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日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

北海道 胆振東部地震/ブラックアウトに遭遇して

2018-11-07 15:25:40 | 地震
北海道 厚真町で震度7を記録した胆振東部地震から2カ月が経過した。
この地震にともなぃ発生の停電でのブラックアウトに、稚内の外れの抜海村上勇知という所で遭遇した。

(1)地震発生当日(2018-9-6)
この日は農業体験でファームインの2階に宿泊しており、朝早くに隣部屋の塗装職人さんの声で目が覚めた。
特に夜中揺れは感じず、起きた時外は明るくなり始めていたが、電灯がつかず、部屋の中は少し暗い状況であった。

職人さんに事態を聞くと、札幌や江別から塗装作業に来られているとの事で、ご自宅から電話があり、大きな地震が発生したとの事。
あわててモバイルパソコンを開き、ネットで調べた所『苫小牧近くで大きな地震が発生し、この影響で全道停電している』との事が判った。

このため階下のオーナーさんへ連絡を入れた所、自家発電機が近くの倉庫へ入れてあるとの事で、取りに行くこととした。
車で数分の倉庫へ到着しシャッターを開けていると、駐在所のお巡りさんが表へ出て来られたが、本署からの連絡が入らず、停電の原因も判らないとの事で、先ほどネットで調べた状況を報告した。
駐在さんもこれ以上の情報が取れないと、車のエンジンをかけラジオで状況を調べられていた。

このあと、パンクしたままの車に積んである溶接用の発電機をファームへ移動させ発電開始。とりあえずテレビ電波受信用のブースターとテレビ等最小限の機器に電気を送り込み状況を確認。
まだ朝6時半過ぎであったが、ヘリコプターなどから映し出される被災状況に驚いた。

幸いな事にこのファームはプロパンガスで炊飯をしており、水も上勇知の水源が生きていたので食べる事の問題は起きなかった。(電子レンジ、電気ポットなど、電気を食う機器は自家発での能力に限界があり、もちろん駄目であったが・・。)

テレビの情報や過去稚内での長期停電があった事の実績を踏まえ、発電機に用いる軽油の備蓄がないため、地元の農協も電気が来ないと給油出来そうではなく、あわてて稚内市内まで25Km、ポリタンクを車に積んで走った。
勇知を出てから稚内市内の入り口までは信号機が無いので問題はなかったが、市内に入ってから国道40号と交差する大きな道の交差点の信号はすべて消えており、おっかなびっくり。徐行しながらの通過となった。ただ1カ所だけ、宗谷岬へ曲がる交差点だけはバッテリ式なのか、点灯していた。ここが消えていたら、お巡りさんの手信号でも大変だったかもしれない。

市内へ入りガソリンスタンドを探したが、自家発で給油が可能なスタンドはすでに長蛇の列で、近くのスタンドも探してみたが手回しが間に合わず、この列に並ぶことしかなく待つ事ととした。
幸いな事に30分ほど並んで、車のガソリンと軽油40Lの給油をしていただいた。この時点では、まだ厳格な給油制限ではなく『震災復旧の応援の可能性あり』との言葉で了解をもらい、満タン確保が出来たが、このあと給油された方に後刻お聞きした所では、ガソリン15Lに制限がかかったとの事。

この給油と同時にファームへ宿泊していた他のメンバーは、食料や備品の買い出しに同行した。スーパーやホームセンターでおろしておいたが、どこも長蛇の列で、燃料補給後、再度ピックアップに立ち寄った時、1時間以上並んでも必要なものが買えない状況であった。
よくよく見てみると、大型店の中は停電で真っ暗で、必要な物を外の明かりで見える所へ出して販売されており、要望のあったものを店員さんが懐中電灯で探しに行くなど、大混乱となっていた。

発電機の能力や燃料にも限界があるので昼間はセーブのため停止し、夕方から早めの食事と電気がないと動かない灯油ボイラを使っての入浴のため再度時間を決めて稼働した。この間、冷蔵庫も冷凍品が溶ける可能性があり、通電して対応されていたが、気温が比較的涼しいこともあり間欠でもなんとか持ちこたえていた。
食事はなんとか暗くなる前に済ませ、夜はローソクや懐中電灯の光で過ごす事になった。

<当日の夜(2018-9-6)>
窓からもれるローソクの光の先に、銀河が美しく流れていた。


(2)地震発生翌日(2018-9-7)
朝起きた時はまだ停電のまま。明るくなってから食事を準備し、行動開始。
オーナーから、電気が止まったので、温室のサイドの覆いを自動開閉させる装置が運転できずハウス内の温度も上がってくるので、作物の痛みが心配との事をお聞きする。
この日の作業も屋外であり、日中は停電の影響なし。

