早めなのか遅めなのか、天候不順もあってヤキモキさせられた開花模様だが、どうやら例年どおりに落ち着いたようだ。基準は小学校の入学式である。つまり、小学校の入学式時に満開であればそれで良し、判断基準は明快なのだ。ここまでくればお気づきだろうが、サクラの満開の話である。恐らくだが、全国民が待ち望んだサクラの満開では無かろうか。最近は時勢も変わって、全国民がの言葉が世界中で・・・・・に変化しつつあるようだ。例えばアメリカワシントンDC、ポトマック河畔のサクラ並木も満開なようで、沢山の花見客で市街は錯乱状態だった模様だ。尚、当地の小学校入学式は4月5日、どうやらサクラの下で無事に記念写真は撮れたようだ。
棚田の里もほぼ満開の状態に。特別なサクラの観光地と言う場所があるわけでも無いが、彼方此方で咲き誇る姿は秀逸だ。とりわけのお気に入りは楠公夫人久子女史の生家跡、道路条件が悪いので遠くから眺めるだけだが、付近の集落環境とも相まって感極まることも多い。村界からは少し離れた富田林の領域とはなるが、なあに棚田の里としては同じ範疇だ。
上述のようにサクラは全国民が愛する花、いわば別格の特別な花でもある。末永く永遠に咲き続けて欲しいのだが、予断は許さないようだ。最近になって海外から侵入した模様だが、「クビアカツヤカミキリムシ」と言う害虫が猛威を奮ってるようで、彼方此方で伐採処理を余儀なくされてるようだ。連中の主な食害樹は、サクラ、ウメ、モモ、と言ったバラ科の樹木のようで、特にサクラの被害が大きいとか。
幸運な事に当地では未だ被害の話を聞かないが、樹皮に産み付けられたタマゴは孵化すると幹の中に侵入して食害するので、なかなか気づけぬようだ。やっかいな事に1回の産卵で産む数は数百個にのぼるとか、最大1000個にもなるそうな。強烈な繁殖力である。
被害状況の確認は難しいが、目安としては樹皮に「フラス」と呼ばれる木屑みたいな物が浮き出るので、樹皮観察が有効だそうな。何せ敵さんは幹の中、農薬等も効きにくいのだろう。
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