コマメディア ー史上最弱の仏弟子 コマメー

仏教ファン、瞑想バカのフリーライター森竹ひろこ(コマメ)の仏系ブログ。最弱なので、おてやわらかに!

プラムヴィレッジ滞在記11 苦しみと向き合ったレージーディ(のんびりする日)

2014-10-28 | 04年夏 プラムヴィレッジ滞在記

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7月14日(月) 第2週4日目




 苦しみと向き合う
 今日は週に一度のレージーディ。夕方まではアクティビティがなく、のんびり過ごせます。
 プラムヴィレッジでの第1週は、生活に慣れるのがやっと。しかもニューハムレットは日本人が多く、慌ただしくもにぎやかに過ごしました。

 でも2週目になると、少しずつここでのやり方に慣れてきました。また、日本人は私をふくめて4人だけに。(うち2人はボランティアスタッフ、1人は長期滞在者です)
 1人で静かに過ごす時間が増え、またプラクティスの効果もあり、自然と気づき(マインドフルネス)が深まっていきます。すると様々な感情や思いグセが、心身の苦しみとともに次々に認識されるようになりました。
 これ、かなりキツいです。今まで無意識と顕在意識の狭間で流していたネガティブなものたちや、なんとなく気がつきながらも目をつぶっていた自分の問題点が、次々と波のように打ち寄せてくるのですから。
 でも、苦しみと向き合うのも、プラムヴィレッジの大切なプラクティス。今日は、自由な時間がたっぷりあります。自分が長い年月をかけて溜め込んでしまったものと、じっくり向き合うチャンスです。

 心身に現れてきた苦しみを抱きしめて、プラム畑を歩き、ブッダホールで座り、座るのさえ辛い時はリラクゼーションスペースとして解放されているメディテーションホールで横になり、それでも呼吸とともに心を静め、苦しみにアクセスし、深く潜り込んで洞察することを続けました。

 すると、その苦しみを作り出してきた過程や、その苦しみの奥にある思いに対する理解(気づき)を得たとき、フッと心身が楽になり、苦しみのエネルギーが、他のエネルギーに変わっていくのを感じます。私が長い年月をかけて作りあげてきた、いくつかの大きなしこりも溶けていきました。
 苦しみのケアを一通り終えた時には、険しい縦走登山から無事に下山したような、達成感と爽快感が残りました。


苦しみの変容
ティク・ナット・ハン師はこの苦しみを変容する過程を、こう表現されています。


苦しみの本質を深く見つめることで、初めてその原因が見つかり、それを生んだ根本要因を確定することにつながるのです。瞑想をある程度続けていれば、意識の根底でつねに変容が起こり続けていることがわかります。~深く見つめることから得られた洞察は、私たちを解放し、種のかたちで保存された苦しみを変容させます。
                  「リトリート ブッダの瞑想の実践」野草社


 このヘビーなプラクティスをするのに、プラムヴィレッジを満たすマインドフルネスのエネルギー、慈悲のエネルギーが、大きな助けとなってくれました。ここでなら安心して、自分の深いところまで入っていくことができる……ティク・ナット・ハン師がサンガの大切さを強調されていることが、身を持って納得できました。
 また、タイ(ティク・ナット・ハン師)はサマーリトリート中の法話で、苦しみについて以下のように話されたことが、強く心に残っています。最初の一行はちょっとショッキングですが、最後まで読んでみて下さい。私たちに苦しみと向き合う勇気を与えてくれます。


私は子供たちを、苦しみのないところに送りたいとは思いません。
苦しみのないところでは、理解や慈悲を育むことができないからです。
天国には喜びや幸せなど素晴らしいものがあります。苦しみもその素晴らしいものの一つです。
天国は苦しみのないところではなく、苦しみの対し方を知っている人の場所です。


  

 その後、たまっていた洗濯物を手洗いし、ゆっくりシャワーをあびました。ここでは洗濯は手洗い、バスタブもありません。ドライヤーもないので、洗った髪は自然乾燥です。
 文字通り心身ともにさっぱりとして、ハーブティーを飲みながら野外でくつろいでいると、プラム並木が続く丘、大アザミ、見慣れた風景の輪郭がいつもよりクッキリ見えました。濡れた髪を風が揺らす感覚も、スローに感じます。
 「必要なものは全て、今ここにあるんだなあ」、静かで満ち足りた時間が流れていきました。


