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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ボケとウメの花

2023年03月03日 05時38分50秒 | 耕作放棄地

冬場は色合いが少なく殺風景と成りがちだが、可憐な花々でも咲いていると何故かホッと一息つける。赤や黄色の花が多少でもあると、気が休まるのだ。斯くして色合いを求めて彷徨いがちなんだが、この時期は梅樹が基本であろうか。白梅と紅梅とが存在するが、多くの地で満開を迎えているかと思う。当地もほぼ満開状態で、彼方此方で小さな花を咲かせている。先に白梅と紅梅とをレポートしたので、今回はボケの花と白梅とを取り上げて見ようかと思う。

ボケの花は梅花と似通った容姿をしており、時に間違ってしまうことも無きにしも非ずだろうか。小さな丸い花は一見すると紅梅と非常に似ている。大きな特徴はボケ樹自体が小さな樹高である事だろうか。平均して1~2メートル程度、樹高の高いボケ樹には出会ったことが無い。界隈では農園の片隅と私宅近くの路傍に存在するが、1メートル有るか無しかだ。今頃が満開期の模様で、赤くて丸い1センチ程度の花が咲き誇っている。反して梅樹の方は大型樹に成りやすい傾向があるようだ。梅林などに出向くと背丈よりも高くて幹周りも結構な樹が無数に立ち並んでいる。

「サクラ切るバカ、ウメ切らぬバカ」とよく言われるが、梅樹の手入れに剪定は欠かせぬ作業だ。徒長枝が伸び放題と成りがちで、放置するとヤブ状態の樹形となり、花や実の付きも悪く成りがちだ。森の果樹園でも梅樹が多数存在するが、手入れが十分とは言い難く、実の付きが悪くなってきた。山の中腹の急傾斜地に有り、肥料の搬送が困難という側面も見逃せないのだろう。

ウメもボケも果実酒として利用されるようだが、ウメ酒の経験はあるがボケ酒は作った事が無い。何れも果実と数倍のホワイトリカーや焼酎で仕込み、半年から1年ほど熟成させる手法のようだ。咳や喉の病に効能があるみたいで、日々少量づつ飲用するのが恒例だとか。私宅でも何度かウメ酒を作ったが、なかなか消費出来ず何時の間にか廃れてしまった。作るときは大量にと成りがちで、程よい案配を見落としがちのせいだろうか。

ともあれ、どちらの樹木も観賞用には打って付け、寒波の中で咲き誇る姿は何とも凜々しい。寒気中に咲き誇るのが叉印象強いのかもしれませんね。昔から観賞用にと育成されてきた歴史もむべなるかなと思えます。

 

 

 

 

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