ごめんね、ダーリン!

基本的に何でも口にする性格だが、それでも夫には言えない事もあるし、言いたくない事もあるよな・・、うん。

浅葱色の狩衣

2007年08月27日 20時56分26秒 | 今日の出来事
私は「神様」の存在を信じる者である。
およそ、そうは見えないと思うが・・。

私は寺社仏閣やお城が好きで、宗教にも興味がある。
これも「およそ」そうは見えないだろうと思う・・・。

しかし、かと言って苦しい時の「神頼み」はしない。
自分の周りで起きる全ての事柄は自分に由るものであるし
この先に待ち受ける事柄も全て自分の責任であると思うからである。

「2007年」は私を神様に近づけてくれた「年」であった。
(まだ、終ってないけどね)
今年に入って急速に懇意になった男性二人が
「やっちゃん、おいで・・」と仰る神様の手助けをしてくれたのだ・・
と、そう感じている私なのである・・・。

さて、そのうちの一人Sちゃんの親戚の神社が我家の近所にある。
一昨日は、その学問の神様を祀る神社のお祭であった。
「無知」で知られる私は、お祭の前に「式典」がある事を知らなかった。

Sちゃんから「俺、手伝うんだぜ」と聞かされていた私・・。
以前から、このポヤ~っとした男のシャンとした姿を見てみたかった私・・。
だから「見に行っても良いか?」と許可を求めていた。
「エ~ッ??来んの~?良いけどさ・・」
「なにさ?」
「やっちゃんの姿見つけたら噴出しちゃうかも・・」
「私の方が噴出しちゃうかも・・」
こんな感じの会話があったと記憶しているが、取敢えず許可は出た。

朝10時・・。
神社の森は何かを感じさせる・・・


お囃子が聞こえる中、何となく心が澄んでいくような錯覚に陥る私・・。

そろそろかな?と思い社殿に近づくと、中に氏子さん達が着席している。
浅葱色の装束を身に纏ったSちゃんが入ってきた。
驚いた・・・別人の様なシャンとしたSちゃん・・。
梅のご紋の入った立ち襟の狩衣は「平安絵巻」そのもの・・。

もうお一方も同じ装束だったが、宮司さんだけは違う装束だったな・・。
すまん・・・ピンボケです、はい・・
スグレモノの筈のデジカメも、私に掛かるとこの始末である・・。

私はハタと気がついた。
「そうだ・・私は儀式ってもんが好きなんだ・・」
外からだったので、あまり良く見えず・・残念だった。
今度はもっと近くで、どんなお作法なのか、祝詞はどんな内容なのか
をつぶさに見聞きしてみたいと、痛切に感じた・・クスン
Sちゃんの神社のお祭は9月・・。
近くで見せてくれないかな~~と思う私である。

帰りは階段を下り、下から・・と思ったが
この神社の階段は、足の悪くなった私に冷たい・・

諦めてスゴスゴ帰ると、Sちゃんからメールが来た。
「暑いのに、良く来たね」
知ってたのか???
「どうだった?」
だからさ・・良く見えなくてさ・・・。

後で聞いた所、TVを観ていてギリギリに到着したヤツは
「やっちゃん来てるかな~?」とちょっと探したそうな・・。
いつも「ぜ~んぜん、想像がつかない」と言っていた私に
シャンとした姿を見せたかったのかもしれない。

源氏物語が好きだった若い頃・・・
源氏は愛する女性達に(いや、一回でも関係を持った女性にも)
住まいを提供し、調度品を揃え迎え入れ・・・
それぞれに一番似合う召し物をプレゼントする件があったな・・。

そんな事を思い出す日であった。


最新の画像もっと見る