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まるまる◎はなまる◎にじゅうまる

平成15年生まれの双子とパパとママの4人家族の毎日を綴ります。

会話

2011年01月26日 | 双子
先日、NHKの朝の番組で「夫婦の会話」と言う特集をしていました。

家事をしながら何となく見ていたのですが、その中で、妻との会話への夫の要望のひとつに

『結論を先に行って欲しい』

と言うものがあると紹介していました。

ママ、思わず我が意を得たり、と膝をたたきました。

これ「サエサエへの要望」なんです。

サエサエの話はですねぇ、何と言うか「で、いったい何が言いたかったの?」と言いたくなるようなことが多いんです。

たとえばこんな感じ。

「あのね~、今日ねぇ、給食のときにねぇ、今日はシチューだったんだけどね、あ、シチューじゃないかな。シチューみたいな色なんだけど、中にお豆が入っててね。そしたらねAちゃんがね、あ、Bちゃんもいたかな。AちゃんとBちゃんはすっごく仲がいいんだよ。・・・(以下略)」

シチューの話なのか、Aちゃんの話なのか・・・・

タカタカは「話」に関してはサエサエよりも一枚上を行く感じなんです。

まず

「今日さぁ、まいっちゃったことがあるんだよ」

と話しかけてきます。

こう言われると

(ほぉ~、その「まいっちゃった話」とやらを聞かせてもらおうじゃないの)

と、身を乗り出したくなるのが人の常。

結論、とまでは行かないけれど主たるテーマを最初に言うのですね、タカタカは。

そしてほぼ5W1Hに沿った話をし、最後には「だから僕はこう思ったんだよ」と、自分の感想を述べてくれるので、話がとてもシンプルでわかりやすいのです。

サエサエに対して「結論を先に言ってくれないかなぁ」と思うのは、これはおそらくママが中身は「男」に近いからなんだと思います。その上、せっかちだし。

だから、フリーダイヤルにかけたときに流れる『ガイダンスに従って・・・』の音声が大嫌い

『何とかの方は1を、何とかの方は2を・・・』

あ~~~、早く担当者出てくれよ~~~、頼むよ~~と1人身もだえしています。

ところで、パパとサエサエの会話だとこうなりまます。

「今日ねぇ、給食のときにねぇ」

「うんうん」

「シチューだったんだけどね、あ、シチューじゃないかな。シチューみたいな色なんだけど、中にお豆が入っててね。」

「そうかぁ」

「そしたらねAちゃんがね、あ、Bちゃんもいたかな」

「うんうん」

「AちゃんとBちゃんはすっごく仲がいいんだよ」

「そうかそうか」

と、とても気長に相槌をうっているのです。(でも、実はたいして真剣に聞いていないんじゃないかとママは踏んでいる

そうかぁ、気の長い人同士の会話と言うのはこういうものなのか・・・とまじまじと見入ってしまうのです。

つまり例えるならパパとサエサエは

「のんびり共和国に住む、ゆっくりさん同士の会話」

で、ママとタカタカは

「せっかち共和国に住む、早口さん同士の会話」

とでも言った感じなんでしょうね。

せっかちは父親譲り。ママがその気質を受け継ぎ、そして後継者はタカタカのようですね。

せっかちののれんは守られた!(守る必要はないんだけど

でも、実はママにものんびりさんにあこがれる気持ちはあるのです。

なので、ある日ある時、サエサエの会話にのんびりと相槌を打ってみることにしました。

「ママ~、あのさぁ~」

「う~~ん、なあに~?」

「サエサエさぁ」

「う~~ん、どうしたのぉ?」

我ながら優しい受け答え

「さっきからずっとさぁ」

「うん、なぁに~?」


「おしっこがまんしてるんだよねぇ」


    

