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まるまる◎はなまる◎にじゅうまる

平成15年生まれの双子とパパとママの4人家族の毎日を綴ります。

あれこれ雑記

2011年06月21日 | 双子
更新が滞っております

東京は梅雨真っ最中で、最近、お日様をみていません。

それでも紫陽花が色づきはじめて、雨の中に咲き誇る風景は、うっとおしい季節の中での一服の清涼剤のようです。

ゴールデンウィーク~山口編~の途中ではありますが、今日はちょっと他のことをアップします


この間の土曜日、2人の通う学校は「学校公開日」でした。

授業参観の土曜日版ですね。

パパと見に行ったのですが、まぁ2人とも及第点の授業態度ではありました。

可もなく不可もなく、取り立てて書き留めることもないような感じで、いかにも平凡なはなまる家の子どもたち、と言った風情でした。

ところが。

これだけは書き留めておかなければ!と思うことがありました。

タカタカのことです。

タカタカの教室には、壁一面に「自己紹介カード」が貼ってありました。

A4サイズの紙の中央に顔写真があり、その周りに「名前・好きな科目・好きな食べ物・宝物」の項目があり、直筆で書き込まれていたのです。

当然、まずは我が子のものを見ますよね。

タカタカのを探し出してみました。

なかなか良い顔で映っています。

名前・タカタカ

好きな科目・さんすう

好きな食べ物・たらこパスタ

ここまではよろしい。

問題は宝物です。

なんて書いてあったと思います?




『宝物・1まんえん』



現金ですよ、現金。

両隣りの子の宝物は『かぞく』でした。

『ママの作ってくれたバック』って子もいました。

『ペット』って子もいましたね。

その中で現金!

がめつさが際立ってるじゃないですかぁ~~。

もちろん、そんなこと書いたのはタカタカだけでした。

無言でパパと目を合わせ、静かにその場を立ち去りました・・・。

ところで、皆さんの宝物って何ですか?(笑)


さて。

最近、サエサエが空手を始めました。

かなり前からやりたがっていたので、念願かなったサエサエは毎回、張り切って通っています。

サエサエが空手をやりたいといったきっかけは、アニメ「スティッチ」でした。

その中に出てくる女の子が空手の師範なんです。

まずはその影響をうけて、次にはこれまたアニメなのですが「名探偵コナン」に出てくる蘭ちゃんと言う女の子も空手が得意だったので、さらに影響を受けたようです。

おそるべし、マニメの影響力。

でも、タカタカも一緒に見ていたアニメなのに、タカタカのアンテナにはひっかからなかったことを考えると、同じものを見たとしても、やはり受けての感受性の違いは大きいのでしょう。

今、2人がやっている習いごとは、タカタカが隔週で「実験教室」

サエサエは週2回の空手と、月1回のお料理教室です。

どれもこれも「習いごと」と言うよりも、カルチャースクールみたいな感じのところです。

まだ、勉強関係は何もさせていません。

タカタアも何かスポーツを・・と思うのですが、これと言ってピンとくるものがないようです。

(回りはスイミングやサッカーが多いですね)

タカタカはどうもスポーツタイプじゃないんですよねぇ・・。

機械オタク、ロボットオタクと言うか・・・

別にそれはそれで良いようにも思うのですが、何かスポーツはやらせたいなぁ・・と思案中です




それぞれの過ごし方

2011年03月03日 | 双子
昨日のタカタカ・サエサエは、学校から帰ったらやりたいことがあると、朝から宣言していました。

そして帰宅後、宿題とおやつを済ませた2人はさっそく取りかかり始めました。

サエサエはお菓子作り。



タカタカは陶芸。



要は粘土遊びなのですが、これはオーブンで焼くことが出来る陶芸用の土なのです。

1週間くらい自然乾燥させてからオーブンで焼きます。

何を作ったかと言いますと・・・



はにわ7体。

なぜ「はにわ」??

謎です・・・

そしてサエサエの完成品はと言いますと・・・



クッキー?ケーキ?

