<コナ・インターナショナル・マーケット入口のコーヒー・ショップ>
「記念にウクレレを買いたい。」
そう思ってまず向かったのは、ホルアロアにある<ホルアロア・ウクレレ・ギャラリー>。
ハワイ島の職人による手作りのウクレレは、見るからにいいものだった。
「どうぞ、自由に手に取ってみてください。」
そう言われ、実際手に持ってすぐに分かったことは、
ぼくのような素人など、とてもとても、およびでない代物だということ。
壁にかかっているハーブ・オータ、ジェイク・シマブクロの写真を見ても、一目瞭然。
くわえて、彼女連れで店内に入ってきた地元の男の子に、
試しとはいえ、手慣れた指さばきでウクレレ演奏の実力を披露されたりなんかされた日には、
もう、「失礼いたしました。」とばかりに、さっさと退散するしかない。
「お土産程度の安いウクレレでいいんだけど、どこかで売ってないかな?」
かと言って、ABCストアで売っているような飾りのウクレレではなく、
それなりに弾くことのできるものがほしい。
というわけで、
以前見かけたことがあるアリィ・ガーデンズ・マーケットプレイスに立ち寄ってみたが、
お店が減ってしまい、ウクレレを売っていたお店も見当たらなかった。
さて、どうしたものか?
どこかに売っている所はないかと思案していると、
「わたし、お土産を買いに行ってみたいところがあるんだけど。」と、妻。
「どこ?」
「インターなんとかって、ところ。」
「なんとかって?」
「なんとかよ。」
「・・・」
最新のハワイ島ガイドブックを日本に置いてきてしまった妻には、
名前も場所も、うろ覚えでしかないようだ。
「新しくできたところ・・・」というから、
「じゃ、ターゲットの辺り?」と目星をつけ、行ってみることに。
2010年1月9日:午後2時30分過ぎ
「あ、ここじゃない?」
というわけで、ルヒア・ストリート<Luhia St.>沿いにある、
コナ・インターナショナル・マーケット<Kona International Marcket>に初めて訪れました。
エリア内には、様々なショップが入っていて、アリィ・ガーデンズより活気が感じられます。
「しばらく、自由行動にしようか。
待ち合わせは、フードコート前ということで。」
と、ぼくはウクレレを、妻はお土産を探して別行動に。
↓土色のTシャツは、ハワイ島の赤土で染めたもの。
ハワイ島ならではの一品。
各ショップを見てまわっているだけでも、なんだか楽しい気分になってくるから不思議だ。
肝心のウクレレを売っていそうなお店が見つからずウロウロするうちに、
20分ほどが経過。
一旦、フードコート前に戻り待っていると、
妻は、いいデザインのトレーナーを見つけたらしく、
土産ではなく自分用に購入して戻ってきました。
「ちょっと休憩。」
喉も乾いてきたことだし、スムージーでも飲もうかと、
看板が出ているお店でオーダー。
1つだけオーダーして、
ふたりで飲もうと思っていると、店員が「もう1つは?」と訊きます。
「いや、1つだけです。」と、答えると、
「もう1つは、無料よ。」と言います。
何を言っているんだろうこの人は?と訝ると、表の看板を指し示します。
よく見ると、そこには・・・
どうやら、午後3時から4時まではトロピカル・アワー、
つまり1杯買えば、もう1杯付いてくるというタイムサービスのようです。
しかも、1杯分が、日本ならLサイズのカップ。
2杯は必要ないなと思い、
「いいえ、1杯だけでいいです。」と断ると、
「無料なのに、どうして?」と、今度は店員が訝ります。
「多分飲み切れないと思うから。それに、捨てることになるともったいないし。」と、
英語で全て言えるほどのスキルはないので、
「1杯で充分です。」とシンプルに断ると、
「無料なのに・・・」と、店員は納得のいかない顔をして、1杯だけスムージーを出してくれました。
無料サービスを断っただけなのに、なんだか気まずい空気に・・・。
表のテラス席に腰かけ、
ストローから一口吸った途端、妻が一言。
「全然違う!」
ワッツ・シェイキンで飲んだスムージーと比べて、あまりの違いに驚いたようです。
「どれどれ?」
ぼくも一口吸ってみて、すぐに納得。
「多分、これが普通なんだろうね、きっと。
ワッツ・シェイキンが美味し過ぎたんだよ。」
「だって、味も舌触りも全然違うよ。ああ、美味しかったなぁ、ワッツ・シェイキン。」
出来れば、口直しに行きたいとまで言います。
まぁ、軽く喉を潤すには丁度いいくらいなのかもしれません。
それにしても量が多すぎて、
結局1杯さえ飲み切れず、残してしまいました。
←ごみ箱脇で、ゲッコーを発見。
まだウクレレを見つけられずにいたので、ふたたび探してみることに。
ここになら、手ごろなものがありそうな気がしてしかたないのですが、
果たして・・・。
屋内に入っているいくつかのショップの前を行ったり来たり、行きつ戻りつしつつ、
数多あるグッズに目を奪われながらも、ようやく店内の壁にかかっているウクレレを発見。
「おお、こんなところに!!」
値段もお土産用の手ごろさ。まさに探し求めていた物。
店員の女の子に、「このウクレレは弾くことも出来ますか?」と尋ねると、
「もちろん。」と笑顔で返事。
3種類のデザインの中から、ハワイ諸島を描いたものに決め、購入。
ようやくウクレレを手に入れることができました。
コナ・インターナショナル・マーケットは、
ターゲット、コナ・コモン・ショッピング・センターとも近く、
この一角だけで、いろいろとショッピングが楽しめました。
こうして、コンドミニアムのラナイで爪弾きながら、しばし雰囲気に浸ることができました。
Mahalo nui loa.
ハワイ島は、島全体がパワースポット。
空港に降り立った瞬間、誰もが不思議なエネルギーを感じずにはいられない。
カメハメハ大王の物語をもつ岬やキラウェア火山など島全域のパワースポットはもちろん、
オーガニック・レストランや自然の中で時間をすごせるホテルも紹介。
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