「早くトイレ行ってきなさいっ


のんびり共和国の住民にはなれそうもないです・・・



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個人面談

2011年01月25日 | 双子
先日、タカタカ・サエサエの個人面談がありました。

まぁ、『タカタカ・サエサエの』とわざわざ書かなくても、まさかパパの個人面談とは思わないでしょうが・・・

でもねぇ、一度でいいからパパの上司と個人面談してみたいと思うのはママだけでしょうか。

仕事中のパパの態度とか、聞いてみたいと思いませんか。

苦手なこととか忘れ物はないのか、とか、友達(同僚)と仲良くやっているのか、とか(笑)

聞いたとしても、笑って終わりだと思いますが。(上司にとっては時間のムダ)

まずはサエサエ。

サエサエは、かなり先生から(30歳くらいの女性教師)高評価を得ているようです。

まず、優しい。思いやりがある。協調性がある。

そして感受性がすばらしい。

「どうしたらこんな子に育つのか、一度お聞きしたいと思っていたんです」

とまで言われた時は、もうしどろもどろで照れ笑い。(何しろ褒められることに慣れていないから

まさか「いや~、全部、私に似たんですよ」とギャグで混ぜ返すこともできずに口ごもっていると

「何か、いろんな経験をさせてあげているんですか?」

と聞かれました。

う~~む、と考えてみても、まぁ、しいていえば2歳の頃から一緒にお菓子を作ったり、粘土で遊んだり・・・

そんなことぐらいしか浮かんできません。

「あの~、算数はどうでしょうか?ちゃんとついていっていますか?」

あまりに褒めるので、早々に話題を切り替えてしまいました。

サエサエはどうも算数が苦手

家で教えている時も、なぜ?なぜ?なぜ、こんなことがわからないの?と思うようなことが多々あるのです。

先生は

「そうですね~、ちょっと苦手みたいですね。」

とにっこり。

あ、やっぱり。先生もお気づきでしたか。

「この年で言うのはまだ早すぎますか、今の時点で文系か理系か、と言われたら文系ですね」

とのこと。

でも、とても良い先生なので

「重点的に算数は見ていきますね」

と言ってもらいました

そしてタカタカ。

タカタカの先生は40歳くらいの男性教師です。

「タカタカくんも、とてもがんばっていますよ」

と、まずは及第点ともいえる先生の言葉。

これは1学期の頃に比べれば、と言う意味です。

1学期の頃は、タカタカは「クラスの中でも注意を受ける回数が多い方です」と言われていたのです。

話を聞いていない→だから行動が遅れる→慌てる→だから次の話も聞けていない→また行動が遅れる→更に慌てる・・・

と言う悪循環です。

これなどは、家にいる時のタカタカ、そのまんまです。

タカタカは自分の興味のあることへの集中力はすごいのですが、逆に興味がないことは完全にスルー。

それじゃいけないよ。先生の話はとにかく聞きもらさずにちゃんと聞きなさい。

と、何度も何度も言い聞かせ、そして、おそらくは自分でも困ることがあったのでしょう。

少しは学習したのか、2学期頃からはずいぶん話が聞けるようになってきたのです。

友達にも優しく接しているとのことで一安心。(ここは大切なところ)