直径12センチくらいの謎の物体といか言いようのないものが出来上がっていました

ま、まぁ、本人たちは満足していたので良しとしますか



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さよなら、イル。

2011年02月22日 | 双子
はなまる家には「イル」と「マウンテン」と言う名前のミドリガメがいました。

「いました」と過去形で書いたのは、つい先日「イル」が死んでしまったからです。

買ったのは去年の夏でした。

その夏、山梨に旅行に行った時に、地元のおじさんが、タカタカに捕まえたばかりの大クワガタをくれたのです。

「いいな、いいな、タカタカはいいな」

と言うので、前からサエサエが欲しがっていたミドリガメを飼うことにしたのです。

『しっかり面倒をみる』と言う約束で飼い始め、実際、サエサエは自分のことを「イルとマウンテンのお母さん」と呼び、一生懸命にミドリガメのお世話をしていました。

ところが、と言うか、案の定と言うか、少しするとサエサエは全くお世話をしなくなってしまいました。

「もうイルとマウンテンはママがもらっちゃうよ。ママが『お母さん』になっちゃうからね」

と言うと、最初の頃こそ抵抗していましたが、そのうち、その言葉にすら反応しなくなってきました。

まぁ、正直、こうなることは想定内だったので、ママが毎日のお世話をすることにしました。

散歩が必要な犬などに比べたら、全然楽なのですが、それでも毎日のエサやりや週に2度の水槽洗いなどは、やはり「一仕事増えた」感がありました。

ある時期、イルが3週間も全く食べなくなったことがあり、そんな時はネットで調べたりペットショップに問い合わせしたりしてかなりの時間を取られたりもしました。

寒くなってからは温水ヒーターを買ったり、保温のためのライトを付けたり、と

(生き物を飼うのは、色々な面で本当に大変だ)

としみじみと思ったりしました。

カメは日光浴が必要不可欠で、それも直射日光じゃないとだめなんだそうで、寒い時期も窓を開けて日光浴させ、その間、ママはダウンを着るという日々が続いていました。

それでも、石の上で首を伸ばして日光浴している姿などはなかなか可愛いもので、そんな風に思うのはやはりママもカメに対して情が湧いていたのかもしれません。

サエサエは、ママがカメの面倒をみていることをすっかり当たり前と思っているようで、時には

「ワンちゃん飼いたいなぁ」

などと言いだす始末で、そんな時は

「カメの面倒だってみれないのに、犬なんて飼えるわけないでしょう」

と冷たくあしらっていました。

また、まるで生き物をおもちゃのように「飽きたから次」と言うようなものと思っていることを苦々しくも思っていました。

そんなある夜、サエサエが

「ねぇ!なんだかイルが変だよ。全然、動いてないよ」

と言いました。

近寄って見てみると、確かにイルはプカ~っと流れに身をまかせてただよっているだけのように見えます。

持ち上げて石に乗せて見ても、まばたきもせずにいます。

ただ、イルは今までにもこんな風に放心状態のような時があったし、何よりも3週間も何も食べなかったという経歴があります。

もしかしたら、また今は「仮冬眠」みたいなものなのかも・・・と言う思いもあり、とりあえず明日の朝まで様子を見ようということになりました。

しょんぼりとお布団に入るサエサエでしたが、それでもママの気持ちとしては

(普段、きちんと面倒みていなかったくせに、今さら・・・)

と言う思いがありました。

そして、もしイルがだめだった時は、少しきつく言わなければ、と思いママも横になりました。

翌朝。

最初に起きたママがそっと水槽を見てみると、やはり昨晩のままのイルの姿がありました。

身体からは水気がなくなり、目の周りが黒ずんでいます。

やはりだめだったんだ・・・

起きてきたパパとうなずき合いました。

少しして寝床にいる2人を起こし

「イルはね、やっぱり死んじゃったみたいだよ」

と声をかけると、2人はむっくりと起き上がりました。

水槽から1メートルほど離れた場所から、じっとイルを見るタカタカ・サエサエ。

すると急にサエサエが、はじかれたように話し始めました。

「ママさ!前にヤドカリが死んじゃった時、ヤドカリの夢を見たって言ってたでしょ?!サエサエもさ、今日、イルの夢を見たんだよ!イルがさ・・・こうやってさ・・・トコトコってテーブルの上を歩いてさ・・・最後にさ・・・サエサエの肩に乗ってさ・・・」

