日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

『マンション管理』/『知恵袋の会』/『マンションではEV車は買えない』/『マンションでのSDGs』

2022-01-11 22:47:01 | マンション管理
一昨夜『ポツンと一軒家』を見ていた時、突如『SkypeCALL』が飛んで来た。神戸の、とあるマンションに住んでいる友人からである・・
『今、マンションの長期展望を話している最中』
『知見のある人に聞いてみよう』 …という事で、小生へ

繋いでみると、すでに『ワインパーティ』は始まっており、リビングの70in大画面に『寝ぼけ顔』が映し出された。
彼の方は、大人数なので、ビデオカメラで取り込む、本格装備となっているようである。

まず最初に、参加者の紹介が・・
彼は、定年後、理事長を引き受けたが、その時、同志となった元理事さんや、奥様達だそうである。
現役のお医者さんや、大学で、まだ非常勤で教えておられる先生、土木関係の会社を定年退職された方、そして、少し若手の会計士さんなど・・早々の顔ぶれであった。

小生からも自己紹介を行ったが・・
彼が理事長拝命時、『難題』が出現したとき、『情報提供お願い』のメールへ『参考情報』として、何度か返信したことがあるが、内容の一部が、理事の方々で『情報共有』されたようで、『マンション管理のプロ』ではないが、『雑事・ご存じの方』として、知らていたようである。恥ずかしい限りである。

冒頭、教授から、今日の主催者の元理事長が、最初の理事会で、この『マンション・理事会として、何を目指すべきか』との話をされた・・との事であった
内容から・・どうも、小生が『送信』した資料を使ったようで、『方向性が明確で、大変役に立った』との、お褒めを頂いた。

これを受け、新理事へ引継後も、今日のような『お節介』を続ける『知恵袋の会』を続ける事になった・・との紹介も

彼には『マンションの管理』は『会社経営』と同じ。理事拝命の間は、『管理』につき『少し深く興味を持つ事』が重要。
このためには、『マンション管理』の『イロハ』をまず学ぶ必要がある。まずは『管理会社・担当者』と仲良くなり、色々と『耳学問』で『情報を得る事がポイント』
たぶん、最初は『判らない事だらけ』『どうなっている』のを『知る』ためには、時間も必要。
そして、『管理での疑問点』が見えてくれば、『管理会社』へ、どんどん『問いかける』事が、重要。
『物言わぬ理事』から、一部の理事でも『脱皮』出来れば、『管理の優れたマンション』へ『転換』出来るはず・・・と
彼には、勝手な思いを話したが・・・
この『アドバイス』を、そのまま、当時の『理事会』へ取込、2年間『実践』したようである。

たぶん、『管理会社』の方にとっては『うるさい理事長』『面倒な管理組合』と思われたもかもしれないが、『自分たちのマンションは自分達で守る』という事では、必要な事であろう。

そして、別の参加の方からは・・・
この『理事会』のおかげで、まだ10年ほどのマンションではあるが、『コミュニティ』が『活性化』し、『年齢差なしのお付合い』も生まれたとの事。
さらには、今日のような『OB会』が生まれ、『いろいろな分野の方々との、楽しいワイン会(ワイガヤの意味らしい)』で、『マンション内の課題』についても、時々話す事も出来るようになったとの事。

彼の所は、比較的『戸数』は少ないので、纏まりやすかった・・
のかもしれないが、上手く纏めている。
さすが、『元総務・人事屋』と・・感心させられる所である。

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今日、急に繋いだのは『現理事長からの課題』と、『将来に渡る課題』について相談があり、『君の意見も聞いてみたい』と・・・
皆さんからの急な要望で繋いだ・・との事。
こんな雑談から、話の輪に入ったが・・

一つ目の課題は・・
『マンション地下駐車場の管理用電源の使用について』
さらに将来的には、『マンションでのEV車 保有問題』

もう一つは
『マンション内、太陽光発電パネル要望』
これも、昨今の『地球にやさしいマンション』を考える中で、『マンション内『SDGs』取組課題』として、検討すべきことでは・・との説明が

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これらの件については、昨年、トヨタの『スマートシティ構想』や、国産車『2035年 全面EV化』などを受け、『マンションでEV車が保有できるのか』との疑問もあり、『SDGs』での『再生エネルギー導入』『省電力化』についても、今、住んでいるマンションでは、『電力自由化検討』や『エレベーター老朽化更新』『廊下照明LED化』等を通じて『検討課題』としたこともあり・・今日、ここで、再び話題となったことで、興味がわいてきた。

