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図書館で予約を入れたら、一ヶ月も待たされてしまった。
まずまずの人気である。
で、読んでみたのだが・・・・
目新しいことは発見できなかった。
プロ棋士を取り上げた番組は結構好きなんだが、どうも将棋は僕には難しい。
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あまりためにならない。
が、面白いと思ったことが二つ。
ひとつは世の中、金があまるようになってからおかしくなったという点。
つまり、実物経済からバーチャルへの移行にともなって世の中おかしくなってきたと。
もうひとつは、部下がまともな提案をしても上司は取り合わないというケーススタディとして埴輪製造業者が埴輪を葬送品をインテリアとして仕立て直して販売しようという部下の提案に上司がそんなことするよりコンビニでもやらないかというお茶の濁し方。
その話を読んだ後、子供の学研の袋のなかに大人の趣味コーナーのチラシがあって、その中に埴輪のオブジェを買わないかという広告があった。
この話があってこの広告かまたその逆かは確かめようもないが、なんとなく面白いと思ったしだいだ。
ブックオフ百均シリーズですが、やはり、
頭がいい人、悪い人の話し方
まあ暇つぶしに読んだのですが、つぶす前に読了。暇がつぶせませんでした。
タイトルは釣りですね。「話す際の心得」くらいが妥当の内容です。
頭がいい人、悪い人の話し方
まあ暇つぶしに読んだのですが、つぶす前に読了。暇がつぶせませんでした。
タイトルは釣りですね。「話す際の心得」くらいが妥当の内容です。
これを読んで実行できれば少なくとも凡人にはなれますが・・・。
危機管理の話ばかり読んでいたので気晴らしに、
一流の仕事術
一流の仕事術 気配り篇
一流の人間学
一流の条件
人間関係365の生き方 一流人の条件
をババッと読了。
どの本を読んでも当たり前のことが書かれています。
逆に言えば、いかに人は当たり前のことができないかということなのでしょう。
平凡なことを全てこなせれば非凡に通ずるわけで、その意味でこの本にかかれていることが全部できれば一流の仲間入りができるかもしれません。
読んでいて、なぜ当たり前のことが当たり前にできないかを考えました。
子供は人間としては不完全です。成長して大人になって一人前になるわけですが、それは子供を育てる大人が当たり前のことが当たり前のようにできることが前提条件です。
が、当たり前のことが当たり前のようにできる大人がいかに少ないことか。
そのような大人に育てられた子供が当たり前のことが自然とできるようにならなかったとしてもなんら不思議なことはないでしょう。
だからこの手の本がなくなることもないのだなと思ったしだいです。
危機管理の話ばかり読んでいたので気晴らしに、
一流の仕事術
一流の仕事術 気配り篇
一流の人間学
一流の条件
人間関係365の生き方 一流人の条件
をババッと読了。
どの本を読んでも当たり前のことが書かれています。
逆に言えば、いかに人は当たり前のことができないかということなのでしょう。
平凡なことを全てこなせれば非凡に通ずるわけで、その意味でこの本にかかれていることが全部できれば一流の仲間入りができるかもしれません。
読んでいて、なぜ当たり前のことが当たり前にできないかを考えました。
子供は人間としては不完全です。成長して大人になって一人前になるわけですが、それは子供を育てる大人が当たり前のことが当たり前のようにできることが前提条件です。
が、当たり前のことが当たり前のようにできる大人がいかに少ないことか。
そのような大人に育てられた子供が当たり前のことが自然とできるようにならなかったとしてもなんら不思議なことはないでしょう。
だからこの手の本がなくなることもないのだなと思ったしだいです。
おまえが若者を語るな! (角川oneテーマ21 C 154) (新書)
なんか、アカデミックな世界に足を突っ込んだ若輩者が手に入れたサイエンスツールをおもちゃ代わりにぶんぶん振り回す様が見えてきて、あーあという感じである。
筆者が批判する論壇のスター達は端から確信犯的に世の中の空気やいまの気分を言葉にして発信しているだけなのであって、それを学術的見地から客観性がないだと再現性がないだのと批判しても虚しいだけである。
