8日朝から白い物が舞いだした。降雪だ。無論、積み上がるような激しいものでは無いが、今季初めての雪とあってか何とも珍しい。実は子狸は雪が苦手、新雪をラッセルしながら稜線を歩いていたのは遠い昔、最近はコタツとストーブが愛用品だ。何とも情けないのだが現実は厳しいもの。まあ昔話はともかく、野菜達にとっても寒風は苦手なようで成長は遅めだ。従って仲間達は各種の工夫を凝らして支援を行っている。
常識的なラインではあるが、ビニールの活用という線に落ち着くかと。無論全部の野菜に適用できる訳では無い。資材にも限度があり、緊急性を要すると判断した物だけに限定される。大半の野菜は、耐寒能力を備えているだろうとの推察で自身が持つ免疫力(?)に期待を掛けている。その中間が籾殻や稲藁の使用だろうか。
当地では大寒の季節頃が一番寒い。この時期を乗り切れば、事実上冬越しは成功かなと判断するのだ、後は春を待つのみだが、注意すべき留意事項が存在する。当地の特徴だが、大寒の時期以外に3月に入って降雪が見られる事があるのだ。油断は禁物だろう。
仲間達の創意工夫を覗いて見よう。上述したように緊急性が高いと判断した物だけにビニールを被せているようだ。中にはビニールでは無くネットで代用している者も存在する。保温性は劣るだろうがむき出しの露地栽培よりは効果的だろう。子狸もその口で、春キャベツにはネットを被せている。
かくしてビニールを活用しながら保温力を高め、寒波厳しき冬場を乗り越すようにしている。難点はビニールの処分、原則論から言うと産業廃棄物であろう。しかるべき処置が必要だが、使用を最少に留め使い回しを工夫している。ボロボロに成ってきたら最終処分、遠慮しつつの焼却だ。