     *   *   *   *   *   *   *


 今回は本来、瞑想指導者だけに伝えるような瞑想における深い体験を、どこまでオープンにしていいのか、またティク・ナット・ハン師の文脈から外れずにどのように伝えたらいいのか、悩みながらの執筆になりました。抑えた語り口になりましたが、それでもなにか伝えることができたら幸いです。
 
 苦しみを深く洞察するプラクティスはプラムヴィレッジに限らず、テーラワーダ(上座部仏教)でもマハーヤーナ(大乗仏教)でも伝統的に行われていますが、心の深くまで踏み込むため独学でするのは危険がともないます。どうぞ、信頼できる指導者と環境のもとで行ってください。



滞在中の一番ヘビーな1日を書き終えて、ホッとしています
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【告知】プラユキさんが、あの「サンガくらぶ」に初登場!

2014-10-24 | お知らせ

 このブログでもおなじみの、タイで出家された日本人僧侶のプラユキさんが、仏教を中心とした人文系出版社サンガの主催する「サンガくらぶ」に初登場されます。
 「サンガくらぶ」ではスマナサーラ長老、田口ランディ氏、島田裕巳氏らの講演や、橋爪大三郎先生と大澤真幸先生の新書大賞コンビの対談など、仏教カルチャー界で注目されたイベントが次々に開催されてきました。満を持して(?)プラユキさんの登場です。

 私も企画の段階から、微力ながらお手伝いをしています。
 テーマは「よく生きること、よく死ぬこと」、秋の夜長にプラユキさんとじっくりと生と死を見つめてみませんか。



第12回サンガくらぶ

プラユキ・ナラテボー師 法話会「よく生きること、よく死ぬこと」






タイの森林僧院ワット・パー・スカトー(スカトー寺)で副住職をされている、日本人僧プラユキ・ナラテボー師が、サンガくらぶに登場されます。
テーマは「よく生きること、よく死ぬこと」です。
先ごろ、プラユキ師の師であるルアンポー・カムキアン師が、亡くなられました。
今回のサンガくらぶでは、師の葬儀を終えられたばかりのプラユキ師とともに、生と死を考えていきたいと思います。

■プラユキ師からのメッセージ
 去る8月23日、私が生涯最も薫陶を受けてきた尊敬する恩師、ルアンポー・カムキアン師が逝去され、 2週間後の9月6日、師を慕う人びと約1万人がお寺に参集し、盛大に葬儀が執り行われました。
 今回は師の遺徳を偲び、「よく生きること、よく死ぬこと」というテーマでお話をしてみようと思います。
カムキアン師の生き様や死に様、また経典からブッダの「生き死に」に言及した言葉などを紹介しながら、
私たちが今ここにある生をいかに生きていくか、また未来に避けられない死にいかに臨んでいくべきか、
皆さんとご一緒に考えていく機会を持てればと思います。(プラユキ・ナラテボー)


カムキアン師の葬儀の模様は、タイ・マヒドン大学講師の浦崎雅代先生がレポー トされています。http://uramasafaa.ti-da.net/e6726431.html


【日程】2014年11月28日(金) 19:00~21:30(18:30開場)
    ●19:00~21:00 講演会
    ●21:00~21:30 質疑応答

【会場】昇龍館ビル2階
  〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-28-7
  JR御茶ノ水駅 聖橋口より徒歩5分 会場地図

【参加費】一般:2,500円
サンガジャパン定期購読ご契約の方:1,800円
参加当日に定期購読ご契約の方:無料(別途、定期購読料5,250円)
※お支払いは当日清算となります。

【申込み方法】
件名に「プラユキ・ナラテボー師 法話会」とつけて、
「お名前」「人数」「お電話番号」「参加費の種別(一般か定期購読か)」を明記の上、
samghaclub@samgha.co.jpまでご予約ください。

メール予約受付窓口:samghaclub@samgha.co.jp
電話:03-6273-2181/FAX:03-6273-2182


主催(株)サンガ

詳細は、こちらからもご覧いただけます →サンガくらぶ



総合仏教誌「サンガジャパン」は、コマメ的にはミクスチャー仏教マガジンという位置づけです
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プラムヴィレッジ滞在記10 美しい偈と、女の園のテント生活

2014-10-15 | 04年夏 プラムヴィレッジ滞在記
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8月13日(日) 第2週・3日目
この一歩に、自分の100%を投資する
 今日のティク・ナット・ハン師の法話はローハムレットで行われ、ブッダの教えのセンターとするマインドフルネスの実践について、呼吸をすること、歩くことを中心に話されました。

 タイ(ティク・ナット・ハン師)は、滞在中は時間を大切にして、歩くことと呼吸のトレーニングをつねに習慣とするように指導されました。「一歩一歩、この瞬間にたどり着けるようにトレーニングして下さい」、「心口意を一つにしてその一歩に集中し、その一歩に100%自分を投資して下さい。まだ100%になっていないと思ったら止まって、歩くのをやめて100%になるまで待って下さい」とかなり高度な指針を掲げられます。そして10代で出家した時に師から授かった偈を紹介し、私たちを励まされました。

朝、目を覚ましてほほえむ(息をすってほほえむ)
私には二十四時間の新しい一日がある(なんてすばらしいプレゼントなんでしょう)
この一日をしっかりと無駄にしないで生きることを誓う
そして人々を慈悲の目で、愛の眼差しで見ることを誓う



テント生活
 私は前半の2週間はテントで、後半の2週間はジット(民宿)で寝起きしました。テントはレンタルで、積んである順に渡され、私が支給されたのは1~2人用の簡易テント。これを一人で使いました。
 設置したニューハムレットに隣接する「香しき井戸寮」は、シスターもふくめ女性だけが生活するエリア。母親と参加した子どもは男の子もOKだけど、父親もいっしょの場合はNGなようです。洗濯物ものびのびと干すことができました。
 
 私はガールスカウト出身で、大学時代はアウトドア系のサークルにも参加していたので(メインで活動していたのは漫画研究会ですが……)、キャンプ生活はなじんでいます。薄いテントの生地1枚をへだてて自然のなかにいる開放感や、団体生活から離れて一人になれる寛ぎを感じながら、眠ることができました。
 そして朝は鳥の声を聞きながら、今日教えていただいた偈を唱えてふとんから起き上がります。これは、日課になりました。リトリート中のしんどい時、この美しい偈がどれだけ心のブレを整えてくれたことでしょうか。



テントを設置した女の園「香しき井戸寮」エリア。寮にも宿泊できます


右端の青い小さなテントが、私のテントです(どれが支給されるかは、運次第?)


テントの中はふとん(レンタル)とスーツケースで一杯です。狭いけれど楽しい我が家、でした




我が家の居心地の良さに、虫さんたちもいっぱい訪ねて来ました
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プラムヴィレッジ滞在記9 ここでは話すことも、聴くことも全てが瞑想です

2014-10-11 | 04年夏 プラムヴィレッジ滞在記
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8月12日(木) 第2週・2日目

ビギニング・アニュー
 今日はノーカーDay、一日ニューハムレットで過ごしました。
 シスター・チャンコンの講話のテーマは、人間関係をフレッシュにするためのプラクティス「ビギニング・アニュー」。これはブッダの時代のサンガでも行われていたものを、ティク・ナット・ハン師が現在の生活に合うようにアレンジされたものだそうです。

 「ブッダの幸せの瞑想」(ティク・ナット・ハン著 サンガ刊)では、「ビギニング・アニュー」は次のように説明されています。
 自分と自分の過去の行動や言葉、思考を正直に深く見つめ、自分自身と人との関係の中で新たにやり直していくのがこの実践です。この実践の目的は、自分の心のよどみを晴らし、いつも新鮮な気持ちで実践をつづけることです。


 やり方は、まず互いの花に水をあたえ合い(感謝し合い)、自分が誰かを傷つけたり迷惑をかけたりしていないかを聴き、そして自分が傷ついたことや辛かったことを話します。コミュニティの一人ひとりのあいだに、慈しみと理解を取り戻すことが、この実践のエッセンス。そして心を込めて話し、思いやりをもって深く聴くプラクティスでもあるそうです。

