Neser ty vole!

韓国生活あれこれ

廻るよ、廻る…

2008-02-26 01:16:39 | diary

ハルラに在籍するチェコ人選手たちには、この2年間、本当に仲良くしてもらいました。こんな言い方をすると失礼かもしれませんが、僕にとって、ホッケー選手というよりは、隣町に住む飲み友だち、という感じでした。

ホッケーに限らず、スポーツ選手の宿命で、シーズンの成績や監督の去就などにより、彼らの立場は不安定そのものです。不本意な成績ならともかく、そこそこの成績を残しても、チームの事情により非情に放り出されるリスクと常に隣り合わせです。それが人数に制限のある助っ人選手ならなおさらです。

前にも書いたとおり、ハルラの今シーズンが終わってしまいました。優勝候補の一角に上げられていたものの、ふたを開けてみればレギュラーシーズンを5位で通過、プレーオフでは4位のクレインズにスウィープされジ・エンド。期待はずれだったということは、即ちシーズン後に粛清の嵐が待っていることを意味します。

おそらく今シーズンのメンバー全員が来季も揃ってハルラでプレーすることはないでしょう。場合によっては、みんないない可能性だってあります。本当に平凡なただの飲み友だちではなく、彼らが1年1年が勝負のプロスポーツ選手なんだと実感する瞬間が、まさにシーズン終了直後の、この時期です。

去就がわかるのは、まだ少し先のようですが、彼らはそれを知る前に(あるいは、もう知っているのかもしれませんが)、一足先に母国へ戻ります。そんなわけで、「来季もいるかもしれないし、いないかもしれない」彼らのための「送別会」を、先週の土曜日にソウル市内のチェコビール専門店で開きました。

「とりあえず」最後ということもあり、どことなく名残惜しさの残る飲み会でしたが、日本人と韓国人、それにチェコ人がビール、いや、ホッケーを通じてひとつになる…。本当に素晴らしい仲間たちだったと、改めて実感しました。

丸いホッケーのパックのように、廻り廻ってまたいつかどこかで同じメンバーで再開したいものです。それがすぐ近い将来でありますように…。


家康公の伝言

2008-02-23 02:20:04 | diary

昨季に続き、今季もプレーオフのファーストラウンドで3タテを食らい脱落してしまったアニャンハルラ。今季の不振を、徳川家康公の遺訓とともに振り返ってみたいと思います(笑)。

人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず。

カンウォンランド(現High1)から主力選手3名を引き抜いてきたものの、思ったような活躍は見られませんでした。やはり基本は自前の選手の育成していくこと。目先の勝利を意識するあまり、チーム強化を急ぎすぎたのかもしれません。

不自由を常と思えば不足なし、心に望み起こらば困窮したるときを思い出すべし。

High1とハルラの戦いを見て感じるのは、ハングリー精神の差。待遇のよいハルラに入れずHigh1に入団したという選手も多いだけに、彼らのハルラ戦に対する意気込みは、かなりのものと言います。対するハルラの選手は、そうした恵まれた環境に慣れすぎてしまったのでしょうか?

堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え、

イ・クォンジェ&イ・クォンジュン兄弟のラフプレーが目に付いた今シーズン。パワープレーの絶好のチャンスを、まったく必要のないラフプレーで台無しにしてしまうKYなふたり。怒りが、7人目の「見えない相手選手」をリンクに招き入れる結果となることを、来季こそは肝に銘じてほしいものです。

勝つことばかり知りて、負けることを知らざれば、害その身に至る。

そもそもの間違いは、実はアニャンカップで優勝したことにあったのでは?思いがけず優勝したことで、知らぬ間に慢心や油断が心に生じてしまったようです。「勝って兜の緒を締めよ」の精神が大切です。

己を責めて人を責めるな、及ばざるは過ぎたるより勝れり。

キム・ウジェ主将が、あるインタビューで今季の不振を外国人選手のせいにするようなニュアンスで答えていましたが、キャプテンがそんな度量の小さなことを言っていてはいけません!スコアシートをよく見てみれば、問題点は一目瞭然です。自分たちに何が足らなかったのか、そのことを自分の胸に手を当てて考えるのが先です


一からの出直し

2008-02-18 23:10:51 | diary

エディソン・チャンのパソコンに入っていたわいせつ画像がネットに流出して、香港芸能界はいま大騒ぎだそうです。画像が白日の下の晒された人気女優たちは、婚約破棄、離婚危機、果ては引退の瀬戸際に立たされていると言いますから、ただごとではありません。

その中には、香港の大手芸能プロダクション社長の姪や、人気俳優ニコラス・ツェーの奥さんなども含まれていたとか。芸能界の大物、それに世論を敵に回してしまったエディソン、一度広まったダーティなうわさを消し止めるには、相当の時間が必要なのかもしれません。

