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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

田圃の中干し完了

2024年07月21日 05時25分32秒 | 耕作放棄地

彼方此方の田圃で行われていた「中干し作業」だが、どうやら完了したようだ。水路の水が急激に減っている。各田圃が水を必要としてるらしい模様だ。近くの田圃を覗いて見ると、導水門が開けられ水がとうとうと流れ込んでいた。土中のガス抜き等が無事に終了したようだ。稲は未だ成長中、当分の間は水を必要とする.用水路の役割発揮は当分続きそうだ。

稲作の原点だが、田圃にはやはり水が欲しいところ。カエルや水生昆虫等も待ち望んでいたようで、田圃の賑々しさが急激に高まった。カエル合唱団とでもいうのか、あちらでギャー、こちらでもギャー・・・・・何というのか理解が困難な音声だ。カエルとの会話には有能な通訳者が必要なようだ。最近だと通訳ではなく翻訳機だろうか。

当地は段差の大きな丘陵地帯、俗に言うところの棚田地帯だ。大半が水田で水を必要とする耕地ばかり、一斉に導水門を開けられルと水が不足気味かも。取り合いにならなければ良いのだが。師匠の田圃も導水門が開けられていた。

今月から来月いっぱい位は水が入用だろう。9月に入ると,今度は逆に水を落としにかかる.稲刈りを見越して田圃を固めていく必要性だろう。かくして1年間を通して水田では水を入れたり出したりと大忙し、水無くしての稲作は不可能なのだ。しかも山の湧き水を利用した米作りが一番美味しい米ではないかと夢想している。当地の田圃は全て金剛山からの湧き水による栽培なのだ。地場産米が余り市場に流れず、近親者で消費されるのもある意味当然かなと。

 

 

 

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アライグマへ報復を

2024年07月20日 05時05分54秒 | 耕作放棄地

防獣ネットに防鳥ネットと二段構えで防備したスイカ畑、万全の備えであった。数日前までは。当事者の長老も自信満々だったかと思われる。それがいとも簡単に突破されるとは。過日のレポートで穴あきスイカをご覧になったかと思うが、害獣に襲撃され無残な姿となったスイカ玉であった。形状からみると収穫直前の状態かと思われる。敵さんもジッとタイミングを図り、完熟状態になるのを辛抱強く待っていたのだろう。なかなかの智慧者のようである。

過去例から判断して手口が同一、恐らくだが犯人はアライグマであろう。彼らは果菜類に穴を空け、手を突っ込んで中の甘味部分を取り出し食害する。ネットで囲われていようとお構いなし。木登り名人の特技を生かして何処からでも侵入するのだ。何も語らないが長老は相当頭にきてるかと想像される。復讐の念に燃えているのだろう。

突然だが車に乗り込み走り出した。想像だが、役場に駆け込んで捕獲用罠を借り受けにと走ったのだろう.後日談だが想像通りだった模様だ。

画像でご確認戴きたいが、役場から借り受けた捕獲罠である。ネズミ取りと同じ原理で、中のエサに食らいついたら扉が閉まる仕組みだ。捕獲された後はご想像にお任せする。マリーアントワネットと同じ運命だと語っておこう。

長老からメールが来ていた。18日~19日は都合で農園に出動できない、捕獲罠の管理をよろしくとのご要望であった。なんで管理をとの疑問もあろうが、対象害獣以外の小動物が誤って捕獲される事例もあり得る。そうした場合は解放する必要性があり、出来るだけ早めの対処が望ましい。混乱して暴れ回り自傷事故を引き起こすのだ。捕獲罠を設置して待てば良い・・・・とはいかないのだ。

誤侵入の代表例はタヌキ、無論タヌキも悪さをするが、アライグマに比べたら可愛らしいものである。従って、タヌキの捕獲は解放するようにしている。ハクビシンも入り込むが、こちらはアライグマと同類だ。簡単明瞭にとはいきにくいですね。

 

 

 

 

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ヤブ中にカボチャが

2024年07月19日 05時23分45秒 | 耕作放棄地

果たして上手くいくのかどうか、半分は疑問であったが、カボチャの「ヤブ中栽培」へと踏み切った。以来3ヶ月半、カボチャ畑は想定どおりのヤブ状態となった。ある意味半分は成功した模様だ。しかるに成果物は・・・・・・と首を傾げても見当たらない。と言うか見えないのだ。ヤブとなった雑草は茎丈30センチ以上、カボチャのツルはその中を這いずり回っている。足の踏み場も無く、立ち入りは許されそうにも無い。

得意の木製棒(非常用の防御手段、対害獣用)を持ち出し、ヤブをかき分けかき分け探してみた。ゴツッとした手応え、どうやらカボチャのようだ。探せる範囲でかき回したのだが、結果、都合3個のカボチャが見つかった。勇姿をあげておきますが、未だ小振り、収穫には程遠いでしょう。収穫サイズまで害獣等に襲われずに無事に育って欲しいものです。

