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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

地崩れの可能性

2025年03月05日 05時21分14秒 | 耕作放棄地

農作業は耕地の条件により大きな制約を受ける。我々が管理する農園も例外では無く、地形上の置かれた条件で厳しい側面も存在するのだ。まず現況だが、下り勾配の尾根筋の末端に有り、端部は崖地となって河川に繋がっている。早い話が河川際の崖地上部に存在する耕地群といった状況だろうか。農園内を細い畦道が走り回っており、場合によっては端部を通行する場合もありうるのだ。要注意なのが、足を踏み外したら転落の危険性があり、子連れの親御さん等はヒヤリの場面も無い事は無い。

危険性を危惧した仲間の一人が、警告と簡易な防止柵を設置した。せめてもの注意喚起をとの願いであろう。日々通ってる仲間なら重々承知の上での作業だから心配不要かと思うが、単発的な来訪者や子どもさん等は認識不足かと思われる。重ね重ねの警告が必要不可欠だろう。

高齢の仲間についても該当するかと。加齢に伴い足腰の弱体化は否めず、バランスを崩してしまいがちだ。基本、端部には近づかないのが一番だが、作業内容によりけりで、皆無でとはいきがたい。ご注意頂きたいものである。

もう一つの懸念事項は、土砂崩れの可能性である。端部が崖地と書いたが、石垣や擁壁で補強されてる訳では無い。自然物の土砂のままなのだ。風雨に晒され、内部がえぐれつつある。何時なんどき崩落するかも・・・・・・との不安は常に付きまとってくる。要は端部に接近するのを必要最小限に留めることだろう。どちら様もご注意を。

 

 

 

 


ソラマメは元気だ

2025年03月04日 05時06分25秒 | 耕作放棄地

ソラマメの栽培は長期戦である。通常、野菜類は3~4ヶ月の栽培が多いのだが、ソラマメの栽培には半年以上の期間を要する。仲間達のソラマメも10月中旬に種蒔きし、収穫予想は5月の中旬位だ。実に7ヶ月の長旅である。種蒔きして4ヶ月半ジッと冬場の寒気に耐えているところだ。マメ科の特徴でもあるのだが、小さな姿で冬場を耐え、春先になると一気に成長する事例が多い。ソラマメもご多分に漏れず、今のところ茎丈が30~40センチ程度だ。

3月に入って急激に気温が上がってきた。これからすごいスピードで成長するかと思われる。最終的には1メートル越えの茎丈となるから、今後は倒壊防止が作業内容となってくる。仲間達は支柱を立て、横棒やロープで支援するケースが多いようだ。子狸も現時点では支柱を立てたところ、ロープを張り渡す想定をしている。

タマネギ等と同様だが、ソラマメも今月中に最終追肥を行う予定だ。資材は鶏糞と化成肥料を想定、多すぎず且つ少なすぎず・・・・・・が施肥のモットーだ。やや密植状態なので肥料の散布には苦労するかと推測。根元に近づけすぎないように留意しようかと。

仲間達のソラマメだが、成長具合はほぼ同等だ。種蒔きのサインとして当地には箴言が存在する。「祭り太鼓は土の中」なる言葉で、秋祭りの太鼓が鳴り響くときソラマメの種は地中にあるべき・・・・との意味合いだ。つまり種蒔きの時期の教えである。仲間達は皆遵守しているので成長具合もほぼ同等となってくる。後は収穫もほぼ同等なら言うこと無しだが、こればかりは何ともはや。やはり栽培技術の差違は出るようでして。

 

 

 

 


種芋のカット作業

2025年03月03日 05時20分41秒 | 耕作放棄地

3月に入り、いよいよジャガイモの植え込み期となってきた。既に種芋は1月に入手し芽出し作業を行っている。画像でもお解りのように、そこそこ発芽も見られスタンバイOKなのだ。そこで種芋の完成作業に入ることに。購入した種芋はそのままでは使用しづらい。数量と大きさの調整が必要なのだ。まずもって行うのは大きめサイズの芋のカット作業。子狸は基本1/2カットをベースとしている。滅多なことでは1/3カット以上は採用しない。

包丁を準備し大きめサイズの種芋をカットする。この際、留意しているのが、カット後の芋に芽が1個以上残るように配慮してカットを行う事だ。要は種芋だから発芽の元を確保しておきたい。小さめサイズの芋はそのまま、大きめサイズの芋は1/2カット、で都合80個前後の種芋が出現した。留意したように各芋にはそれぞれ1個以上の発芽が見られる。個数カウント作業を数日前に行ったが、芋と穴の数値は合致している。

