AMNでダウンロードできる"ENGAGEMENTdb"調査レポートの日本語翻訳版を読んでみました。
結論からいうと、大企業の業績とその企業がどれくらい多くのソーシャルメディアを利用しているかを回帰式で解いてみたら有意になりましたよということでした。
(といっても翻訳版には回帰式もその結果も載っていないので確かめられないのですが・・・)
まずもって、こういうように数字に裏付けられたように話が進んでしまうのは非常に危険です。
その昔、バナー広告が出始めたころもCTRを正当化するためにこの手の調査が良く出ていたことを思い出したました。
だいたい、企業の業績とソーシャルメディアの利用度の間になんの因果関係も特定できないのに、相関が見られるのでというのはいかにも乱暴な議論です。
といって私は、「ソーシャルメディアがだめ」といっているのではありません。
こういうようなマーケティングを科学してみましたという態度はもうやめたほうがいいのではということをいいたいのです。
そうしないと、これでは、かえって企業がソーシャルメディアを利用することを妨げてしまうことになりはしないかと危惧するからです。
ちなみに、顧客満足度と企業の業績が正の相関関係にあることは、GDパワーなどが口を酸っぱくして説いていることは皆さんもご存知でしょう。
であれば、ソーシャルメディアと顧客満足度の関係やあるいはブランドロイヤルティ、チャネル別の店舗ロイヤルティの関係などを調査するといったアプローチもあるのではないでしょうか。
ちなみに、企業のネットの活用が上手く行くかは次の3点でこれは十年以上前から変わっていないと思います。
1、経営者がネットの利用に対して理解があること(厳密なROIを求めず投資してくれること)
2、社内に強力な推進役がいること(事業部長レベルの人材がリーダーでいること)
3、ネットワーカーになれる資質を持った人材リソースが多くいること(ネット利用の勘所をつかむことが上手でかつ自律的にフットワーク軽く動ける人)
以上の3点、要は人次第ということです。当たり前すぎてつまらないかもしれませんが。
結論からいうと、大企業の業績とその企業がどれくらい多くのソーシャルメディアを利用しているかを回帰式で解いてみたら有意になりましたよということでした。
(といっても翻訳版には回帰式もその結果も載っていないので確かめられないのですが・・・)
まずもって、こういうように数字に裏付けられたように話が進んでしまうのは非常に危険です。
その昔、バナー広告が出始めたころもCTRを正当化するためにこの手の調査が良く出ていたことを思い出したました。
だいたい、企業の業績とソーシャルメディアの利用度の間になんの因果関係も特定できないのに、相関が見られるのでというのはいかにも乱暴な議論です。
といって私は、「ソーシャルメディアがだめ」といっているのではありません。
こういうようなマーケティングを科学してみましたという態度はもうやめたほうがいいのではということをいいたいのです。
そうしないと、これでは、かえって企業がソーシャルメディアを利用することを妨げてしまうことになりはしないかと危惧するからです。
ちなみに、顧客満足度と企業の業績が正の相関関係にあることは、GDパワーなどが口を酸っぱくして説いていることは皆さんもご存知でしょう。
であれば、ソーシャルメディアと顧客満足度の関係やあるいはブランドロイヤルティ、チャネル別の店舗ロイヤルティの関係などを調査するといったアプローチもあるのではないでしょうか。
ちなみに、企業のネットの活用が上手く行くかは次の3点でこれは十年以上前から変わっていないと思います。
1、経営者がネットの利用に対して理解があること(厳密なROIを求めず投資してくれること)
2、社内に強力な推進役がいること(事業部長レベルの人材がリーダーでいること)
3、ネットワーカーになれる資質を持った人材リソースが多くいること(ネット利用の勘所をつかむことが上手でかつ自律的にフットワーク軽く動ける人)
以上の3点、要は人次第ということです。当たり前すぎてつまらないかもしれませんが。