カヤック コウノトリのブログ

大阪にあるカヤック屋さんのブログです。

パドル 1

2021-02-10 14:22:00 | 店長のページ
パドルについて色々書いてみたいと思います。

初回はシャフトについて








まずは素材

カーボン
軽量で硬くスピードを出すならカーボンがお勧めです。

グラス 
メーカーによって性能は大きく変わります。
ワーナーやATなら軽量で粘りのある硬さでカーボンで肩が痛くなる方はグラスがお勧めです。

中華製のグラスパドルは軽く作る技術が無いのでお勧めいたしません・・・


アルミ 
低価格で頑丈で重い・・・
寒い季節はシャフトが冷たく持ちたくないw






シャフトの形状 その1

ストレートとベントもしくはエルゴ






ストレートシャフトは最もオーソドックスな形状で多くのパドルがストレートです。ベント・エルゴに比べると低価格





ベントもしくはエルゴシャフトは有名メーカーのパドルでは高価なモデルが多いです。ワーナーのカリスタならストレートとの差が12,000円



ストレートとベント・エルゴのどちらを選ぶか?

ロングツーリングならベント・エルゴを選ぶ方が多いです。ベント嫌いな方もいらっしゃるので何とも言えませんが長距離を漕ぐときに手首を痛める可能性がある場合はベントを選びます。ただ、手首の負担ですがシャフトの持ち方も重要なのでシャフトを握ってしまっている方はベントでも手首を痛めると思います。



カヤックフィッシングなどやのんびり系のツーリングならどちらでも良いと思いますが私はストレートを使ってます。

フィッシングの時などはストレートパドルを使うのですが釣り竿を持っているときに咄嗟にパドルを持ち変えるときにストレートなら直ぐに漕ぎ始めることができるからです。ベント・エルゴは握り位置が決まっているので変なところを持つと持ち変えないといけないので操作がワンテンポ遅れてしまうからって理由もあります。

ただ、ちょっと考え過ぎなところもあるので正直どちらでも良いと思います。


お店で案内するときは1本目はストレートシャフトで2本目はベント・エルゴのパドルを勧めております。






シャフトの形状 その2







右手で握るシャフトの形状ですが丸と楕円が有ります。


左側は丸シャフトが多いです。


メーカーによってはっきりと分かる物と微妙に楕円って物もあるのですが、たまに変形していると勘違いされてお叱りを受ける時があるのですw

カーボン製のシャフトは楕円になっていることが多くグラスシャフトは丸が多いかと思います。

なぜ楕円なのか?
パドルを持つときに指の第一関節と第二関節にフィットしてくれて握り位置の確認が出来るんです。丸シャフトだと漕ぎ始める時にブレードの角度を目視し確認してから漕ぎ始めるのですが楕円なら持った時に分かるので結構便利なんですよ。




また、丸シャフトを楕円みたいにできるパーツも数百円で販売されております。









メーカーによって握り心地も様々なので色々なパドルを使ってみるのが良いかと思います。



カヤック本体の性能も大切ですがパドルにもこだわってみては如何でしょうか?




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