先生は「タカタカくんは博識ですね」とびっくりしていました。

あはは~。タカタカは変なことに詳しいですからね。ロボットとか家電とか

先生は「博識」と最上級の言葉を使ってくれていましたが、要は「オタク」なんです

タカタカは算数は得意のようですが、本人は「休み時間と給食の時間だけが大好き」と言いきっています。

でも、パパは

「それでいいんだよ。パパだってそうだったよ

とのこと。

親子だねぇ。

面談を終え思ったのは、先生から聞く2人の様子は、ママの認識とちょっと違うことろがあって、それはおそらくは2人の「外の顔」なのだな、と言うこと。

「外面がいい」とか、そういう悪い意味ではなくて、ちゃんと使い分けているんだな、と言う感じ。

それはだんだんと色んなことが分かってきているということ。

そういえば、ママは子どもの頃、こんなことを思ったことがありました。

「お父さんもお母さんもお姉ちゃんも、自分にとってはお父さん・お母さん・お姉ちゃんでしかないけど、外の人からはどんな人に見えているのかなぁ」

お父さんはお父さん、お母さんはお母さん、お姉ちゃんはお姉ちゃんでしかなくて、「外から」は見えなくなっているんですよね。

パパのことだって、最初は他人として「外から」見てたのに、いつのまにか家族としか見えなくなっていますしね。

それにしても、家族のことを他人に正面切って褒められるというのは、なんだかとても居心地が悪いのはどうしてでしょう。

褒められれば居心地悪いのに、かといって悪く言われたら、やっぱりイヤ。

家族って不思議ですね~。


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お月さま

2011年01月20日 | 双子
昨日、5時半過ぎにカーテンを閉めようと、ふと外を見ると・・・

きれいなお月さまがぽっかりと浮かんでいました



カラッカラに空気が乾燥している東京では、この時期、空気がとても澄んでいるのですね。

「タカタカ・サエサエ!月がすごく綺麗だよ~」

と声をかけると2人は窓に駆け寄り、月を見るなり

「わ~~、きれいっ」

と歓声をあげたかと思うと、2人しておもちゃの部屋に走り出しました。

そして戻ってきた2人は、それぞれ違うものを手にしていました。

ちっちゃな天体望遠鏡で月を観察しようとするタカタカ。



スケッチで月を描こうとするサエサエ。



今の2人を象徴しているなぁ~、という感じです。

「こんなおもちゃみたいなのじゃ見えないよ~

と悪戦苦闘しているタカタカ。



「おもちゃみたい」じゃなくて、「おもちゃ」ですからね

「ほんものの天体望遠鏡がほしいなぁ」

と。

出た出た。タカタカの「欲しいな攻撃」

タカタカは何でも欲しがります。

テレビでセスナ機を見たときは「セスナ機ほしいなぁ

動物園でラクダを見たときは「ラクダほしいなぁ

通販で芝刈り機見たときは「芝刈り機ほしいなぁ

庭がないのに芝刈り機買ってどうするんだっ

セスナ機、ラクダに至っては言わずもがな。

タカタカに請われるままに買っていたらはなまる家は明日にも破たんしますね

上手にまん丸が描けなかったサエサエ、こんな荒技に。



ズルしてる~。

さてさて、クラスが違うタカタカ・サエサエは学校での様子をお互いに情報交換しあっています。

昨日はサエサエが何かクラスの男子にイヤなことをされたか言われたかしたみたいで、いつになくご立腹でした。

「もう、あったまきちゃうよ。○○君ったらさ、こうでああで本当にいやだったんだよっ

タカタカ相手に熱弁をふるうサエサエ。

「ふ~~ん」

と興味があるんだかないんだか、そっけない返事のタカタカ。(男にありがち)

「もう、○○君はタカタカより最低なんだよっ」

「え?!僕より最低?それはひどいねぇ」

褒められたとでも勘違いしたのか、急に身を乗り出しニコニコと答えるタカタカ。

「そうそう。タカタカの方がまだマシなんだよ。タカタカ、自信もっていいよ」

う~~ん、褒めているのかけなしているのか良く分からない。

それでも、タカタカ相手に発散できたのか、サエサエは○○君への怒りを忘れたようでした。

めでたしめでたし



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小説家?

2011年01月19日 | 双子
学校から帰ったタカタカ・サエサエ、なんだか2人コソコソと相談をし始め、何やら始めました。

やけに集中してるなぁ~と思いつつ、家事をしていると、2人が

「ママは本が好きだから、本を作ってあげたよ。読んでみて」

と言ってきました。

まず、タカタカから手渡されました。

「怖~い話だからね、ママ、気を付けて読んでね」

とのこと。

表紙がこちら。



『ほんとには、ない こわいはなし』

あ、なかった話なんだね怖さ激減です

6ページもの大作。字がびっしり。でも、いかんせん読みづらい・・・



『ある日、よるの12:30ぷんに学校をひとりであるいていると・・・』

なぜ、そんな夜中に子どもが一人で学校を歩いてるんだ!