木製棒が届かぬ区域は未探索、ひょっとしたら他のカボチャが潜んでるかも知れません。楽しみにしておきましょう。

大阪マダムの好物は一般に、「イモ・タコ・ナンキン」、とも言われます。この第3順位がナンキンつまりカボチャなんですね。第1順位のサツマイモには負けますが堂々のベスト3入り、たいしたものです。煮物で消費するのが一般的でしょうが、レシピを探すと何十種も存在するようです。お好みの方は探してみて下さい。このカボチャ、お好みなのは人間様だけでは無いようです。我が家に遊びに来る孫娘のトイブードル犬、こやつも大の好物で、食事になると子狸の周囲を離れません。小さくカットしてあげると食いつくこと、ドッグフードなど想定外の模様です。まさか菜食主義犬では無いと思いますが。  

ヤブの中に潜んでいるのは全てが「栗カボチャ」、子狸の好物です。ホクホクとした食感は何とも言い難く、一皿の煮物があれば十分、暑苦しさも何のそのでしょうか。実は件のヤブの中に栗カボチャの個体が潜んでいることを願っているのですが。

 

 

 

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トマトの被害状況

2024年07月18日 05時01分05秒 | 耕作放棄地

トマトの栽培には対野鳥を考慮してネット構築を図るのが通例である。仲間達も皆そうしている。長老などご丁寧に防獣ネット・防鳥ネットと二段構えなのだ。常識人ならば当然に選択する手法であろう。常識を逸したバカ者が一人いて、他ならぬ子狸なのだ。省力化を図るとか何とか申してヤブ状態を作り上げ、トマトをヤブに隠すとの作戦に出た。当初はうまくいった。何せ雑草の方が背が高く、下から順番に実るトマトは見事に雑草に隠れたのだ。ところがどっこい、天網恢々疎にして漏らさず・・・・・トマトの実りは順に上へと高くなる。トマトの実も剥きだし状態となってくるのだ。

ネットを張っていない悔しさ、野鳥たちは自由に飛び回っている。思い定めたトマトに向かって突撃、熟したトマトにかぶりつき、更にがぶり。まるで豪奢なレストランみたいなものだ。かくして画像のような結果が生まれた次第。

先にレポートして、栽培者対野鳥の取得割合は、8:2ないし9:1位と記したが、現在は7:3ないし6:4位にまで低下している。まあ基本的には野鳥と子狸との取り分は半分こ・・・・・・と割り切っているので支障は無いのだが。

それにしても見事な食いっぷりだ。注視するとやはり熟した部分からついばんでいる。美味しい部分は十二分に理解してるようだ。横にある青い実には見向きもしない。襲撃者は何の野鳥だろう。最近はヒヨドリもムクドリも見掛けないが、他の野鳥であろうか。例の百姓候補生氏はネットを張ってトマトを防御しているが。小型の野鳥がネットに絡まって死んでいたそうな。気の毒だが、自己責任となるのかも。

状況を眺めながら一つ押さえておきたい視点がある。それは雑木林の消滅だ。俗に「里山」とも呼ばれるが、各種の実のなる木々も多く野鳥たちの楽園であった。それが放置され或いは常緑針葉樹の森へと変貌するに従い、彼らは生きづらくなってきた。必然的に畑の産物を襲撃せざるを得ないのだろう。彼らの責任とは言い難いのかも・・・・・・・・ですね。

〇子狸の取り分、収穫のたんび・たんびに少なくなっていきます。

 

 

 

 

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田圃の中干し

2024年07月17日 05時29分35秒 | 棚田

水田とは水を用いて稲の栽培を行う耕地のことである。何を解りきった事をとお叱りを受けそうだが、この時期その水が水田から消えている。つまり田圃に稲はあれど水は無いのだ。不思議に思われる方もおありだろうが、「田圃の中干し」と呼ばれる正規の農作業なのだ。つまり水田から水を落とすことによって、以下のような一定の効果を狙っている。①土中に酸素を補給し根腐れを防ぐ、②根の活力を高める、③土中の有害ガス等を抜き取る、と言った風に説明されている。要は豊かな収穫を迎える為の定番的な農作業の一形態なのだ。シーズンがこの7月で、品種等により異なるが1週間から2週間程度実行される。

農園界隈でも田圃によるが、大半は「中干し作業」に入った模様だ。近くの田圃を覗いても水の姿は無い。無論、このまま収穫へと走るわけでは無く再び水の導入は図られる。そして9月頃、今度は収穫作業を見込んで本格的に水を落として仕舞うのだ。目的は稲刈りがしやすいように地面を固めることにある。

作業は簡単だ、導水門を閉め排水門を開けるだけ、単独行為での作業が可能なのだ。無論、植え込まれた稲はそのままの状態である。

田圃の中干しが始まると、夏の到来を実感する。ある意味、季節の到来を告げる伝統的な行事とも言えるかも。そういえば今週中にも「梅雨明け」かとも噂されている。小中学校も週末頃には夏休みに入るだろう。本格的な夏の到来だ。

稲も随分と大きくなって来た。もう2ヶ月半程もすると稲刈りだ。当地では10月の初旬がシーズンである。稲刈りを終え収穫の喜びと共に祝いの秋祭りへと突入する。秋祭りは10月第3の土日、この時期には全ての田圃で収穫が終わっているだろう。中干しの効果もまた実感出来るはずだ。

 

 

 

 

 

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