仲間達は多分野に渡って色んな才能を隠し持っている。仲間ではないが、過去に出会った高齢の農家のご主人も見事だった。日本画と和歌に堪能で、展覧会の開催や自費出版にまで及んでおられたのだ。田舎の文化人であった。仲間達も似たような状況だが、今回は「千早の忍者」氏をご紹介しようかと思う。まずもって名称だが、金剛山登山に由来する。金剛山登山にははまり込む人が多く、数千回以上とも成る猛者も数多い。彼もそうした一人で、子狸が元気な頃、良く道中で遭遇していた。四苦八苦しながら登る子狸の横をつむじ風の如く抜き去っていく様はまるで忍者のよう、そこから来たのかどうかは不明だが、何時の間にか敬意を込めた名称に。
彼は二足の草鞋組で、里山の保全活動以外に、楽器を引っ提げての老人ホーム巡りをも行っている。演奏と歌声でお年寄りを元気づけようとの活動だ。そうした中でも発表会というか、演奏会というのか、定期的にコンサートを開催しており、お呼ばれもあって子狸も参加している。今年も開催が決まったようで、野小屋にはお誘いのパンフレットが。ご丁寧にもお菓子と一緒に残されていた。
一定の年齢以上の方はご存じかと思うが、かって「歌声喫茶」なるものが流行っていた。若き男女が会場に集まり、コーラスを楽しむといった活動だ。若い男女の出会いの場でもあったのかも知れない。そうした活動のシニア版とでも表現したら近いのかも。爺様、婆様達が懐かしのメロディを口ずさんで楽しんでおられるのは何とも平和な状況、彼達の演奏が雰囲気を盛り上げる。
状況は又後日にレポートしますのでお楽しみに。ともあれ、「千早の忍者」氏、なかなか粋な活動を展開しておられる。活動時間帯の相違もあってなかなか遭遇出来ないが、お誘いのパンフレットしかと頂戴しましたので。頂いたお菓子もパクつきながらキーボードに向かっております。本日も金剛登山から始まるかと予測しますが、事故の無きように願っています。現在、外気温は二度程度、登山道は凍り付いているかと想像されますのでご注意を。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます