二日目はデマンド交通システムについて学びました。
高齢化率27.2%の安曇野市。交通弱者も多い街と伺いました。
昭和40年代より、路線バスが次々と廃止され始めた地域であった。
近年、穂高、明科、堀金、三郷、豊科の5町村が合併し、安曇野市となった。
合併時に、それ以前より運行されていた各地域の循環型交通システムを見直し、現在の形となった。
運行状況は、極めて良好であるようです。
安曇野市企画担当者の挨拶をいただき、安曇野市社会福祉協議会 事務局長から多くの説明を受けました。
コミュニティーバス、デマンド型乗合タクシー、福祉バス、スクール送迎バス、冬季限定観光周遊バスの5形態で運行されていました。
本部のある社会福祉協議会の乗客待合室です。
乗客の利用時に目的とされるショッピングセンター、病院が会議室から見えていました。
また、民間の事業者への配慮も考えられていました。営業時間は16時まで
夕刻、16時以降は一般タクシーを利用させ、夜の会合等への足としては、利用しづらく、、、など
重要なのは、運行管理システム。
10名ほどの、地元を十分に理解した皆さんが、管理していました。
経路図の貼り出された壁には、利用記録も掲げられていました。
4月15日、12月24、25日が記録されていました。
4月は年金受給手続き日、12月は年越し前の病院利用最終日だそうです。
各種の分析がされており、利用者の目線での対応がされていました。
定期的に、車内アンケートを担当者が乗車して採っているとのことでした。
そののちデマンド型乗合タクシーへ乗車しました。
車内には乗車予定者が、本部よりインターネットで送られ、受信されていました。
同行の5人も掲示されていました。1名は都合によりキャンセル(自車ドライバー)
途中2名の利用者を乗せ、我々の目的地、堀金地場産センターまでの15分程度のドライブでした。
高齢率23-4%の本市にも、早急に必要なもの、として考えられているデマンド交通。
高齢者の自動車免許証、返上時には9,000円分の利用回数券を支給していました。
高齢者の交通事故対策にもなっている。多くの得も生まれていると感じた。
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