 プラムヴィレッジでは他にも、ファミリーで行う「ダンマ・シェアリング」やお仕事瞑想など、人とのコミュニケーションに重点をおいたプラクティスが充実しています。これは一般的な仏教瞑想合宿ではまず重視されないため最初はとまどいましたが、「これは『話す瞑想』であり、『聴く瞑想』でもあります」という説明を受けて納得。私たちの日常の生活では、話すことも聴くことも欠かせないことです。瞑想的に生きる(”マインドフルネスに生きる”と、ここでは言い換えられますが)には、それらの行為も瞑想的であるように修練をする必要があるのでしょう。

 現実生活では人との関わりが得意とはいえない私ですが、日常をマインドフルネスに生きることを学ぶためにプラムヴィレッジに来たのですから、コミュニケーションの修練も避けては通れないこと。ここでは話すこと、聴くことに、もっと意識的であろうと心しました。


 ところで「ビギニング・アニュー」は、自分自身に対して行うのも大切なことだとアドバイスを受けました。今週はニューハムレットの日本人滞在者は4人だけ。静かに自分自身の内面とも向き合う一週間になりそうです。




話すことも、聴くことも、クリックすることも全てが瞑想です
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プラムヴィレッジ滞在記8 朝食は沈黙とともに

2014-10-09 | 04年夏 プラムヴィレッジ滞在記
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8月11日(金) 第2週・1日目

今日はDEPARTURE&ARRIVAL DAY
 プラムヴィレッジに来て一週間がたちました。第二週の一日目の今日は、DEPARTURE&ARRIVAL DAY(旅立ちと到着の日)。一週間単位での滞在になるリトリートでは、第一週のみの参加者がここから離れ、これから滞在する新しい人がやって来ます。
 私も午前中は、プラムヴィレッジを去る人たちと、ひまわり畑を散歩し、プラムヴィレッジのBookショップ(オリジナルグッズやお菓子なども販売しています)でおみやげを物色し、ちょっとしたシェアタイムをして過ごしました。


プラムヴィレッジの朝食
 ところで、プラムヴィレッジに滞在した話をすると、必ずといいっていいほど聞かれるのが食事についてです。そこで今回は、朝食について、書いてみます。

 プラムヴィレッジでは食事はビッフェ形式で用意され、自分の心身の状態に気づきながら、食べたいものを必要な量だけとります。朝食のメニューはフランスパンや雑穀パン、玄米粥、果物、ナッツ類、豆乳などが用意されています。毎日だいたい同じメニューですが、不思議なことに四週間全く食べあきることがありませんでした。
 食事は一噛み一噛み、ゆっくりといただきます。オリエンテーションではシスターが、食事について「食べている対象をしっかり味わえている時、マインドフルな状態といえます」とレクチャーされました。

 リトリート中は夜の10時から、翌日の朝食のお皿を洗いを終えるまでは「聖なる沈黙(ノーブルサイレント)」で過ごします。そこで朝食も沈黙のうちにいただきますが、 どこで食べるかは自由です。
 楽しいピクニックランチや、ファミリーで囲むディナーもいいですが、私は朝食の時間が特に好きでした。朝の澄んだ空気のなか野外で1人食べるのは清々しく、またともにプラクティスをする仲間と沈黙のなかで向かい合い、心を込めていただくのもいいものです。とりとめのないおしゃべりをしながらする食事よりも、互いの心に安らぎのスペースができて、より豊かな繋がりを感じることもありました。



用意されてるものを、一通りよそってみました。玄米粥に温かい豆乳をかけて、ナッツ数種類をトッピング。パンは左からマクロビ系植物性バター、手作りプラムジャム、ゴマペーストを塗っています。この日の果物はリンゴとオレンジ、それにパンにほとんど隠れていますが、プラムヴィレッジで採れたプラムを煮たものです。



この日は体調を整えるため、玄米がゆに豆乳がけヒマワリの種トッピングと、果物だけです。



西洋系の人でときどき見かける、果物とナッツだけの炭水化物抜きの朝食をまねてみました。マグカップはノンカフェインのコーヒ入り豆乳です。
メロンも取り放題ですが、遠慮して2切れにするところが日本人、です。