このあと時間は不明であるが、この勇知地区にある携帯電話の中継所やテレビの中継所の電源バッテリを使い切ったためか、携帯電話が繋がらなくなり、テレビ番組は見れず、情報源がまったく断たれてしまった。

当然、停電になった時から固定電話、ファックスは通じず、この携帯不通で、ファームインに宿泊される方との連絡が途絶え、予約確認やキャンセルがまるで出来ず、オーナーの奥さんが、稚内近くの携帯が通じる所まで車で行かれ、メール処理等をされたとの事。ほんとうの陸の孤島になってしまった。
しかし、ファーム内はまだ自家発を間欠でも動かせたので、必要最小限の生活はできたが、何も設備のないお宅は真っ暗でじっとしているしかなかったとの事で、冬だったら最悪の事態のなっていたかもしれない。
(勇知地区は給水設備に自家発があり,断水を免れた事は幸いであった。)

夜も昨夜と同様に早めの食事、自家発での灯油ボイラ運転で入浴ができたので助かった。

(3)地震発生3日目(2018-9-8)
朝早く起きるとスタンドの電気がついていた。どうも昨夜のうちに停電は解消した模様である。
テレビのブースターへの電源など発電機からのケーブルを外して切り替えテレビをつけた所、放映されていたが、震災の被害の深刻さはますます深くなっていた。

<電気が来なくて困った事>
 ①外部情報の入手 → 携帯、テレビ電波も届かなくなる。
 ②ガソリン等の給油→ ポンプ等自家発以外での給油方法
 ③照明      → 暗黒での移動は不可能(農場では)
さらには
 冬場だと、暖房が停止
  灯油タンクからの燃料停止 ⇒ 死活問題

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大阪北部で震度6弱の地震発生

2018-06-18 11:05:55 | 地震
4月のブログで『熊本地震から2年、今日は根室・三河で大きな地震。日本は大丈夫か』との記事を書いたが、その後海外での火山の噴火と共に、房総沖でのスロースリップ現象から関東地区での地震が頻発しており、昨日は関東の内陸部でも地震が起こっており、データーを整理している中での発生となった。
京都大学の地震速報サイトでもここ数日頻発しており、気になっていた所であった。
<今朝の速報(京大データーより)>

今月初めから関西を離れているので、自宅の被災状況の連絡を朝受けたが、今回は、前回の阪神大震災の南北の揺れではなく、東西の揺れのようであった。(倒れた物が違っている)
ただ、幸いの事に自宅の近くを通っている有馬高槻の活断層の直下ではなく、前回の阪神大震災で隠れた被災地の茨木、高槻の淀川付近がまた被災しているようである。
前地震で伊丹→庄内→江坂→茨城→高槻といった被災地の東端が大きく被災しているようである。

前のブログで、地震が一つの大きな動きとしてとらえる必要があるのではと感じた事を書いたが、専門家の方々には、もうすこし全体の流れとしてとらえた検討をお願いしたい所である。
<前ブログ投稿画像>


有馬高槻の活断層に沿った箕面、池田など、国道171号線に沿った所が刺激で直下型を引き起こさないか心配である。






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熊本地震から2年、今日は根室・三河で大きな地震。日本は大丈夫か

2018-04-14 17:45:37 | 地震
今日、熊本での地震発生から2年が経った。
南阿蘇の地は、地震の前年5月の連休に九州縦断ドライブで立ち寄った場所であるが、崩落した阿蘇大橋や阿蘇神社の現状の映像を見ると痛ましい限りである。
なんとか早く復興を願いたい所である。

こんな事を思いながらしばらく書いていなかった地震についてネット情報を調べていた所、三河地区で地震が発生した。
震度5ではなかったが、気になっていた地域での地震である。

前ブログでも記載したが、日刊現代のネット記事に出ていた『1946年頃の再来か』が思い起こされる。

この三河での地震は75年も前の事で、戦争中であり、記録として十分検証できないままであるとの事であるが、この前後に起こった鳥取地震、東南海地震、さらには南海地震へつながる大地震の一つである。
70年から80年に一回の地震発生説からするとかなり近い可能性も出てきている。

前ブログに記載の地震をもう一度書いておこう。
1943(S18) 9月 鳥取
1944(S19)12月 東南海地震(昭和東南海地震)M7.9
1945(S20) 1月 三河地震 M6.8
      2月 青森県東方沖地震 M7.1
1946(S21) 12月 南海地震(昭和南海地震) M8.0

この地震を見ていると、ここ一週間くらいの地震が気になっている。
4/ 9 鳥取県西部地震(太田市) 震度5強
4/14 根室半島沖 震度 5弱
4/14 愛知県西部 震度 4 (微震頻発)