出だしから突っ込みたくなるのを抑えて読み進めると、随所に「ちだらけ」とか「どっかーんとおとがした」とか「はいきょ」とか、何となく怖そうな単語を散りばめており、「怖い話」を書きたかったんだなぁ~と言う意気込みだけは伝わってくる・・と言うしろものでした

さて、お次はサエサエ。

「サエサエのはね、すっごく感動しちゃう話なんだよ

とのこと。

はいはい、読んでみましょ。タイトルは?



『ほんとにはなかった犬ものがたり』

こっちもなかった話なのかいっ

まぁ、小説というものは、要は「作り話」なんだけど、こうも公言されると、読む気も失せるってもんですよ

サエサエのは、カレンダーの裏1枚分なので、全文を紹介させて頂きます。しばしお付き合いください。

『ある日、りんという女の子がしょうがっこうからかえっていた。そこに「だんぼうる」がすててあった。なかお(を)みるとそこには1ぴきの犬がすててあった。りんはそのいぬお(を)つれてかえった。うちでかうことにした。でもその犬はトーニョーびょうになっていた。でも、りんはあきらめなかった!そのいぬのなまえはゴロ-にした。でもあるひのあさ、ゴローがしんでいた。りんはこういった。ゴロー、どうしてしんじゃったの?!りんはゴローをにわにうめた。ゴロー、てんごくでもげんきでいてね。またあそぼうね』

拾った犬が糖尿病!

『どうしてしんじゃったの?!』

って言われても、糖尿病だったって自分で書いてるし。

これねぇ、サエサエに「音読して」と言われたんですよ。

最後の方には、笑いをこらえるのに必死で声が震えました。(だって展開が急すぎるのがおかしくて)

サエサエたら、それをどう勘違いしたのか

「ママ、感動して泣いてるの?」

と聞いてきたんです。

まさか「笑いそうなんだよ」とは言えずに「うん、そう」と言うと

「でも、涙が出てないよ」

と。あははは。(と笑ってごまかす)

2人の書いた話には恐怖も感動も覚えなかったけれど、それでも本好きなママのために本を作ろうと思ってくれたその気持ちには、ちょっぴり感動したママなのでした



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ママ!

2011年01月14日 | 双子
本当に寒い日が続きますね

今日の東京は風もなく日射しもたっぷりなのですが、かなり冷え込んでいます。

上の写真は3日に行った箱根で撮った一枚です。

山の上の方には雪が残っていました。

タカタカ・サエサエは大喜びして、さっそく雪だるまを作っていました

家に持って帰りたがって大変でした。

車の中から、いつまでも手を振り続け、サエサエに至ってはうっすらと涙ぐんでいたんですよ

そして

「溶けたらどうなっちゃうの?」

と聞いてきたので

「空に昇って、また雪になるんだよ」

と答えると

「そうしたら、今度はサエサエのところに降って来てくれるかな?」

と更に聞いてきました。

そんなことあるわけないだろうが・・・と、心でずっこけながらも

「きっとそうだよ」

と言ってあげるのは、優しい母心。
(実は、これ以上、泣かれたら面倒って言うのが本心だったりして・・

さてさて、昨夜、タカタカがこんなことを言ってきました。

「ねぇ、ママ。ママは僕のことを『タカタカ』って呼ぶでしょう?」

「そうだね」

「それなのにさ、僕はママのことを『ママ』って呼ぶのは悪くない?僕もママのこと『○○子』(ママの名前)って呼んだほうが良くない?」

は?

一体、どこからそんな発想が?

ママはママだから、ママで良いんですけど・・・

「いやぁ・・ママのことは『ママ』で良いんだよ・・『○○子』って呼ぶほうが悪いねぇ・・。いや、悪いと言うか、変と言うか・・・」

となぜか、しどろもどろなになってしまったのは、あまりに突飛な話だったから。

それを隣で聞いていたサエサエは

「もうそろそろ『お母さん』って呼ばなきゃだめなのかな~?