途中からはヒックヒックとしゃくりあげ、そして最後には涙涙で何も言えなくなってしまいました。

そういえば、ペットショップに買いに行った時、サエサエはすぐに「これとこれにする」と迷わずにカメ2匹を選びました。

「よく選んだほうが良いんじゃないの?」

そう声をかけたのですが

「ううん、いいの。だって他のカメは水の中にいたけど、この子たちは石の上にいたんだよ。きっとサエサエが来るのを待ってたんだと思うんだ。だからこの子たちにする」

と、即断即決でした。

そうして、ケースに入れられた小さなカメを(大クワガタよりも小さかった)それはそれは大事そうに両手で抱えていました。

あの時のあの気持ちはウソではなかったはず・・。

サエサエの流した大粒の涙が床にポトリポトリと落ちています。

「最後に挨拶をしに夢に出てきてくれたのかも知れないね。『サエサエちゃん、僕をこのおうちに連れてきてくれてありがとう』って」

ただ泣き続けるサエサエ。

「今日、学校から帰ってきたら埋めてあげようね」

そして、2人が帰宅後、シャベルを持って埋めてきました。

ママが掘った穴に、サエサエがそっとイルを置きます。

「サエサエが土、掛ける」

と言うのでシャベルを渡すと、サエサエはシャベルで土を掛けかけた動作をやめ、シャベルを置き、手で土をかけ始めました。

サエサエは静かに泣いていました。

3人で手を合わせ、部屋に戻ると、サエサエが何かを書き始めました。

いつもならママに見せに来るのですが、この日は持って来ませんでした。

サエサエが席を立った後、そっと見に行くとこんな絵が書いてありました。



思えば、イルの異変にいち早く気付いたのもサエサエでした。

(何も言わなくていいだろう。サエサエはちゃんとわかっている・・・)

そう思いながら、ママの目からもハラリと涙がこぼれたのでした。


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学校公開日

2011年02月16日 | 双子
火曜日は「学校公開日」でした。

学校公開日とは、文字通り学校を公開している日です。

この日は保護者のみならず、地域の人も受付を済ませると、自由に学校内を見学できると言う日なのです。(でも、実際、来校する人はほとんどが保護者ですね)

そんなわけで昨日は朝から学校に行ってきました。

タカタカ・サエサエは隣り合った教室なので、落ち着きなく行ったり来たりしてしまいました

実は前回の学校公開日には苦い思い出があるのです。

先生は、この学校公開の日を子どもの「ハレの場」に設定することがあります。(音読とか何かの発表とか)

その日もそうでした。

タカタカ・サエサエ、両方のクラスで「ハレの場」があったのです。

しかも、同じ2時限目。

サエサエのクラスをのぞき、サエサエの発表はまだだろうと踏んで、タカタカのクラスを見ていました。

もういい頃だ・・・と思い、サエサエのクラスに戻ると、なんと全員の発表が済んでいるではありませんか

あっ、と思ったのと、振り向いたサエサエと目が合ったのが同時でした。

みるみるゆがむサエサエの顔。

そしてサエサエは授業中であるにも関わらずに泣き出してしまいました。

ママ、痛恨のミスです。時間配分を見誤ってしまったのです。

席まで来てくれた先生に何かを話しかけられ、目をこすりながらしきりにうなづくサエサエ。

・・・ママも泣きたいよ

発表を楽しみにしていたサエサエに「ママ、絶対見てね」って言われていたのに。

ごめん、サエサエ・・・

そんなことがあったので、昨日は特に「ハレの場」があったわけではないのですが余計にウロウロとしてしました。

ママが教室に入ると、タカタカもサエサエもすぐに気が付くんですよね。

ママ、何か匂う?

