通行人を意識した工事説明表示

「何をしているんだろう」の疑問に答えてくれる工事現場は嬉しい。

街のあちこちで、道路を掘り返したり、ビルを建てたり、公園を閉鎖したりして工事が始まる。

ある日突然、黄と黒のゼブラ模様の工事バリケードが張り巡らされ、機材が音を立てて動き出す。調べてみると、発掘調査だったり、下水管工事だったり、アスベスト除去工事だったり、様々なのだが、何が始まったのか、通行人はとても気になる。

街中の工事現場。何をしているのか、どんな建物が建とうとしているのか、簡潔に示す表示に出会うと、通行人を意識してくれた施行業者や施主の温かさに触れた気がしてほっとする。

週末、街角で穴を掘る工事が始まっていた。道路側に回ると、『井戸をほっています』と大きな文字の一言表示。工事担当者と目が合い、思わず笑顔で会釈した。
そうそう、街中の湧水をいくつか噴水させる街づくりが始まるのだ。


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