 
気象庁の発表資料をもとに、いつもの通り震源地をまとめて貼り付けてみた。


出雲の地震は三河の地震とつなげると、その前の韓国での地震まで繋がり、根室から三陸沖の地震をつなげたラインとは、フォッサマグナが太平洋側へ出ている所あたりで交差する。
東南海地震の発生が考えられる東端のようでもある。

また最近の火山の活動を見ていると、太平洋戦争中の昭和新山の噴火(1944)や、桜島の噴火(1946)、浅間山(1947~50)との関係も気になる所であり、地殻変化でのマグマ上昇なのか、プレート摩擦での影響かは判らない所であるが、何か起こってきている事は間違いない事実である。

これとは別に3月に出ていた週刊ポストのネット記事『AI地震予測が示した「大地震」最警戒エリア』でも、関西は東北に次いで危険地域であり、『危ないなら危ない』と早く言ってほしいものだ。

<今日(4/14 発生 三河地区の地震(ウエザーニュース速報より)>


<鳥取>




メモとして京都大学地震データーも貼り付けておきたい。


とりあえずメモとして




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日本でも大きな地震が起こらなければいいが

2018-02-08 14:47:52 | 地震
昨日早朝の速報で、台湾東部・花蓮県で地震が発生したとの報道があり、夕方までには被害状況が明らかになってきていた。
今朝の報道では活断層の上に建てられた橋やホテル、マンションなどが倒壊したとの事であり、阪神大震災での被害を思い出すことになった。

日刊ゲンダイDIGITAL(2018/1/19)に、阪神大震災の追悼を受けてか、日本での地震危機について『世界中の火山が噴火の不気味…2月は“巨大地震”に要警戒』という記事が配信され、白根山の噴火直前の記事であり気になっていたが、日本ではなく台湾で大きな地震が発生した。

この記事では、今年に入りペルー南部沖でM7.1の地震があり、昨年はアリューシャン列島でM 7.7の地震が発生しているが、1946年に同じ場所で地震発生後日本でも、同じ年にM8.0の紀伊半島沖「昭和南海地震」が起きたとの事である。世界的には火山の活動も活性化しており、2月中旬にも大地震が日本でも起きるかもしれないとの記事である。

このブログでも昨年12月に『ちょっと気になる地震/阪神大震災の前触れでなければいいが』としてメモっているが、今回の台湾での地震直前の沖縄付近のちょっと大きな揺れがどうなのかと思っていた矢先である。

週刊現代の配信では『1946年頃の再来か』との記事であるが、戦後の75年も前の事であり、団塊の世代より前の人々の記憶からも忘れ去られている可能性があり、思い起こすことは難しい。
地震発生時期をネットから拾ってみたが、確かに大きな地震が頻発している。
さらに、昨年政府から発表の大規模地震が起こる可能が高い釧路や根室に近い、択捉でも発生している事が判った。

1944(S19)12月 東南海地震(昭和東南海地震)M7.9
1945(S20) 1月 三河地震 M6.8
2月 青森県東方沖地震 M7.1
1946(S21) 12月 南海地震(昭和南海地震)
        和歌山県沖〜四国沖 M8.0
択捉島南東沖地震 M7.1
1947(S22) 4月 択捉島南東沖地震 M7.1
9月 与那国島近海地震 M7.4
1948(S23) 4月 和歌山県南方沖地震 M7.0
\ 6月 福井地震 M7.1
1950(S25) 2月 宗谷東方沖地震 M7.5
1951(S26) 7月 小笠原諸島西方沖地震 M7.2
1952(S27) 3月 十勝沖地震 M8.2

昨年カムチャッカのシベルチ火山噴火、今年に入りアラスカのカスカディア断層地震で上昇、フィリピン、インドネシアでの火山が噴火との報道が続き、さらには南アメリカまでを含めた環太平洋全体が活性化し、危険をはらんでいるようにも思える。
今週初めのテレビ番組『世界衝撃映像』であったか、太平洋プレートが沈み込む事でバンクーバー、シアトル、ポートランドなどが壊滅的な被害を受けるとのニュースが流れたとの紹介があったが、日本の方が島国なのでもっと危険なのかもしれない。




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ちょっと気になる地震/阪神大震災の前触れでなければいいが

2018-01-09 23:08:04 | 地震
今朝、広島の近くで地震が発生。

(ウエザーニュース画面を借用)

先のブログで、『阪神大震災 再度起こらなければいいが』と書いたが、阪神大震災の前にも、たしか同じような所で地震が起こった後だったような気がする。気になるのでメモしておきたい。


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