8月4日(月)
プラハには何度も来たことがあるため、丸一日のプラハ観光は実はこの日だけ。まあT氏とO氏は初めてなので、ちょっと申し訳ないような気もしますが、プラハリピーター率50%のパーティなんだから仕方がない(笑)。ということで、駆け足でプラハを歩き回ってきました。
まず訪れたのがペトシーン公園。ここはリピーターのT夫人も僕も初めて。ミラン・クンデラの「存在の耐えられない軽さ」にも登場する公園ですが、プラハの街が一望できるということもあって、とりあえずケーブルカーで登ってみることにしました。
公園には天文台やエッフェル塔を模したタワー、それに飢えの壁といったところが見どころ。時間の関係もあって、天文台は通り過ぎるだけでしたが、何はともあれプラハの街は眺めておこう、ということで、「プラハのエッフェル塔」に上りました。
塔からの眺めは、とてもよかったです。プラハ城も見えるし、旧市街も見える。そして、はるか向こうにはテレビ塔も見えました。「百塔の街」とも呼ばれるプラハですが、こうして市内を一望してみると、本当に美しい街ですね。
塔の下には、「飢えの壁」というのがあります。これは、カレル4世が貧困に苦しむ市民を救済するために作ったものだそうです。ということは、これは「チェコ版ニューディール政策」といったところか?いや、こちらの方が先だから、ルーズベルトが「アメリカのカレル4世」か???
といったつまらない話はさておき、そこからさらにプラハ城の方へ歩いて行くと、左手にストラホフ修道院というのがあります。プラハ訪問3回目にして、この修道院が建物の内部に入る初めての歴史的建築物だったんですが(恥)、ここの「神学の間」「哲学の間」は圧巻でした。ただ通り過ぎるにはもったいないです。その他にも、いろんな動物や昆虫などの剥製・標本などもあり、小さい建物ながら見どころの多いところでした。
ストラホフ修道院を出て、さらに進んでいくと、いよいよプラハ城に到着です。残念ながら正門は工事中だったんですが、衛兵の交代式がちょうどおこなわれていたので、それを見てから中に入りました。プラハ城では是非、聖ヴィート大聖堂の中に入りたかったんですが、これまで同様、今回もやはり人があまりにも多かったので、時間の関係上、敢えなく断念。プラハは数日たっぷり時間をとって来るべきところですね…。
その後、いきなり大雨が降りだし、プラハ城の敷地内で雨宿り。雨が止んでからマラー・ストラナで昼食を食べて、T夫妻とO氏&僕のふた組に分かれることに。T夫妻は旧市街やユダヤ人地区に、僕たちはホレショヴィツ地区に向かいました。
プラハに行ったことのある人なら、「旧市街はともかく、なぜホレショヴィツ?」と思うかもしれませんね。あそこは駅以外に何もないところですから…。
ところが、今回のプラハ旅行で(僕にとって)最大の目的がここにあったんです。それは、「HCスパルタプラハ」というアイスホッケーチームのグッズを買うこと。リンクにショップが併設されているんですが、まぁいろんなグッズがあって、どれを買おうか迷ってしまいます。店員とああだこうだと話しながら選んだのは、
ダヴィド・ヴィーボルニーのサイン入りキャップ、トマーシュ・ドゥバのレプリカジャージ、スパルタTシャツ、スパルタロゴ入りパックなどなど。
あとは、日ごろお世話になっている方々へのお土産を少々。
その後、リンクをチェコっと、いや、チョコっと(汗)覗いてきました。
広い。大きい…。パトリックもヤルダも、こんなところでプレーしてたんですね。近々NHLにあるような新しいリンクができるみたいです(ヤルダ談)。
そんなヤルダと夜に会う約束になっていたので、とりあえずマラー・ストラナのビアパブで電話を待つことに。ところが、家の用事がなかなか片付かないみたいで、連絡がなかなか来ません。11時まで待ったんですが、結局連絡なし。こっちからも電話をしてみましたが、つながらず。
仕方がないので、4人でごはんを食べてこの日は終了、ということになりました。この日がプラハ最後の夜になるT夫妻は、ヤルダと会うのをとても楽しみにしていたので、ちょっと残念でしたね。