無農薬・無肥料栽培なるものに拘る方もおられるが、通常は肥料を活用しての栽培となってくる。何を主体とするかは個々人の好みだが、我々の仲間内では鶏糞の活用が多いようだ。農園内を彷徨ってみると彼方此方に鶏糞が積み上げてある。一番の理由はコスパの良さにあるのでは無いかと推察している。店舗によって異なるだろうが、概ね1袋15キロ入りで100円程度、可処分所得の少ない我々でも入手可能だ。従って鶏糞をメインとし、他の品目を併せて活用するのが仲間内での大勢かなと。
元々は豚糞主体であった。某養豚場と懇意にしており、ご厚意に甘えて頂戴に走っていたのだ。吉野の山奥だったが、仲間のトラックを借用しての搬送だった。だが先方さんも営業中の立場、何時までも甘えることは許されない。程々で中断してしまったのは当然かと。しばらくは混沌とした状況だったが、何時の間にか鶏糞に落ち着いたようだ。入手は、近くに養鶏場は存在するのだが、概ねホームセンター利用のようだ。
子狸も鶏糞主体で動いている。鶏糞以外では土壌改良をも兼ねて、有機石灰、米糠、籾殻、化成肥料等を使用している。ベースはあくまでも鶏糞なのだ。入手は某ホームセンターで半ダース単位の購入としている。1袋15キロあるので合計で90キロ、流石にこれ以上ともなると軟弱児には搬送困難だ。
鶏糞は窒素・リン酸・カリの栄養3要素を多く含むようで、野菜の栽培には打って付けの肥料のようだ。叉有機質も含んでいるようで有機栽培の中核にもなれるかと。難点は湿気に弱いことだろうか。とりわけ保存の場合に要注意となってくる。出来れば屋内保管が望ましいが、無理だったらビニール被せなどの防水対策を講じた方が望ましいかと。
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