と聞いてきました。

これは幼稚園時代に

「小学生になったら『お父さん・お母さん』って呼ぼうか?ママは子どもの時、そうだったんだよ」

と言う話をしていたからでしょう。

そういえば、今もって2人は『パパ・ママ』ですからねぇ。

そろそろ『お父さん・お母さん』にしても良いかもね。

と言おうと思ったら、それより先にタカタカが叫びました。

「僕は絶対にママって呼ぶからね中学生になっても、大人になっても、おじいちゃんになっても、死んだってママって呼ぶからね

まさに絶叫ともいうべきタカタカの主張。

今、『ママはやめて『○○子』って呼ぼうか?』って言ったのは自分じゃ~ん。

○○子は良くて、お母さんはだめなわけ??

不可思議な、タカタカの呼び方あれこれなのでした





『ベランダでバイバイ』

2011年01月13日 | 双子
タカサエが小学生になったことを一番実感したのは、送り迎えがなくなったことでした。

幼稚園時代は朝、バタバタと3人で出ていたのに、小学生になってからは玄関で「行ってらっしゃい」だけです

小学校がマンションの目の前にあるので「はるばる歩く」と言う感じからは程遠いのですが、それでも2人だけで出ていくことが、最初は心配でもあり、また頼もしくもありました。

・・・が、なんだか(変な習慣つけちゃったかなぁ)と、ママが内心思っていることがあるのです。

それは、玄関で見送った後、ベランダから再度、見送ると言う習慣です。

上の写真がベランダから撮った写真です

ほんの数メートルだけ、ベランダから登校するタカタカ・サエサエの姿が見えるのです。

最初の日、玄関で見送るときに

「ベランダからも見てるからね」

と言ってしまったのが、運のツキ。

その日から「ベランダでバイバイ」が習慣になってしまいました。

2人は毎朝、玄関を出るときに

「ママ、ベランダね」

と念を押していきます。

ママは玄関を閉めると、部屋を横切りベランダへ

待つことしばし。
(これがまた、妙に時間がかかるんです。あれだけの距離にどうしてこれほどの時間が?と思うくらいです。でも、何かを始めてしまうと、きっとそのまま忘れてしまうそうなので、いつもベランダに直行するのです)

やっと2人の姿が見えたら、お互いに手を振りあいます。

2人一緒の時もあれば、数メートル離れて歩いてる時もあります。

4月から欠かすことなく見送っていたある朝、タカタカの姿が見えてきたので、片手を上げかけたママですが、タカタカはこちらを見ていません。

合流した友達と笑いさざめきながら歩いているのです。

『タカタカ~』

出かかった声を、ママ、飲み込みました。

サエサエもある日には、友達と一緒で、何となく恥ずかしそうにこちらをチラリと見て小さく手を振り、姿が見えなくなったと思ったら、すぐにトコトコと走ってきて、思いっきり手を振ってきたこともありました。

友達と一緒で、ママが見送っていることを忘れたり、ちょっと恥ずかしく思ったり。

ママから声をかけるのは、野暮と言うものなのでしょう

(ママはいつでも見てるよ。でも、あなたたちがママを見るのは気が向いた時だけでいいんだよ・・・)