遅れて行くと、メロンがすでになくなりスイカだけのことも……
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【告知】プラユキ師の「お話と瞑想の会」と「個人面談」

2014-10-06 | お知らせ
                      現在、連続投稿中の「プラムヴィレッジ滞在記」はこちらから
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雨安居明けのご帰国後すぐに、タイで出家された日本人僧プラユキ・ナラテボー師の「お話と瞑想の会」と「個人面談」を開催させたていただくことになりました。

以下、私が管理人を務めるプラユキ師の公式スポートサイト「よき縁ネット」の原稿の転載になりますが、興味を持たれた方はごらん下さい。



「お話と瞑想の会」

雨安居明けのご帰国後すぐに、プラユキ師の「お話と瞑想の会」を開催させていただくことになりました。

 今回のお話の部は「プラユキさんの仏教超入門」と題して、
「そもそも仏教ってなあに?」
「現在の私たちに役に立つの?」などなど、
仏教について根源的なところから語っていただきます。

超入門なので仏教がザックリとわかると思ったら、
ガッツリとわかってしまう、
仏教に興味を持ち始めた人にもわかりやすく、
仏教通の人もうならせる、そんなお話をお願いしています。
乞うご期待!
 
瞑想の部ではチャールン・サティ(手動瞑想)、歩く瞑想、呼吸を見守る瞑想などを
ご指導いただきます。

また終了後は、いつも好評の、「プラユキ師を囲む会(懇親会)」を予定しています。
同じ会場で参加費は無料、途中退場も自由ですので、時間のある方はどうぞお気軽にご参加ください。

【日時】
2014年10月25日(土)13:30~17:00

【会場】
世田谷区 寺町通り区民集会所 1階和室
東京都世田谷区北烏山5丁目1番4号

京王線 千歳烏山駅東口 徒歩15分
バス ときわ橋停留所 徒歩6分(千歳烏山駅~吉祥寺駅)
バス 寺院通2番停留所(烏山~久我山病院循環)
※バスの本数が少ないため、元気な方は徒歩での来場をお勧めします。

地図→せたがやi Map

【スケジュール】
13時15 受付け開始
13時30~17時 お話と瞑想の会(法話、瞑想指導、質疑応答など。休憩時間あり)
17時すぎから1時間ほど 懇親会(プラユキ師を囲む会 自由参加)

【参加費】3,500円(またはそれ以上の御志納)
会場使用料、資料プリント費などの必要経費以外は、全額をみなさんからのお布施として、渡航費、日本での滞在・活動費、タイの農村支援活動のサポート資金に活用いただくため、プラユキ師に直接お渡しいたします。

【定員】25名(定員になり次第締切ります)


【参加申込み、問い合せ】
こちらのサイトからお願いします
 「お話と瞑想の会」申込みフォーム

      (PC版は案内文の下の赤粋の「お申し込みはこちら」をクリックすると、申込み画面に移ります)


【ヘルパーさん大募集!】
当日、瞑想会を手伝っていただく方を数名募集します。会場に12時50分集合、参加費は2,000円にいたします。
作業内容は会場の準備や片付け、受付けや講演のサポートなどになります。瞑想会中は会場から出ることはほとんどありませんので、一般の参加者と同じように聴講できます。
初めてプラユキさんの瞑想会に参加される方でも大丈夫です。
また、金銭的に参加費の支払いが困難な方も、身施(手伝いなど行為のお布施)なら可能ではないでしょうか。どうぞ、ご相談ください。
希望される方は、上記の申込むフォームでご連絡ください。

注意 会場が「烏山瞑想会」でいつも利用している施設になりますが、お世話人が異なります。内容も今回のお世話人の恒例企画「お話と瞑想の会」に準じたものになります。どうぞ、ご了承下さい。

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「個人面談」

リクエストをいただき、個人面談をプラユキ師にお願いすることになりました。
相談の内容は、瞑想や仏教に限らず、日常的な悩みや相談などなんでもOKです。
希望される方は下記まで必要事項をご記入のうえお申込みください。

10月26日(日)


スケジュール 
(1) 10:00~10:50 
(2) 11:00~11:50 
  休憩
(3) 13:00~13:50 
(4) 14:00~14:50 
(5) 15:00~15:50 
(6) 16:00~16:50



