見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

Earth Day @ Yohogi Park

2011-04-24 22:48:01 | 横浜の風景
Earth Day @ Yohogi Park


Earth Day.

妹親子を誘って、恒例のEarth Day@代々木公園に足を運んだ。
毎年のイベントが気になってはいたが、実際に行ってみたのは初めてだった。

中央の野外ステージでは、昨年講師に来ていただいた谷崎テトラさんが小野リサさんと震災の話をしていた。
名前は知っていたが初めて聞く小野さんのボサノバは、無理のない軽やかなメロディで、
彼女のほほえみと柔らかな歌声が聴衆を魅了する。

2年前、滞在した浜中町の牧場で、仕留めたばかりの鹿肉の美味しさに感動した妹親子は、
ジビエと名売って出展していたCWニコルさんのテントの鹿肉ステーキの列に並んだ。
もちろん、仕留めたばかりの新鮮な肉に適うものがあるわけはないけれど。

ブースエリアのアウトスペースでは、
エネルギーシフトを訴えるグループが海外メディアに囲まれていた。

渋谷駅に来ると、
パチンコ店の撤退を求める小さな署名ブース(?)が人の目をひいていた。
節電を迫られる夏が近づいている。

少なくとも東京電力管内は、
これまでの立ち位置を見直す局面に立たされているということなのだろう。
そして、日本中の多くの人々が
震災の事実と現実を自分の日常生活に重ねようと努めている。


*Earth Dayの存在を強く意識したのは、まだ教師をしていた頃。
クラスの生徒と一緒に校庭の隅に、ヒマラヤスギを植えた。
一人の提唱で「Future Tree」と名付けたのだが、今は残っているのだろうか。


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2 コメント

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Unknown (ちえちえ)
2012-11-09 18:58:49
ちょっと視点が違うかもなんですが、聴いて下さい。
若い頃居酒屋さんでおじさんが「君たち職業何?俺たちはさあ・・まあ公務員みたいなもんさ・・○○電力!絶対倒産しないから・・」と豪語していました。数年後子どもの同級生のお母様が「ウチはお父さん○○電力だから、給料いいの・・」と普通に話しをしてました。その子どもも「僕のお父さん○○電力なんだぜ」と言って居ました。私の子どもは「お母さん○○電力って何?偉いの?」と聞いて来ました。私自身は職業に優劣は無いと思っているので説明に苦慮しました。相手の子どもも傷つけない説明を考えるのに。私はそれらに強い違和感を覚えて今日まできていました。そして3月11日が起きました。
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違和感 (wine)
2012-11-14 01:21:33
「平家物語」の一文を思い出しました。
ちえちえさんの「違和感」が具体的な形となってしまったこと、それが人々を巻き込み苦しめているという現実なのですね。そういう人々を生み出す組織だったと、改めてため息がでます。
そして日本はそういう組織が存在できる国だということなのでしょう。

驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し
猛き人もついには・・・



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