いつかは「やめてよ」と言われてしまうかも知れない『ベランダでバイバイ』

『ママ、ベランダね』

と念を押されるのはいつまででしょうか。

朝の貴重な時間、早く開放されたいような、開放されたらやっぱり寂しいような。

どっちなのかな・・。

寒い冬のベランダで2人を見送りながら、ママは自分の心に問いかけるのでした。


サエサエの晴れ姿

2011年01月11日 | 双子
またまた昨年の写真で恐縮ですが・・・

11月のある日曜日、サエサエの七五三のお祝いをしました。

サエサエ、初めての本格的な着物です。



髪も今流行りの「洋」ではなく、「和」な感じに仕上げてもらいました。

(サエサエの彫の浅い顔には「洋」は似合わない・・



後ろ姿はこんな感じ



こちらは年賀状にも使った家族での記念写真です。



パパはサエサエを熱心に激写



タカタカはそろそろ飽きてきましたね~



もともとがひょうきんなサエサエにも、「おとなしぶりっこ」はもう限界が来たようで・・・



なぜか「よーい、ドン」の姿勢を取り始めました。

走りたくなる気持ちもわかりますが、そのぽっくりさんでは間違いなく転びますって

そして極めつけはこの一枚。



サエサエ、だれてます~~~。顔はすごいことになってます。

実はこの着物、ママも着た着物なんです。

着物だけじゃなく、髪飾りから足袋まで全て一式、ママが七五三で使ったものです。

サエサエの子どもも着られそう。

着物って何年くらい持つんでしょうね~。すごいです

タカタカの5歳のお祝いも終わったし、次のお祝い事は成人式でしょうか。

そういえば、昨日の10日、街で新成人さんを見かけました。

サエサエが「どうして着物来てるの~~」と聞いてきたので、説明してあげて

「サエサエも13年後は着物着るんだよ」

と言うと

「ふ~~ん」

と、言ったきり黙っていました。

そして10分も過ぎたころ、急に

「サエサエが大人になった頃、ママはどうなってるの?じいじとばあばはどうなってるのかぁ?」

と心配そうに聞いてきました。

「そうだねぇ、ママは今よりおばさんっぽくなって、きっと頭はクルクルパーマになっているね。じいじは今よりおじいちゃんっぽくなって、ばあばは今よりおばあちゃんっぽくなってるだろうね」

と、わざとふざけてそっけなく答えると

「じいじ・ばあば、死んじゃったりしてないよねぇ」

とすがるようにして聞いてきました。

「まぁ、死なない人はいないからね。でも、がんばって長生きしてもらうしかないね」

とこれまたさばさばと言うと

「うん」

と小さくうなずいていました。

沈黙の10分間、サエサエは小さな頭で何を思い、何を考えていたのでしょうか?

13年後・・・遠いようで、きっと近い未来。

街行く振袖姿を見ながら、ママも何となく13年後に思いを馳せるのでした




学校コーナー

2010年06月01日 | 双子
まだ学習机を購入していないはなまる家

タカタカ・サエサエの学校関係のものはとりあえずこんな感じで収納しています。



3段ラックをランドセル&教科書置き場にしています。



下のキャスターは移動しやすいようにとパパが付けたもの。

真ん中の棚は、これまたパパに仕切ってもらって、上段にはタカタカ、下段にはサエサエの教科書を置いています。



こんな風に教科書を置いたのは、背表紙が見えた方が用意しやすいだろうと言うパパの考案です。

たまには良いことを言うんだよね~

980円で購入したラックだって、カスタマイズすれば結構使えますよ

左下の黄色い箱に入っているのは図書館で借りてきた本置き場です。

寝る前の絵本はいまだに続いています。

一回行くと30冊近く借りてきて、それを2週間くらいで読み切ってしまいます。

タカタカ・サエサエには本を読む子になって欲しくて、そのためには「本と友達」になってもらいたくて本の読み聞かせをしているんです

我ながら良い習慣だなぁ~と自画自賛モードなのですが、一体、いつ辞めたらいいんでしょうかね?

やめるきっかけが思いつかないんです

いっそ図書館がつぶれてくれれば・・(笑)