【会場】
東急・中目黒駅から徒歩10分ほどの公共施設。
具体的な場所は、参加者に直接お伝えします。

【面談費等】
お気持ちを封筒などに入れて、直接プラユキ師にお渡しください
また、施設に支払う会場使用料などの経費として、別途500円をご負担ください


【参加方法】 
以下をご記入のうえ、メールでお申込みください
タイトルには必ず「個人面談申し込み」の文字を入れてください      
    ・名前
    ・お住まい(東京都世田谷区 神奈川県横浜市など市町村まででOK)
    ・メールアドレス
    ・当日の昼間、連絡がつく電話番号
    ・希望する日にちと、(可能なら複数の)時間帯の番号 
    
申込み、問合せ先 → karunanet2012@gmail.com
 パソコンで受信できるメールアドレでお申し込みください。また、返事が送信後5日すぎてもない場合、メールトラブルが起きた可能性があります。その時は、恐縮ですが再度ご連絡をお願いいたします。

  
お知らせは以上です。みなさんとお会いできることを、楽しみにしています。 
     お世話人 プラユキ師公式サポートブログ「よき縁ネット」管理人  森竹



プラムヴィレッジ滞在記7 私の内なる命にほほえむ~盛りだくさんの週の最終日

2014-10-03 | 04年夏 プラムヴィレッジ滞在記
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8月10日(木) 第1週・7日目

今日は第一週の最終日、アクティビティも盛りだくさん
 早朝はプラムヴィレッジ流の五戒ともいえる“ファイブ マインドフルネス トレーニング”を正式に受ける儀式「5MT Transmission Ceremony」がおごそかに行われました。これは受けるのも受けないのも自由です。また仏教の「戒」と同じように、個人の自由意志によって守るものであり、「律」のように規則として強制されるものではありません。希望者にはダルマネーム(法名)も授与されますが、これも日本の戒名のように料金はかかりません。純粋に、プラクティスを進めていくのを励ますもの、勇気づけるものとして勧められていました。
 日本人で受けたのは明日ここを出る人が中心で、私は参列者として一週間ともにプラクティスをした仲間の清々しい姿を見守りました。

 昼間は、アッパーハムレットでティク・ナット・ハン師の法話と歩く瞑想、おいしいベジタリアン・サンドイッチを持ってピクニックランチ。そしてニューハムレットに戻ってお馴染みのお仕事瞑想です。このファミリーでする最後の共同作業、クッションを置く動作の1つ1つにも、いつもにも増して心がこもります。


満月の祝典・フルムーン・セレブレーション
 最後のディナーをファミリーで食べたあとは、またバスでアッパーハムレットに向かい、野外フェスティバル「フルムーン セレブレーション」に参加。子供やティーンを中心としたリトリートの参加者や、シスター&ブラザーの歌や踊り、寸劇などが披露されました。
 なんだか、子供のころ入っていたガールスカウトのサマーキャンプみたい。自分の幸せだった子供時代が、目の前の子供たちと重なります。たしかに、この子たちのなかに私はいて、私のなかにこの子たちがいる……タイ(ティク・ナット・ハン)の教えのインタービーイング(相互存在)がふと実感でき、子供たちのこれからの長い人生が幸せであるようにと願う気持ちが、自然とあふれてきました。



元気いっぱいの、子供たちの歌とお遊戯。


何と、ブラザーたちのラップバンドも登場!観客、総立ちです。
いろいろとツッコミたいところですが、よしとしましょう……



そして、〆は座る瞑想
 夜10時の消灯時間後、日課となった瞑想をするためにブッダホールに行くと、10人ほどの日本人参加者全員が、申し合わせたわけでもないのに次々と集まってきました。
 今、このメンバーで南フランスのプラムヴィレッジにいる奇跡(もしくは必然)を思い、暗闇のなか灯りでブッダ像だけが浮かび上がったホールで、輪になって座る瞑想をしました。

息を吸いながら 息を吸っていることを知る
息を吐きながら 私の内なるいのち、まわりのいのちにほほえむ

     「ブッダの幸せの瞑想」より ティク・ナット・ハン著 サンガ刊




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