振り向いて小さく手を振ったりして(授業に集中せよ)と言いたい。

もうそうなると、見るからにソワソワしてしまって(ママに見られてる)ことを意識しているのが、手に取るようにわかります。

(だからママは、普段の日に告知なしにこっそりと見に行ったりしています)

それでも2人とも、及第点をあげられるような感じでした。

ところで、昨日、Aくんのお母さんに声をかけられました。

Aくんのお母さんとお話するのは初めてです。

「昨日はすみません。サエサエちゃんにチョコいただちゃって。ものすごく喜んでいました」

と言っていただいて安心しました

どうやらAくんもお母さんに「ぼく、チョコもらえるんだよ」と言っていたそうで、そのために電話口での話が早かったのだと思われます。

ひょっとしたら電話にAくんが出たのも、案外、Aくんも心に期するものがあったのかもしれません。

そしてやはりAくんは「15日に公園で」と言ったそうで、そのことを家に帰ってから、お母さんに「どうしよう、間違えちゃったよ」と気にして話していたそうです。

なんだか裏からの話を聞いていると、たとえ子ども同士のこととはいえ「恋のドラマ」を観ているようですね~

「サエサエが電話してたら、タカタカったらこんな風にして受話器に耳近付けて聞いてたんですよ」

まさか自分も一緒にそうしていたとは言えずに、タカタカだけのこととして話すと

「まぁ!やっぱり心配なんでしょうね、サエサエちゃんのことが」

うふふふ・・・と優しそうに笑うAくんのお母さん。

心配?まさか

Aくんにチョコ渡せなかったら、そのチョコ、僕がもらっちゃおう、イヒヒ・・・

まぁ、こんな気持ちですよ、タカタカは

「これからもよろしくお願いします」

と頭を下げてAくんのお母さんと別れて、しばらくすると

「あの~、サエサエちゃんのお母さんですか?」

と声をかけられました

「はい、そうです」

「昨日はチョコ、ありがとうございました」

となんと、Aくんまでがママにお礼を言ってきてくれたのです。

その礼儀正しい挨拶、折り目正しいお辞儀、誰かを連想させる・・・・

石川遼だっ!

石川遼のような少年だ!

「いえいえ、こちらこそもらってくれてありがとう。これからもサエサエをよろしくお願いします」

そういうとAくんはうなづいて走り去って行きました。

いや~、若い子っていいなぁ

ところで、バレンタインの日。

サエサエが「友チョコ」なるものを3個もらってきました。

友チョコとは友達にあげるチョコだそうで、女の子同士がキャッキャと楽しむわけですね。

実はママもちょっとだけ「あげようかな?」と思っていたのです。

案外、ママは人にものを贈るのが好きなのです。

若いころには、バレンタインには友人にチョコやちょっとしたプレゼントをあげたこともありました。

人にものをあげるのって、準備してる時、ものすごくワクワクしますよね

15日の学校公開日には、幼稚園から親しくさせてもらってるママ数人と会うことは分かっていたし、何かちょっとだけでもチョコあげたら楽しいかも・・・。

でも、そう思うそばから

(お返しとか気を使わせちゃったら悪いしな・・)

そんな考えがよぎってしまって、結局何もしないままになってしまいました。

大人になるってこういうことなのかな

無邪気に「友チョコ」を贈りあう関係はやはりうらやましく、ママの目にはただただまぶしく映るのでした。


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バレンタインの行方・・・報告。

2011年02月15日 | 双子
2月14日のバレンタイン、東京は今にも雨が降り出しそうな曇り空の1日でした

さて。

サエサエ、タカタカのバレンタインをご報告したいと思います。

サエサエはAくんにしっかり手渡しすることが出来ました。

タカタカはもらえませんでした~~

でも、タカタカは「Bちゃんからもらえそう」と言ったことすら、すっかり忘れているように見受けられました。

サエサエは前日の夜に急ピッチでチョコを作っていました。

サエサエのチョコはこちら。



サエサエなりには「思い通りの仕上がり」だったようです。

しかし、この状態でタイムアップ。

もういい加減寝なきゃいけない時間になっていたので、ラッピングは翌日(バレンタイン当日)に持ち越しとなってしまいました。

第一、まだこの時点で「どうやって渡すのか」のシナリオが出来ていないのです。

学校で手渡せないとなると、それなりの策が必要なはずなのですが、サエサエはどうも「ぽわ~~ん」としていて

「一体、どうやって渡す気??」

とママの方がやきもきしてしまいました。(それもこれも、せっかちゆえ)