タカタカ・サエサエはクラスが違うので、時間割も2枚です。



ちなみにサエサエが1組でタカタカが2組です。

時間割ひとつにも、それぞれの先生の特徴がでているもんですね。

上のイラスト入りで、ファンタジーワールド全開なのが女の先生

ゾウとクマがシャボン玉してる

どこかからポップコーンの甘い匂いまでただよってきそうです。

そして下の実用一筋なのが男の先生。

おっさんのスケジュール表じゃないんだから・・・と思いつつ、でも良く見ると、時間が記載されていて親切。

どちらも甲乙つけがたいですね。

そしてこちらは、4月から始めた進研ゼミ「コラショ」置き場。



それぞれのテキストを100円ショップで購入したラックに入れています。



「コラショ」やるときは、ラックごと持ってきてまたここに戻します。

テキストやドリルには、当然、記名。こんなのも双子ならではなのかも知れませんね。

右のラックはママ用。PTA用、学級用とファイルを分けています。

学校始ってからプリントが増えましたね~。

同じものをもらってくるのもあるので、多い日は1日で10枚くらいあります

必要ないものはその場で「ラクガキ用ストックコーナー」にしちゃいます。

使えるものは何でも使う

まさか先生も、自分の配ったプリントにラクガキされて、しまいには紙飛行機にされて、さらにはテンプラの油拭きに使われているとは思いもよらないでしょう。

全体的にはこんな感じです。



子どもがいるときは、やはりかなり散らかります。
でも、これがあるべき姿だと自分にインプットして、一日一回は(たとえ短時間でも)この状態になるように心がけています

真ん中にいるのは「ロボアクター」と言うロボット。

3歳の頃、自動掃除機ルンバが大好きだったタカタカは、今はロボット大好きになりました。

タカタカの将来の夢は「ロボット博士」です。

がんばってね~。道のりは遠いぞ~(他人事)

ではまた

『魔法の液』

2008年08月29日 | 双子

カブトムシのカブくん、先日、帰らぬ人(虫)となりました 

ティッシュに包みタカタカ・サエサエと一緒に埋めて手を合わせてきました。

カブくんはタカタカ担当のカブトムシでした。

「ぼくが一生懸命可愛がらなかったから死んじゃったんだ・・・」

と寂しそうなタカタカ。

「そんなことないよ。タカタカはちゃんと面倒見てたと思うよ。生き物はね、どんなに可愛がってもいつかは死んじゃうの。それはしょうがないことなんだよ」

「・・・みんないつかは死んじゃうの?犬も?ネコも?」

「うん・・・そうだね・・・寂しいけどね・・」

「・・・じゃあ、いつかは僕も死ぬの?」

そうくると思ったよ・・。

違うと言ってあげたいけど、それは真実ではありません。

「うん、そうだよ」

「じゃあ、ママも?パパも?」

「うん・・そうだね」

「死んだらどうなっちゃうの?」

隣でサエサエも、一言も聞き漏らすまいと言った表情で聞いています。

「お星さまになるんだよ」

「僕、いやだよ・・。寂しいよ」

タカタカの眼は真っ赤になり、しきりにその眼をゴシゴシとこすっています。

「大丈夫だよ、死んだってお別れじゃないんだよ。また会えるんだよ」

「でも、いやだよ」

サエサエも固い表情です。

(こういう時、感情をあらわにできるのがタカタカ。ぐっと受け止めるのがサエサエです)

「死んだらね、前いたところに帰るんだよ。生まれてくる前にいたところ。そこでみんなに会えるんだよ」

「前いたところって・・・ママのお腹の中?」

「う~~ん、もうちょっと前。ホラ、前にタカタカとサエサエが『お空の上からママを見て、この人がいいなぁ~って思って、ママの所にきた』って話してたでしょ?そこに帰るの」