翻って、じゃあおまえ自身、若者なんだから自らの言葉で語ってみいといわれてもこの本には意見がない。
結局、いろいろと目一杯がんばって反論してみたものの、狡猾なオヤジやオバンに軽く手をひねられて、じゃあまたね。がんばって。という感じなのである。
確かに世の中デマが多いよ。それはそのとおり。
最近の新書はなま物で、その時々で賞味期限が切れてしまうもので溢れている。
そんなのオジサンはとっくの昔に気が付いている。
でもそれを批判などしないよ。
でも、筆者は若いし、力が有り余っているようだから、もう少し様子を見たいとエールは送りたい。
ただ、どうなんだろう。このスタイルでいつまで続けられるか。
それこそ、この本で批判した先輩達と自分がいやでも近くなったと感じたとき、どう動くのか。
まあそいうことかな。
なんか、アカデミックな世界に足を突っ込んだ若輩者が手に入れたサイエンスツールをおもちゃ代わりにぶんぶん振り回す様が見えてきて、あーあという感じである。
筆者が批判する論壇のスター達は端から確信犯的に世の中の空気やいまの気分を言葉にして発信しているだけなのであって、それを学術的見地から客観性がないだと再現性がないだのと批判しても虚しいだけである。
翻って、じゃあおまえ自身、若者なんだから自らの言葉で語ってみいといわれてもこの本には意見がない。
結局、いろいろと目一杯がんばって反論してみたものの、狡猾なオヤジやオバンに軽く手をひねられて、じゃあまたね。がんばって。という感じなのである。
確かに世の中デマが多いよ。それはそのとおり。
最近の新書はなま物で、その時々で賞味期限が切れてしまうもので溢れている。
そんなのオジサンはとっくの昔に気が付いている。
でもそれを批判などしないよ。
でも、筆者は若いし、力が有り余っているようだから、もう少し様子を見たいとエールは送りたい。
ただ、どうなんだろう。このスタイルでいつまで続けられるか。
それこそ、この本で批判した先輩達と自分がいやでも近くなったと感じたとき、どう動くのか。
まあそいうことかな。
地を這う虫 (文春文庫)
警察ものはよく読むのですが、この短編集はちょっと自分としてはいまいちでした。
アマゾンの書評では結構いいのですがねー。
前半は快調なんですけど、短編なんで結構強引なエンディングなんですよね。
なので興ざめしちゃうのですね。残念。
警察ものはよく読むのですが、この短編集はちょっと自分としてはいまいちでした。
アマゾンの書評では結構いいのですがねー。
前半は快調なんですけど、短編なんで結構強引なエンディングなんですよね。
なので興ざめしちゃうのですね。残念。
共に平積みになっている蟹工船を読むならばこちらをと薦めるつもりで読んでみたのだが・・・。
さまよう刃 (本の詳細はこちらから)
ページ数の割にはすっと読めてしまうあたりはさすがに東野作品と思うが、それ以上のものはなかった。最期のトリックには少し驚いたが。
被害者の心の襞を丹念にというわけでもなく、何かステレオタイプな日記的表現。
遵法を前提とした日本的なストーリー展開には人間が本来持っている怒りに対するリアリズムが欠けている。

さまよう刃 (本の詳細はこちらから)
ページ数の割にはすっと読めてしまうあたりはさすがに東野作品と思うが、それ以上のものはなかった。最期のトリックには少し驚いたが。
被害者の心の襞を丹念にというわけでもなく、何かステレオタイプな日記的表現。
遵法を前提とした日本的なストーリー展開には人間が本来持っている怒りに対するリアリズムが欠けている。
タイトルに釣られて買ってしまったが、やはり???。
いつまでも中国人に騙される日本人 (本の詳細はこちらから)
筆者が体験した内容が中心化と思いきや、一般化した事件の紹介や筆者の右傾化した反共産的ものの見方が綯交ぜになってつづられているため、作品の評価が出来ない。
ただ、思うのは明日を保障されない社会では人は短期的な視点で合理的に現世利益を追求する。そのためにモラルは失われるし(もともと育たないかもしれない)、争いごとは日常茶飯事。信じられるのは家族だけということになるのだろう。
筆者のいいたいことがこの本では多分うまく伝わらないでのはないかと思った。

いつまでも中国人に騙される日本人 (本の詳細はこちらから)
筆者が体験した内容が中心化と思いきや、一般化した事件の紹介や筆者の右傾化した反共産的ものの見方が綯交ぜになってつづられているため、作品の評価が出来ない。
ただ、思うのは明日を保障されない社会では人は短期的な視点で合理的に現世利益を追求する。そのためにモラルは失われるし(もともと育たないかもしれない)、争いごとは日常茶飯事。信じられるのは家族だけということになるのだろう。
筆者のいいたいことがこの本では多分うまく伝わらないでのはないかと思った。
水戦争―水資源争奪の最終戦争が始まった (★本の詳細はこちら)
・水は戦略資源であること
・水も石油や穀物同様にメジャー企業が存在すること
・水資源の消費に関してはバーチャルウォーターという代理変数があること
以上3点を知らない場合、この本は役に立ちます。
が、それが既知の場合、読んでも面白くないかもしれません。
データブックのような本でした。
・水は戦略資源であること
・水も石油や穀物同様にメジャー企業が存在すること
・水資源の消費に関してはバーチャルウォーターという代理変数があること
以上3点を知らない場合、この本は役に立ちます。
が、それが既知の場合、読んでも面白くないかもしれません。
データブックのような本でした。
北朝鮮VSアメリカ「偽ドル事件と大国のパワーゲーム」 (★本の詳細はこちら)
小説「ウルトラダラー」が文庫本になったので購入。読んでいるうちにだれてきたときに、この本が目に入ったので購入。
確かに小説と違って、誰でもが入手可能なニュースソースを基に推論を展開。北朝鮮が精巧な偽札を作るのは困難であることを説明しようとする努力は買える。が、これは何も著者だけにしかできないことではなく、例えば田中氏のサイトを見れば同様の情報を得ることができる。
ただし、著者はさらに突っ込んで、記事を書いた記者にまでインタビューを試みた点は行動的であるが、それはまあ、これを職業とするのであれば当然の行為であって、賞賛されるというものでもない。著者は更に、この事件の背景は北朝鮮の資源をめぐる経済利権が絡んでいると主張するのだが、この部分の記述が奥歯に何か詰め物をしたような語り口でハッキリしないというもの今一歩と感じられる点だ。(書きたくても書けない理由があるのかもしれないが、それは読者にとってみれば斟酌することではない)
翻って問題なのは「ウラトラダラー」が小説として面白くないということである。手嶋氏は自分で書くのではなく、プロットだけを提供し、もっと手練のストリーテラーに書いてもらったらよかったのに・・・。ドラマ化、映画化を狙える題材だけにちょっと惜しい。
小説「ウルトラダラー」が文庫本になったので購入。読んでいるうちにだれてきたときに、この本が目に入ったので購入。
確かに小説と違って、誰でもが入手可能なニュースソースを基に推論を展開。北朝鮮が精巧な偽札を作るのは困難であることを説明しようとする努力は買える。が、これは何も著者だけにしかできないことではなく、例えば田中氏のサイトを見れば同様の情報を得ることができる。
ただし、著者はさらに突っ込んで、記事を書いた記者にまでインタビューを試みた点は行動的であるが、それはまあ、これを職業とするのであれば当然の行為であって、賞賛されるというものでもない。著者は更に、この事件の背景は北朝鮮の資源をめぐる経済利権が絡んでいると主張するのだが、この部分の記述が奥歯に何か詰め物をしたような語り口でハッキリしないというもの今一歩と感じられる点だ。(書きたくても書けない理由があるのかもしれないが、それは読者にとってみれば斟酌することではない)
翻って問題なのは「ウラトラダラー」が小説として面白くないということである。手嶋氏は自分で書くのではなく、プロットだけを提供し、もっと手練のストリーテラーに書いてもらったらよかったのに・・・。ドラマ化、映画化を狙える題材だけにちょっと惜しい。
NTTの自縛 (★本の詳細はこちら)
飛ばし読みをせず丁寧に読んだが、それでも1時間弱で読めてしまう本
関係者以外興味が無い内容といえる具体性に欠ける批判本である。
販売時期も確信犯的であざとい。著者の印税に協力した自分が情けない。
飛ばし読みをせず丁寧に読んだが、それでも1時間弱で読めてしまう本
関係者以外興味が無い内容といえる具体性に欠ける批判本である。
販売時期も確信犯的であざとい。著者の印税に協力した自分が情けない。