8月9日(土)
いよいよ最終回です。 思い出すだけでも疲れてしまう6時間の列車の旅でした。何といっても、スロバキアのジリナからチェコのプラハまで、ず~っと立ちっぱなしでしたからね。飛行機でいえば、成田からバンコクくらい?
この時期、ヨーロッパは夏のバカンスシーズンで、電車はプラハへ向かう観光客で超満員。座席はおろか、最初はデッキのトイレの前で突っ立っていましたからね!どれだけ込んでいたか、想像してもらえると思います。
あまりにも込んでいて、あまりにも疲れてしまって、この間の写真は一枚も撮っていません!
プラハに着くころには、もうクタクタだったんですが、そうは言ってもこの日が最後の夜。おまけに、ヤルダと一緒に飲むことになっていたのですから、ベッドに倒れこんでいるヒマはありません!ホテルに荷物を置いて少し休んでから、疲れた足を引きずりながら旧市街広場に向かいました。
ヤルダとは旧市庁舎の下で待ち合わせ。この日は弟やその友だちといっしょにバーベキューパーティをしていたそうなんですが、それをわざわざ抜け出して来てくれました。で、向かった先は、もちろんズラテーホ・ティグラ!
正直、行く前は疲れていて、あんまり飲めないんだろうなぁ、と思っていたんですが、やっぱりここのビールは違います!ジョッキが次々と空いていきます。
ここは観光客もよく訪れるんですが、ヤルダが言うには、店にとって観光客はあまりうれしいお客ではないそうです(といって、歓迎されていないわけではありませんので、ご心配なく!)。というのも、観光客は「ここが有名なズラテーホ・ティグラか」といって店内の写真をパシパシ撮り、実際にビールを飲むのは1~2杯。長居して会話に夢中になりながらも、ジョッキを空ける速度を決して緩めることのない、地元チェコ人のお馴染みさんのほうが、店としてもビールの出し甲斐があるんでしょうね!
ところで、この日も大混雑で、相席で飲んでいたんですが、僕たちの席に、警察官(もちろん勤務後なので私服です)とその女友だち2人がやってきました。女性ふたりは、典型的なスラブ美人!特に片方は、「チェコの千堂あきほ」といった顔立ちで、まさにど真ん中のストライク!最後の最後で、女神が微笑んでくれました(笑)。
で、この警察官。僕がかぶっていたHCスパルタプラハのキャップを見て、「スパルタ、ノー、ノー」と親指を下にしてブーイング。彼はHCクラドノというチームのファンで、スパルタは大嫌いなんだとか。そのとき、スパルタの選手だったヤルダは席を外していたんですが、やれクラドノだ、スパルタだと話しているとき、彼がトイレから戻ってきました。
そのとき、ヤルダの顔を見たときの、警察官クンの表情は、いま思い出しても笑ってしまいます。苦笑いしながらヤルダに握手を求める彼。場の雰囲気も一気に打ち解け、本当に楽しい時間を過ごしました。
というわけで、2008 ヨーロッパ旅行記はこれでおしまい。
何だかんだと1か月近くもかかってしまいましたね~。
さて、次の旅行は、どこに行こうかな???