丁度、昨年末から、今年施行される『[国交省]・マンション管理適正化基本方針』の中で、『長期修繕計画の作成及び見直し等』の項目があり、『標準様式に準拠した修繕計画策定』が求めらている事の勉強を始めた所であるが・・
この『長期計画』を『策定』するためには、単に『補修修繕』だけではなく、『マンションのビジョン見直』も必要なのでは・・と感じていた矢先の話題でもあった。

『長期修繕計画を7年以内に作成・見直し、計画は30年以上。 残存期間内に大規模修繕工事2回以上』、さらには『将来の一時金徴取予定なし』との事が『必須条件』であるが、『今後、世の中がどう動くのか』を『予見』しないと、『30年計画』の『策定』は難しい。

このような『マンション維持法令』が叫ばれる中、『建替』が必要な『限界マンション』はともかくとして、トヨタを始めとする自動車メーカーは、『2030年EV化』を『強行推進』しており、『現有マンション』での『EV対応』を、『並行課題』として、検討がなされていない事に疑問を感じていた所である。

『長期修繕計画 向こう30年』となると『2050年』であり、『EV車』があたりまえの世の中で、『古いマンション』では『EV車』は『充電』が出来ず、『EV車は購入不可』となってしまう可能性がある。このために、『政府』は『建替』を進めるのであろうか。

こんな話を、最初に切り出してみたが・・・
『政府政策』『国家政策』の『整合性』がないことが、『話題』に上がった。
今『SDGs』を進める中で、『CO2削減』が『喫緊課題』であるが、あまりにも『目先』の『議論』しかなされていない。
『日本全体でのビジョン』『未来図』が見えてこない事が『課題』なのでは・・
『マンション耐久年数 50年』であれば、『2050年』頃には『バブル期マンション』は、取り壊し、『ECO対応』へ生まれ変わらせる必要があるのかもしれない。
世界全体としての『循環型社会』として、『非対応の破壊』と『対応設備の創設』が進められ、トヨタのスマートシティのような『近未来』へ生まれ返させる必要があるかもしれない。
『空飛ぶタクシーがマンションポーチまで』となると・・・
『今のマンション配置』では『危険がいっぱい』など・・

こうなると、『マンションそのものもサブスク』
『変化に対応できるものへの即転換ができる構造物』
などと、ちょっと飛躍した話も聞かれた。

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段々、エンジンがかかってきた中で本題へ戻り
『マンション地下駐車場の管理用電源の使用について』の『詳細説明』が・・
『ある区分所有者の方から、社用車を夜間、契約枠へ止めているが、今後、社有車が『EV』となるので、夜間充電が必要となる』『徒歩圏内の、日産やコンビニ等での充電も可能だが、空いていなかったり、時間制約があり、フル充電ができないなどの問題もある』『このため、『地下駐車場の清掃用電源』から『電気』を引かせてほしい』・・との『要望』が出てきた

本件について『知見』があればとの事である。

小生も『EV車』に乗った事がなく、詳細は判らないが・・
『検討課題』を、思いついたままで話してみた・・

・清掃用電源が、そのまま使えるかどうか
『電気容量』『専用回路化要否』
『ブレーカー増設要否』
『専用コンセント取付可否』
『200V対応』 
『電源コード長さ』など
(日産リーフは、高速充電でなければ、100V 15A で
 12時間近くかかるようである)
もし使えるとなると
『マンション管理』での『法令関係』確認
『区分所有法』『建築基準法』『消防法』などでの
問題点整理
『設備改造』『回路新設費用』は、誰が負担
そして『専有部』の『設備』を『一区分所有者が占有使用』する事の問題点
『充電』のため『駐車場所変更』が必要となる場合
『駐車場契約』『駐車場所変更(購入専有部)』の取扱い
『電気料金負担方法』『共用部からの切離し可否』
『充電設備 管理方法』 
この『要請者』以外に必要とされる方の『有無確認』
そして、『マンション内のコンセンサス統一』
特に『防災上』での『課題事項』の洗い出し
『充電火災』『水没での漏電事故』『子供の悪戯対応』
『過負荷での停電事故』など
さらには、マンション内『EV車通行』での『無音事故』
これらの『課題事項』が『クリアー』出来そうであれば
『契約関係』『責任問題』などを詰めて・・
『理事会決議』を経て『総会承認』を受ける事になるかと思うが
『マンション設備構造変更』に『該当』となれば・・
『3/4 議決』とかなり高い同意を得る必要が出てくる

