Ali'i Drive Breeze

The Big Island
ハワイ島で体験した思い出を写真とともに綴る旅日記

コンドミニアム初体験<Alii Villas>Episode2

2007年09月09日 | カイルア・コナ地区

午前10時前。
Alii Villas に到着。




駐車スペースに車を停めて、いきなり部屋へ直行
3階まで階段を上り、ドアの鍵を開けて部屋に入ると・・・、

壁は白く塗られ、リビングの天井にはセイリング・ファンが。





キッチンにはオーブン、電子レンジ、コーヒー・メイカーなどが備え付けてあります。

寝室にはクイーン・サイズのベッド。

ラナイからは、中庭のプールとその向こうに広がる青い海が垣間見えます。
中庭には椰子の木が生い茂り、小鳥のさえずりが聞こえてきます。

 (拡大できます。)

(当時)一泊$94と安いのであまり期待していなかったのですが、
思っていたよりも素敵な感じです。

「ああ、そうだ!」
断りもなく部屋に入ってしまったので、
一応、Alii Villas のオフィスでチェック・インできるかどうか聞いてみることに

オフィスに行くと、黒人のマネージャー(らしき若者)が応対してくれました。
チェック・インできるか尋ねると、
「部屋に誰もいなくて、綺麗なら荷物を運び込んでもいいよ。」とのこと。
「分かりました。 」と答え、早速スーツケースやリュックを部屋に運び込むことに。

ところが、
ロング・ステイに備え、
詰め込めるだけ詰め込んだスーツケースを階段で3階まで運ぶのは、一苦労
やっとの思いで部屋まで運び込んだときには、もう息はあがり、汗はだくだくです
ハワイ島到着後2時間で疲労困憊気味の僕に、
「すぐに、シャワーを浴びたら?」と、妻が言います。
「いいかな?」
「着替えを出しておくから、早く行っておいで。」
僕は妻の言葉に甘えて、バス・ルームへ。
と、この時、頭の片隅にはちょっとした違和感があったのですが、
早く汗を洗い流してスッキリしたかったので気にせずシャワーを浴びることに

頭の先から心地良いシャワーを浴びていると、汗と一緒に疲労感も流れ落ちていくようです。
「どう?気持ちいい?」
シャワーカーテンの向こうから妻が問いかけてきます。
「うん。」
「ここに、着替えとバスタオルを置いておくね。」
「ありがとう。」

シャワーを浴びて人心地がつくと、先ほどまでより頭の中もスッキリしました。
そして、バスタオルで体を拭いていると、
バスルームの白いタイルの床のあちこちに、髪の毛が落ちていることに気づきました。
「こんなに脱け毛がひどかったかな・・・?」
いいえ、僕は床に落ちているような金髪ではありません。
「ということは・・・?」
半ば確信を抱きながら、バス・ルームの隅に置いてあるゴミ箱の中を覗いて見ると、
・・・思った通りです。
中には、紙くずが残っていました。
「しまった、ハウスクリーニングがまだだったのか!?」
さらに、シャワーを浴びる前にあった違和感を思い出し、
その原因を確かめるべく、
僕はタオルを腰に巻いたままバス・ルームを飛び出しました。

寝室にいた妻を呼び、一緒にキッチンに行ってみると、
シンクの横には、大小の白いお皿が数枚とグラスが、タオルの上に綺麗に並べられています。
僕の中にあった違和感は、これだったのです。
つまり、先客が出立前に洗った皿などが、棚にしまわれることなくそのまま置いてあったのです。

「やっぱり、まだハウス・キーパーが掃除に来てないよ。」と、僕。
「ええっ!?・・・そうなの?」
妻がひどく慌てて聞き返し、「だって、もう荷物広げちゃったよ。」と、言います。
「ええっ?そうなの?」
今度は僕が聞き返します。
アタフタしながら妻とともに寝室に戻ると、
空になったスーツケースが開いたまま、ベッドの上に置いてあります。
改めて見ると、寝台もちゃんとベッドメイクされてはいないようです。
「荷物は、どうしたの?」
そう訊ねる僕に、妻はベッド脇の箪笥の引き出しを開けて見せます。
そこには、スーツケースに入っていた荷物が綺麗に分類されて仕舞われていました。
「あらら・・・。」
「どうしよう?」と、困惑気味の妻。
「どうしようって、・・・これからクリーニングに来るんだろうから、片付けなきゃ。」
「また、スーツケースにしまうの?」
「そうだよ。早くしないと、来ちゃうよ。」

というわけで、妻が大急ぎでスーツケースに荷物を戻します。
そして、寝室のウォーク・イン・クローゼットにスーツケースを置いている間に、
僕はハウス・キーパーに宛てて、
『私たちは予定より早く、ここに到着してしまいました。
 クローゼットの中のスーツケースは私たちのものなので、触らないでください。
 もし、部屋の掃除がまだなら済ませておいてください。』

と、(たったこれだけの文章に20分を費やした)英文のメモを書き、
リビングのテーブルに残しました。
気が付けば、シャワーを浴びたというのに、再び汗が・・・。

正午前。
チェック・イン・タイムの午後3時までには掃除が終わっていることを願いつつ、
そそっかしい私たち夫婦は、とりあえず昼食を食べに行こうと、
クロスロード・ショッピング・センターにある『ウードルス・オブ・ヌードルス』に向かったのでした。

しかし、このAlii Villas では想像もしなかった出来事に、その後直面するのです。

Episode3に続く。



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