ママの考えた「理想の渡し方」は

サエサエが帰宅→Aくんの下校を待ち伏せして渡す

と言うやり方でした。

たいてい1組(サエサエのクラス)の方が早く下校するから、この渡し方が一番だと思ったのです。(Aくんは2組)

サエサエにそう提案したら

「渡すとこ、誰かに見られちゃうよ~~」

とのこと。

へ~~、やっぱり見られたくないんだ。つい最近まで、オムツして鼻たらしてた赤ん坊だったのにねぇ。

どんな状況にも対応できるように、とにかくラッピングだけは朝のうちに仕上げておくようにね!

と、朝早く起きるように言って寝たのですが、朝になると、いつまでも布団の中でゴロゴロ。

「サエサエ、早く起きて、チョコ仕上げちゃいなさいよ」

と声をかけてもモゾモゾ。

結局、ラッピングを仕上げないままに登校してしまいました。

テーブルに置かれ、ラップをかけられたままのチョコ。

ママは『やることが残っている状態』というのが、どうも苦手。

やることやってからゆっくりしたいタイプなのです。

目の前には作業途中のチョコが・・・

あ~~、ラッピングしてしまいたい!いや、いっそ、Aくんちに届けてしまいたい!

でも、よく考えたら(よく考えなくても)このチョコはサエサエのもの。

Aくんを好きなのはサエサエなのです。

ママがちゃちゃっと済ませてしまってはいけないのですよね・・・。

その日は一日中、自分との闘いでした。

さて、サエサエが帰宅しました。

「おかえり」より早く「チョコ、チョコ」と声をかけると

「宿題やってからにするよ~~」

と言う返事が。

「いいいい、宿題なんてあとで良いから、とにかくチョコを仕上げちゃいなさい」

と急かすと

「は~~い。わかったよ~~」

とぼんやりとした声が帰ってきました。

なんだ、その気の乗らないような声は。

こっちは一日、ラッピングを待ってたんだから、打てば響くような反応が欲しいところです。

「サエサエ、ほんとに渡す気あるの?チョコ代、返してもらうよ」

とさらに言うと、サエサエもようやくやる気になりました。

そこへタカタカが帰宅しました。

ラッピング中のサエサエの周りをウロウロして、チョコをねらっているようです。

「もう、タカタカっ。あっち行っててよ」

そう言われて、一歩だけ「あっち」に行くタカタカ。

「もっとあっち!」

さらに一歩動くタカタカ。

「もっと!」

「そんなに離れたら、チョコの匂いがしなくなっちゃうよ~~」

と言い返すタカタカ。

チョコの匂い・・・

戦後の子どもみたいだ・・・

やっとラッピングが完成



まずは第一関門突破。

「さぁ、どうやって渡すの?」

と鼻息荒く聞くと

「電話してみるよ~~」

とのんきな返事が。

トゥルルル トゥルルル・・・

「あ、Aくん?サエサエです」

どうやら本人がいきなり出てくれた様子です。

サエサエの受話器に耳を近付けるママとタカタカ。

が、サエサエに追い払われてしまいました。

「あのさぁ、○○公園に来てくんない?」

来てくんない?って・・・

ぶっきらぼうなその言い方は、とてものこと、これから好きな人にチョコを渡す女子の言葉とは思えません。

おそらくはAくんが「いいよ」とでも答えたのでしょう。

「うん、じゃあね」

と電話は手短に終わりました。

あれだけやきもきしたのに、こんな風にあっけなく渡す手はずが整ったことに呆然とするママ。

やっぱりせっかちは損だ・・

「ちょっくら行ってくる」

とコートだけひっかけて出掛けるサエサエです。

ちょっくら

下町のオヤジじゃあるまいし。

そしてちょっくら出かけたサエサエは、ちょっくらチョコを渡したようで、すぐに帰ってきました。

「渡せたよ」

と言うので

「どうやって?」

「はいって」

「それだけ?Aくんは何だって?」

「うん、って受け取った」

「ふ~~ん、それだけ?」

「3月15日、○○公園に来てって言われた」

「15日?14日じゃないの?」

「う~~ん、15って言ってた気がする」

「じゃあ、とりあえず14日も行きなさい」

「え?なんで?」

「お返しは14日って決まってるから」

「でも・・・」

「どうせヒマでしょ」

「うん、わかった」

「まぁ、渡せてよかったね」

(自分のことじゃないのに)一仕事終えたハレバレとした気持ちで言うと

「うん」