火は消し止められたものの、エディソン同様、これから信頼回復に相当な時間が必要となるのは、老人の腹いせによる放火で、あっけなく廃墟と化してしまったソウルの南大門を管理する関係当局。責任のなすり合いを見つめる市民の目は冷ややかです。

秀吉の朝鮮出兵、清の侵攻、日本の植民地支配、朝鮮戦争など、波乱に満ちた朝鮮半島で600年ものあいだソウルを守ってきたこの門も、いまは石造りの土台が残るのみ。早くも再建計画が囁かれていますが、600年という時の流れを取り戻すことはできません。

エディソンと南大門を管轄する関係当局、どちらも「覆水盆に返らず」で、マージャンやゴルフ、ビリヤードなどのように、両手を擦り合わせて頼み込んで「もう1回!」なんてわけにはいきませんが、それでも、一から出直すことは可能です。エディソンも南大門も、元の栄光を再び取り戻せる日が来ることを信じたいものです


幸せな夫婦!?

2008-02-11 23:07:56 | diary

梨泰院にあるパブのトイレに、奥さんに関するジョーク集が貼ってありました。内容を見てみると、なかなかウィットに富んだ面白いものが多かったので、ここでちょっとご紹介(インターネットで調べたところ、どうやら出典はThe Joke Fileというサイトのようです)。

My wife and I were happy for 20 years. Then we met.

要は「妻と私はお互い出会うまでは幸せだった(=今は幸せじゃない)」ということですが、この場合は「妻と私は20年間幸せだった。それから、私たちは出会った」と直訳しないと、ジョークの意図が伝わりませんね。これは、Rodney Dangerfieldというアメリカのコメディアンが残した名言(迷言?)だそうです。

Young Son: “Is it true, Dad, that in some part of Africa a man doesn’t know his wife until he marries her?”
Dad: “That happens in every country, son.”

「お父さん、アフリカにはどんな人が奥さんになるのか、結婚するまでわからないところがあるって本当?」という息子の問いかけに答えたお父さん。「それはどこの国でもあることさ。」強烈な皮肉がストレートに伝わってくる、絶妙のジョークですね♪

A man said his credit card was stolen but he decided not to report it since the thief was spending much less than his wife did.

これなんて、心当たりのある人も多いのでは?(笑)泥棒にクレジットカードを盗まれたけど、警察に紛失届けを出さなかったこの人。理由は泥棒が使った金額が奥さんのそれより少なかったから!

ほかにもいろいろありますが、最後にもうひとつだけ。

A successful man is one who makes more money than his wife can spend. A successful woman is one who can find such a man.

「成功した男とは、妻が消費するよりもたくさんのお金を稼ぐ人、成功した女とは、そんな男を見つけた人。」

 

ひとりでいるのも、まんざら悪くないのかな?

 

もちろん、ジョークです(笑)。


韓国人の「酒道」

2008-02-10 11:09:48 | diary

旧正月連休もいよいよ最終日。去年の旧盆連休のときと同じく、この連休も仁寺洞までドブロクを飲みに行って来ました。値段もお手ごろだし、口当たりもいいので、どんどん進んでしまうわけですが、つい飲みすぎて翌日頭が痛くなってしまうのが玉に瑕。

ところで、「赤ワインは肉料理、白ワインは魚料理」というように、韓国人も食べ物によってお酒を飲み分けているというのをご存知でしたか?

例えば、今回飲んだドブロクの場合、食べるものはたいていパジョン(韓国風お好み焼き)かホンオ(ガンギエイ)と決まっています。さらに、ドブロクは雨の日に飲むものだ、と天気までこだわりがあるほどです。もちろん、晴れの日にも飲みますが、雨が降ると、「今日はドブロクを飲みながらパジョンを食べようか」なんて人が必ずいます。

焼肉やダッカルビ、それに刺身や寿司など、ほとんどの料理では焼酎が飲まれます。もっとわかりやすく言えば、ドブロクとビールを飲むケースのほうが例外的で、ほとんどの料理は焼酎といっしょに楽しむ、と言っても言い過ぎではないくらいです。日本人は「まずはビールで乾杯」となりますが、韓国人は違います。杯に焼酎を注ぎ、とりあえずグッと飲み干す…。これが韓国人の「正しい飲み方」です(笑)。

では、ビールはどういう食べ物のときに飲まれるのでしょうか?意外かもしれませんが、「この食べ物のときには必ずビール」というのは、チキンかビアホールに出てくる料理(ソーセージ、ポテト、乾き物 etc…)くらいです。韓国人がビールを飲むのは、ほとんどが2次会のような飲み主体の席であって、食事をしながら飲むケースはそれほど多くありません。

韓国ビール党のさらなる奮起に期待します!