何れにしても『はいどうぞ』とはいかず、『検討課題』が多いのでは・・と取りまとめた。

このあと、つい最近見た『ネット記事』に、『マンション内EV用電源スタンド』が出ていたのを思い出し、付け加えたが・・
これも『マンション敷地内設置』となると『総会議決』が必要な案件となる。
後刻、参考のURLは送信すると約束したが・・・
最近『EV車』が伸長する中で、マンション内に『リース会社』や『設備メーカー』などが、『駐車場』の『空スペース』へ『充電設備』を設置し、『リース対応』行うなどの事例もあり、『場所』さえあれば、こんな対応も可能となる。

この場合『稼働率』が問題となり『費用対効果』が『課題』となる。
そして、今はどうなっているかどうかわからないが、『管理組合』は、『営利事業』を行う事が出来ないはずで、あくまでも『リース会社』等へ『委託』するしか方法はないのでは・・と説明した。

今後『EV車』の『マンション内保有率』が上がってくると、『専用部改造』や『電気幹線増強』などを含め、多くの『課題事項』の検討が必要になるものと思われ、『区分所有法』などでの対応を含め、『政府』『国交省』『マンション管理関係団体』などで至急検討を始めてほしいものである・・・・

参加されていた奥様から、昨今『EV車』や『HV車』が多くなっているが、『地下駐車場が浸水した時』『迂闊に入ると感電』なんていう『事故』が起こることも、今日、初めて知った。
『子供達にも注意しておきたい』と話されていたが、『EV車』の新たな『課題事項』も、『マンション管理』として出てきた。

そして二つ目の課題『マンション内、太陽光発電パネル要望』へ。
確かに、これも、昨今の『地球にやさしいマンション』を考えると必要なことかもしれないが、『後付』では『課題事項』が多いと聞いている。
単に『屋上部』は『避雷針』や『消防用フート水』『排気管』など以外の『構造物』は無いが、『パネル設置』となると、色々と課題が多いと思われる。
参加されていた、土木関係のプロの方からも・・
『マンション構造変更』での『確認申請』や、『屋上防水仕様』そのものも、『パネル固定』で『ドリル打ち』となると、『上層階住戸』での『漏水問題』が出てくる
そして、『パネル』そのものが『吹き飛ばされないかどうか』『反射光問題』など、『屋上以外』での『設置』でも問題が出てくる可能性がある・・・との『説明』があった。

これに加え、小生から『受電設備問題』について触れてみた。
今、多くの『マンション』は、『賃貸』は別として、ほとんどが『個別電力方式』で、色々な電力会社と『個別契約』『各戸電気メーター管理』となっており、『マンション一括受電』は少ないと思われる。
もし、『マンション内・ソーラ発電』が『実現』した場合、この『共有部』で『発電』した『電力』を、例えば『共用部のみで有効活用』や、外販するとなると『利益』をどう『区分所有者』へ『還元』させる事も『課題事項』となる。
この場合『一括受電方式』であれば、比較的、対応も簡単となるかもしれない。

本件も、『課題事項』を『精査』し、『対応策』が見つかれば『実現』出来るかもしれないが、なかなか『後付』は、『課題』が多く、『総会議決』も必要となる。

過去、『小型風力装置』や『ポール型小型パネル』の検討を行ったことがあるが、『費用対効果』や『夜間への電力平準化用蓄電池問題』、さらには『風力発電』では『風切音』での課題なども見つかり、いろいろと『検討課題』は多い事を紹介した。

ただ、古いマンションでは『エレベーター老朽化更新』や『共用部のLED化』などでの『省エネ効果』は顕著であるが、彼のマンションは、まだ『新築』に近く、『SDGs』の『貢献課題』は少なそうである。

最後にもう一つ、神戸市などで進められている『マンション価値判断』についての話へ展開しそうになったが、時間切れとなり、
次回チャンスがあればとなった・・

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こんな事で、外野席から『勝手な思い』を伝えたが、次回は、オミクロンが立ち去れば、『生で』との『要請』を受けた。
初めての『On-Line出演』であったが、『思い』『想い』が通じる方々とは、すぐに『仲間』として認めていただけた様である。
楽しい時間であった。

『Call』主からは、今日の話を、できれば『PP』にまとめてほしいとの要請を受けたが・・しばらく勉強してからとしたい。

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[EV車 マンション内充電での課題事項]
東洋経済 日本のEVシフトに立ち塞がる集合住宅の重荷
 共同駐車場に充電設備は簡単に入れられない
月極駐車場に充電器を設置するのが難しい理由
エネチェンジEV充電サービスとは


[最初の資料]
Offとなった後、過去、彼に最初に送信した資料を探してみたが・・どうもこの『資料』のようである。
これが役立ったのであれば、ありがたい話である


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