とサエサエも満足そうにうなづきました。

さて、夜になり帰宅したパパは、玄関でママにこっそりと

「どうだった?サエサエは渡せた?タカタカはもらえた?」

と聞いてきました。

「サエサエは渡せたけど、タカタカはもらえなかったね」

とサバサバと言うと、パパは「あちゃ~」と言う顔を作って見せました。

そして

「タカタカはがっかりしてる?」

と聞いてきたので

「全然」

と答えると、パパは部屋の中に入って行きました。

そこで二言三言、子どもたちと話をすると、キッチンで食事の準備をしているママのそばに来て

「タカタカ、なんか言ってた?もらえなかったよ、とか・・」

「ううん、何も言ってなかったよ。こっちからも何も聞かなかったし」

「タカタカには、ママからチョコあげたの?」

なぜ、そんなにタカタカが気になるんだ

「ううん。あ、おやつにチョコ蒸しパン作ってあげたけどね。パパのも取ってあるよ」

普段だったら

「え?チョコ蒸しパン?それは楽しみだなぁ」

と上機嫌で言うのに、この時はチョコ蒸しパンに反応せずに

「そっか・・」

と、憂いに沈んだ返答をするのです。

そんなに男にとって、チョコもらえる、もらえないって気になるものなの??

もしかしたらパパには、ものすごく哀しいバレンタインの思い出があるのかもねぇ・・・

少年時代のパパの「封印した記憶」と、そして更にはそれを乗り越えてきた苦労を垣間見た気がして

「学校に持って来ちゃいけないんだし、もらってない子の方が多いんじゃないかな」

と、いつになく優しい声で、励ますように言ってしまったママなのでした~


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バレンタインの行方

2011年02月10日 | 双子
少し前、サエサエがこっそりと話しかけてきたことがありました。

「パパとタカタカには内緒だよ。サエサエねぇ、好きな子がいるんだよ

「え?ほんと?だれだれ?」

聞くと、隣のクラスの「Aくん」が好きなんだそう。

てっきり同じクラスの子かと思っていたので

「どうして好きになったの?きっかけは?どこが好きなの?」

と、ついつい芸能レポーターばりに質問責めにしてしまいました。

サエサエいわく「校庭でね、肩をポンとたたかれた」からとのこと。

へぇ~~「肩をポン」とねぇ。

肩をポンと叩かれてクビになった、と言う話は聞いたことがあるけど、それで好きになるとはねぇ。

まぁ、好きな子が出来たことはまずはめでたい

それ以来、時々サエサエの話にAくんが登場するようになり、ママもひそかに楽しみにしていました。

「今日『おはよう』って言ったら、『おはよう』って言ってくれた」

とか

「バイバイしたら手を振ってくれた」

などなど。

いい少年じゃないか

ママの中でもAくんの高感度はグングンあがっていきました

そしてバレンタインが近付くにつれ、「パパとタカタカには内緒」だったはずのサエサエの恋は、なんともオープンになって行きました。

「ねぇ、タカタカ。Aくんは誰と仲良しなの?」

と露骨にAくんの話題をするようになり、タカタカの口から語られるAくんの話を興味深そうに拝聴する・・・といった感じになってきました。

そして来たるべきバレンタインに向けて、試作品作りに励むようになり、それはデザイン画を起こすところから始める・・と言う気合の入れようでした。

<サエサエのデザイン画>


サエサエの出来上がりのイメージはこんなのなんでしょうね。(絶対、無理だと思うけど)



そして、添えるメーッセージの言葉を呻吟する日々が続き、あるときはパパに何やら聞いて、その言葉を忘れないようにパパに書き留めてもらう・・・と言うことまでしていました。

その時のメモがこちら



何をたくらんでいるんだ!この親子は。

さて、つい先日のこと。

サエサエは下校するなり、なんとも遺憾である・・といった感じで話し始めました。

「Aくんがさぁ、サエサエがチョコあげること知ってるんだよっ」

「え?なんで?」

と答えつつ、ママは心中(タカタカだな~)と思っていました。

「なんでだろう、なんでだろう」

としきりに首をかしげるサエサエ。

無用な争いは避けようと言う思いで、口をつぐむママ。

サエサエは宿題を始めたのですが、少しすると何かに気づいたように

「あ!まさか!

