人」

『かつえど』は、『腹をすかしている人』と言う意味ですが、軽蔑した言い方の1つで、

がつがつ食べることを、『かつえどみたいな食い方をするな』と言ったり、

何か食べるものはないかと探していると、『かつえどみたいなことをするな』と言うこともあります。

余り好きな言葉では、有りませんね、使うのも年寄りだけでしょう。

 

かやる 「倒れる」

『かやる』は、『倒れる」と言う意味です。

コップなどが倒れる時にも使いますが、その場合は『ひっくりかやる』とか、

『ひっくりかやす』のように言い、『はねくりかやる』とオーバーに言うこともあります。

 

からげる たくり上げる」

『からげる』は、着物のすそや、ズボンなどを『たくり上げる』ことを言いますが、

袖口を折り返すことなども『からげる』と言います。

 

かわいげな 「可愛らしい 可愛い」

『かわいげな』は、単純に可愛いと言う意味です。

 

ぎっちり 「しょっちゅう いつも」

『ぎっちり』は、『しょっちゅう』とか、『いつも』と言う意味ですが、『びっしり』と言う所もあります。

両方を同じ意味で使うことが多いです。

 川のそばで遊んではいけないと、いつも言っているのに、言うことを聞かないから落っこちるのよ。

 川のはたで遊ばれん言うちぎっちり言いよるに、言うこと聞かんけんこけるがぜ。

 あの人は、近頃いっつも出かけているけど、どこに行ってるのだろうかね。

 あの人は、近頃びっしり出ち行きよるが、どこへ行きよるろうかねえ。

 

 

ぎょうさん 「たくさん」

『ぎょうさん』は、『たくさん』と言う意味ですが、多くの地域で使われているのではないかと思います。

同じような意味の言葉に、『ざまに』とか、『べったり』があります。

ちなみに、少しのことは『ちょびっと』とか『ちいと』と言います。

 

くちめ 「まむし」

『くちめ』は、『まむし(毒有り)』と言う意味です。

ちなみに、(毒なし)のことは『くちな』と言います。

私には、どちらも同じです。(笑)

 

首っちょ 「野鳥を取る罠」

『首っちょ』は、『野鳥を取る罠』で、竹や木の枝を弓なりにしてばねを作り、地面には浅い穴を掘り、

その上に野鳥が好きな木の実などを置きます。

野鳥が取りに来たら、その仕掛けのばねが反応して、野鳥が引っかかる仕組みになっています。

理屈は簡単なしかけですが・・遊びでは、無いですね。(笑)

狩猟です。

 

くるめる 「片付ける しまう」

『くるめる』は、『片づける』とか、『しまう』と言う意味ですが、すぐに使うものを片づけると言うより、しばらく

わないものや、大切なものを、きちんとしまっておくと言う意味で使うことが多いです。

同じような意味の言葉に、『しのべる』があります。

ちなみに、探すことは『たんねる』と言います。

 

 とても高価な着物だから、きちんとしまっておきなさいよ。

ざまに高い着物ゃけん、ええようにくるめちょいたよ。

 

 

ケーキ 「アイスキャンディ」

この『ケーキ』は、ショートケーキや、クリスマスケーキのことではなくて、『アイスキャンディー』や、『アイス

リーム』のことを言います。

この辺りでは、『クリーム』とも言います。

ショートケーキもケーキと言います。

 

げっつ 「最後、ビリ」

『げっつ』は、『最後』と言う意味です。

この辺りでは、最後になることを『ぴりけつ』とも言います。

ちなみに、最初からは『はなから』とか、『頭から』と言います。

 

けぶたい 「けむたい けむい」

『けぶたい』は、『けむたい』とか、『けむい』と言う意味ですが、その人がけむたいとか、けむいと言うのではな

て、ただ単にたばこなどの煙がけむい場合に使います。

 

こっこ 「雄鶏」

『こっこ』は、『雄の鶏』のことです。

ちなみに、子ども言葉では、『といとい』と言います。

 

ごくどう 「なまけ者」

『ごくどう』は、ヤクザ屋さんとは違い、『怠け者』や、『仕事をしない人』を言います。

こさぐ 「こそぐ」

この『こさぐ』は、『こそぐ』という意味ですが、汚れをごしごし擦ったり、さびなどを削り落とすことを言います。

 

こんまい 「小さい」

『こんまい』は、『小さい』と言う意味です。

同じような言葉に、『ちんまい』とか、『こまい』などがあります。

ちなみに、少しのことは『ちぴっと』とか『ちょびっと』、『ちいと』と言います。

 

ここちがわりい 「気持ちが悪い 怖い 恐ろしい」

『ここちがわりい』は、いろいろな場面で使う言葉の1つです。

恐ろしいことに出あった時や、怖い人のこと、高い所に上がって下を見た時、きたないものを見た時など、全て『ここ

がわりい』と言います。

ちなみに、けんかなどで相手をねじ伏せた時などは、『ここちがええ』とか『きびがええ』と言います。

 

こじゃんと 「すごく とても たくさん」

『こじゃんと』は、高知県全域で使われている言葉ではないかと思いますが、『すごく』とか、『たくさん』、『と

も』と言う意味です。

この言葉も、いろいろな言葉に組み合わせて使います。

とても疲れたこぢゃんとことうた 

たくさん食べたこじゃんと食うた

とても安かったこじゃんと安かった・・・など、いろいろなことに使える便利な言葉でもあります。

 

こすい 「ずるい」

『こすい』は、『ずるい』と言う意味です。

 

こそばいい 「くすぐったい」

『こそばいい』は、『くすぐったい』と言う意味です。

 

ごっちょ 「ごちそう」

『ごっちょ』は、ご馳走と言う意味ですが、食事のしたくをすることも『ごっちょを作る』と言うこともありますし

『今日のこっちょは、何にしょうか。』と、自分で言うこともあります。

ちなみに、ご馳走になったことも、『ごっちょ(ごちそうさま)』と言います。

 

こてし 「小皿 とり皿」

『こてし』は、『とり皿』と言う意味です。

地域によっては、『てしよ』と言う所もあります。

ちなみに、高知は何と言っても皿の王様、『皿鉢(さわち)』が有名です。

皿鉢は、直径数十センチ~1メートルほどの大皿です。

 

こましゃくれ 「大人ぶっている」

『こましゃくれ』は、説明しにくい言葉ですが、イメージとしては、小さい子どもが大人のようなことを言ったりした

することです。

 あそこの子どもは、まだ五つらしいけど、それにしても大人ぶったことを言うんだねえ。

あそこの子どもは、まだ五つじゃ言いよったに、めっそに、こましゃくれたことを言うねえ。

 


こわり 「養殖生簀」

ハマチ、タイ、マグロなどの養殖筏(生簀)などを総して「こわり」と言います。

最近の物は、筏と言うには、立派過ぎて養殖生簀と言った方が良いかもしれません。

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