「ふ~~ん」

しばし思案顔。

「そしたら、またママのお腹に入れるの?」

「たぶんね、タカタカ・サエサエがまた、ママがいいなぁ~って思ってくれたらね」

「それでまた生まれてきて会えるの?」

「そう」

「名前はどうなっちゃうの?変わっちゃうの?僕、今の名前がいいなぁ」

「名前かぁ・・・うん、同じ名前にしようね」

2人の顔もいくらか明るくなり、これにて一件落着と思われたのですが、少しすると、また話しをぶり返してきました。

「でも・・やっぱりいやだなぁ。死ぬの」

「死なないことってできないの?」

「クルマにも気を付けて、野菜もいっぱい食べて、そしたら死ななくなるかもよ」

死なない方法をあれこれと考えだす2人。

う~~ん、どう気をつけたって人はいつかは死ぬんだよ・・・。

思えばママも幼少のころ、ある時期「死」の恐怖におののいたときがありました。

人はいつか死ぬ。全員死ぬ。お父さんもお母さんもお姉ちゃんも死ぬ。自分も死ぬ。

死んだらどうなるんだろう。痛みはあるのかな。怖いのかな。

考えれば考えるほど、底なしの暗闇に引き込まれていくようでした。

成長に伴い、いつしか「死」の恐怖は覚えなくなりました。

『いつか死ぬ。だから後悔のない毎日を送ろう』

そう思うしかありませんでした。

答えを見つけたのではなく、死について考えるのが怖くて(また、毎日の忙しさに追われて)考えるのを止めてしまったのかもしれません。

タカタカ・サエサエが喜ぶ言葉はわかっています。

『死なないよ』

一言、そう言ってあげれば鬱々とした気分は一掃されるのでしょう。

タカタカ・サエサエが不憫になり、ママがその言葉を言おうとした、まさにその時、タカタカが

「神様なら死なないようにしてくれるかもよっ」

と、パッと顔を輝かせました。

「そうだねっ」

と、これまた嬉しそうなサエサエ。

「きっと死なない『魔法の液』をかけてくれるよ」

「そうだねっ、そしたらさ、死なないよね」

と大盛り上がりの2人。

その日の夜、絵本を読み終わり、さぁ暗くして寝ましょう・・・という時に、タカタカが

「ちょっと待ってて」

と言って、布団から立ち上がりました。

トコトコ歩いてリビングを横切り、カーテンを開け、空に向かって手を組み

「神様、僕とママと、え~っとパパとサエサエと、それからじいじとばあばと、それからそれから「すみれ組」のみんなが死なないように『魔法の液』をかけてください。お願いします

と言いました。

それだけ言い終わると、また布団に戻り

「きっと寝ている間に『魔法の液』をかけてくれるよね」

とつぶやきました。

うんうん、と大きく頷くママ。

「これでみんな死なないよね」

うん、とまた頷くママ。

「ママ、どうしてしゃべらないの?頷くだけなの?」

胸にせまるものがあり、声を出したら泣き出してしまいそうだったから・・・

さすがにそこまでは洞察できないのでしょう。

2人のお腹をポンポンと叩き

「さ、暗くするよ。お休み」

そう言ったママの声は、変にかすれ、慌てて手元の照明を消したのでした。








「パンダ☆パンだ」

2008年08月25日 | 双子

今朝の朝ごはんは昨日買った『パンダ☆パンだ』と言うパンでした

2人して朝から「可愛い~、可愛い~」「写真撮って~」と大騒ぎ。

ひとしきり騒いだら

「いただきま~す」

とパクリと食べだすサエサエに対し、タカタカはいつまでも

「可愛すぎて食べられな~い

と頬ずりまでして別れを惜しんでいます。

「ぼく、明日の明日の明日になったら食べるよ」

とタカタカが言えば

「そんなことをしたら腐っちゃうでしょ。ちゃんと食べてあげればパンダちゃんも喜ぶよ」

とごもっともな意見のサエサエ。

「そっか~~、じゃあ食べよう~~」

とあんぐりと口を開け耳まで近付けても

「やっぱり食べられない~~」

とジタバタするタカタカ。

(女の子は現実的だね~。男の子ってやっぱりロマンチストなのかしら?)

とひそかに男女の差を分析していたのですが、やっと食べ始めたタカタカは目をくり抜いては大受けしたり耳をちぎっては大笑い・・・と言った様子で

(さっきまでの「可愛すぎて食べられない~」は一体何だったの?)

でした

さてさて、タカタカ、数日前に本人たっての希望で「マルコメくん」になりました



『洗うの簡単、乾くの簡単、触り心地抜群』で言うことなし

もっと早くこうすればよかったなぁ・・。