と声をあげました。

(きたか)と思いつつも、とぼけて

「・・・まさか?」

と復唱するママ。

「もしかして!」

「・・・もしかして?」

「チョコのこと!あ・の・ひ・とが言ったのかも!」

『あ・の・ひ・と』と、強調するサエサエです。

「・・・あの人・・・とは??」

「もう~~、タカタカにきまってるじゃな~~い。ママ、わからないの??」

そんなこと、はなっから分かっていましたよ

だって他にいないじゃない。

ところが、ところが。

よくよく聞いてみると、サエサエはクラスのお友達数人に、チョコの話をしたと言うのです。

帰宅したタカタカに聞いてみると、

「言ってないよ」

と言うそっけない返事。

タカタカの場合、思いやりで言わなかったと言うよりも、興味がないことだから学校では思い出しもしなかったんでしょうね。そういう奴ですよ、タカタカは

「あはは。じゃあ、誰かが言っちゃったのかもね。そういう話はね、自然と広がってしまうものなのです。絶対にばれてほしくなかったら、言わない事が最善の策です」

今後の恋のアドバイスを与えつつ、やっぱり小さくても女ってそういう話題が好きなんだなぁ~と、変なところで納得するママ。

でもサエサエは、言われてイヤだったとか恥ずかしいと言うよりも、どうやら突然渡して

『「わっ」とびっくりさせたかった』

らしくて、7歳児の恋なんてこんなものかもしれませんね。

「わっ」とびっくりさせるだけだったら、別にチョコじゃなくても良い気もしますけど。

ところで、サエサエが

「ねぇ、ママ。タカタカはチョコもらえると思う?」

と聞いてきました。

「う~ん、どうだろうねぇ」

と答えると、サエサエは

「もらえないと思うよ。だって、タカタカはロボットの話しばっかりだもん。ああいうのは女の子には受けないんだよ。だからきっともらえないよ」

ときっぱりと言いました。

見ればタカタカは、サエサエとママの会話には全く関心がないようで、熱心にパソコンでロボットの動画を見ています。

元女の子だったママには大いに感ずるところがあり

「うん、ママもそう思う」

と、サエサエとこっそりとうなずき合いました。

さて、サエサエが休んだ昨日、帰宅したタカタカが

「学校にはね、チョコ持って来ちゃだめなんだって」

と先生から聞いた話をしてきました。

バレンタインを目前に控え、全児童にお達しがあったようなのです。

まぁそうだろうな、と思っていたので驚きはしなかったのですが、さて、サエサエはどうやってAくんに渡そうかな・・・とあれこれ考えていました。

するとタカタカが

「あ~あ、困ったなぁ」

と言うのです。

「え?なんで、タカタカが困るの?」

タカタカがチョコを誰かにあげるわけじゃあるまいし。

するとタカタカは

「だって僕がもらえなくなっちゃうよ」

と言うのです。

「えっ??もらう気でいるの???」

びっくりっ!

こっくりとうなづくタカタカ。

「誰に?」

黙り込むタカタカ。

「まさか、もらいたい子でもいるの?好きな子がいるの?」

ついつい詰問調になってしまったのは、それくらい驚いたからです。

「・・・うん。Bちゃん・・」

にやけるタカタカ。

いや~~、驚いた!ロボット以外にも興味があったんだね!

「きっとくれそうな気がするんだ

一体、どこからその自信が

好きな子がいたことにも驚いたけど、すっかりもらえる気でいることも驚きです

「う~~ん、どうかなぁ・・。あんまり期待しないほうがいいと思うんだけど・・・」

がっかりするタカタカは見たくない、と言う母心でモゴモゴと答えつつ

(男ってどうしてこう、自分に都合の良い解釈をするんだろう??