カットした種芋だが、カット面に膜が出来防水機能を兼ね備えるのに数日かかるだろう。天気予報では水曜まで雨模様だとか。雨上がりを植え込みと想定すればその頃には膜の形成も可能かなと。尚、耕作者に寄ってはカット面に灰をまぶして即時植え込む方もおられるようだが、子狸は採用していない。灰そのものが水分を招き寄せるように思えるからだ。

かくしてジャガイモ植え込みの下準備は完了した。後は膜の完成と天気の回復を待って植え込みを実施するだけ。令和7年も春ジャガの準備は粛々と進行中なのだ。

 

 

 


止め肥の前に

2025年02月28日 05時19分54秒 | 耕作放棄地

間もなく3月だ。冬越しの野菜等については最終追肥(止め肥)のシーズンとなってきた。エンドウも然り、そろそろ下準備に入るかと覗き込んだら、アララ・・・・根回り付近は雑草だらけだ。雑草もグリーン、エンドウもグリーン、で見落として仕舞った模様、何時ものパターンか。これじゃあ追肥を行っても雑草を太らせるだけ、まずもって除去しないと。判断を下したら行動あるのみ、早速座り込んで雑草の抜き取り体制に入る。要注意なのが、雑草の所在がエンドウの根回りだということ、うっかり手鎌を打ち込むとエンドウの根を傷つけてしまうのだ。

何時もは杜撰な子狸だが、流石に野菜の根回りとくれば慎重にならざるを得ない。注意深く手鎌で抜き取っていく。横に侍らしたミがあっと言う間に満杯となってくる。抜きとった雑草群は焼却場へ運び積み上げた。何度も反復し、腰の痛みに耐えながら作業を継続する。エンドウは第一陣と第二陣の二箇所で栽培中だ。第一陣の雑草除去だけで、延べ二日掛かってしまった。

通常の雑草なら刈払機を振り回すだけで概ね解決する。野菜群の中の雑草は極めて面倒だ。上述のように細やかな注意深さを要求され、時間の掛かること、いと甚だしい。

おかげで第一陣のエンドウはスッキリと雑草は抜き取った。無論完璧にとはいかないが概ねは除去できたかと思われる。下地が出来上がれば後は最終追肥の散布だ。想定は鶏糞と化成肥料、此処でも多すぎず且つ少なすぎず・・・・・のモットーは確保する。要注意なのが多めに投与することだろう。過ぎたるは何とやら・・・・・まだしも少ない方がマシかと思われます。

弥生3月を迎え、気温はどうやら上昇気味な模様です。程よく最終追肥と参りますか、エンドウ以外の作物も同様条件で処置可能かなと。これ以上の冷え込みは無いものと期待したいのですが。

 

 

 


畝立てのレベチ

2025年02月27日 05時29分31秒 | 耕作放棄地

同じような年数を農作業に費やしても、其処には大きな差違が生まれることがある。子狸が実感するのが畝立て作業、早い話、畑に畝を作るだけのことだが、結果的に大きな違いが出来てしまう。原因は熱量の差かなと想像している。つまり作業への集中度、作業の細やかさ、創意工夫の違い、根気強さ、等々が違いを生み出しているのではなかろうか。画像をご覧頂けたら一目瞭然かなと。

トップ画像は子狸が作成した畝の一例だ。大まか(世間では杜撰とも)で精密さの欠片も無い。一応畝の形状をしているだけ・・・・・・といった案配だろうか。反して後段2枚の画像は長老の畝立ての結果である。画像を眺めただけで違いがお解りかと。一目千本、ではないが何とも見事な形状でしょう。しかも彼はクワ1本でこの形状を作り上げるのだ。何ともはや。

彼の畝立てを眺めていて、優美さと共に感嘆するのが、見事な直線。しかも子狸と違い、彼は目印のライン用ロープを使用しない。全て目測なのだ。次に驚嘆するのが畝側面の滑らかさ、何と彼は足で踏み固めての作業なのだ。三番目の驚きが畝土壌の細やかさ、どうも作業中に団子状の土塊を細かくつぶしているようだ。総合的に眺めると、注意深く熱中してしかも根気強く作業を継続している模様。

彼は大御所に次ぐ高齢者、正直、作業の肉体的負担も少なく無いかと思う。にもかかわらずかくも見事な畝を作り上げる。あやかりたいと思いつつも追っつかないのが実情だ。山は大きく道は遠い、それにしても杜撰で大まかな気性を直していかないと。