と不思議に思っていました。

さてさて、サエサエとタカタカのバレンタインの行方はいかに?


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なりきり?!

2011年02月09日 | 双子
サエサエ、昨日、学校を休みました。

前の晩から少し咳が出てるなぁ~と思っていたら、朝になり「喉が痛い」と言うのです。

熱を測ってみると、37.8度!

実は土曜日に一緒に遊んだお友達の1人がインフルエンザにかかり、月曜日に学校を休んだそうで、わざわざお母さんから「うつしていたらすみません」と電話をもらっていました。

インフルエンザかなぁ・・・でも予防接種したしなぁ・・もしかかっても軽くすむかな・・

そんなことを思いながら、タカタカの着替えを急かしたりしていました。

「今日は学校休もうね」

と言うと

「うん」

と小さくうなずくサエサエです。

ところが。

なんだかサエサエの様子が変なのです。

変と言うのは「とても37.8度あるようには見えない」のです。

それで、もう一度測ってみると、今度は36.8度。

あれ?下がってる

でも、確かに喉はいがらっぽそう。

「調子はどう?」

と聞くと

「喉と頭が痛い

と言うのです。

今日はとりあえず休ませよう・・・と、休ませました。

「こっちにお布団ひいちゃダメ?」

と催促されたのでリビングにお布団をひいてあげると、満足そうにお布団にもぐりこむサエサエです。

「何か子ども番組見たいな」

と言うので、教育テレビをつけてあげると、ちょうど「いないいないばぁ」をやっていました。

すると、サエサエは

「懐かしいなぁ

とご満悦。

そしてバナナとポンカンをペロリと食べて

「ポンカンってみかんの味と似てるんだなぁ」

などとつぶやいているのです。

ねぇ、なんか楽しそうだね?

朝、熱があったのは本当なので「ズル休み」でないのは確かなのですが、でも、この「風邪をひいてる自分」と言う状況を楽しんでいるのはあきらかです。

一瞬、これからでも学校に行かせようか?と言う思いがよぎったのですが、まぁ、こんな機会はめったにないことだし、ママもサエサエの「なりきり」に付きあってあげることにしました。

「サエサエ、何かあったらすぐにママに言ってね」

と優しく言うと

「うん、ママ、ありがとう。・・ママ、ごめんね。風邪なんかひいちゃって」

となりきったサエサエの返事が。(でも、サエサエはママが「合わせている」とは思っていない)

しばらく子どもチャンネルを見ていたサエサエでしたが、

「ママ」

となんとも、か細い声で話しかけてきました。

洗い物の手を止めて

「なぁに?」

と聞き返すと

「リンゴのすったのが食べたい」

とのご所望が。

リンゴのすったのねぇ。赤ちゃんの頃からの、風邪ひいたときの定番だもんね。

「今、リンゴないからママ買ってくるよ。すぐそこのスーパーだから15分くらいで帰ってこれるから」

ついでに他のものもちょっと買い物してこようと思い、そう言うと、布団の中から

「・・うん・・・がんばって1人で待ってる・・・」

と更にか細い声が帰ってきました。

化粧もそこそこにスーパーに向かい、買い物をしているとサエサエからメールが入りました。

何だろう?!

いくら「なりきり」とはいえ、微熱がある状態で1人で留守番していることに変わりはありません。

少々、慌ててメールを開くと

『りんごはちゃんとかいましたか?』

の文字が。

はいはい、買いましたよ。

きちっと確認してくる病人だなぁ・・

家に帰ると、先ほどてきぱきと確認メールを出した人とは思えないほどの弱々しい声で

「ママ、サエサエのためにわざわざごめんねぇ・・」

と謝ってきました。

ママ、噴き出すのをこらえるのに必死でした。

そしてリンゴをむいていると、今度は

「ママぁ・・お粥が食べたいな・・」

と言ってきました。

お粥!病人食フルコースってわけだね。

よしよし、作ってあげましょう。土鍋をおろしてお米に水を張って・・

「今、お粥作ってあげるからちょっと待ってね」

と言いながら、リンゴをすっていると

「お粥、まだ?」

と聞いてきます。

「お粥はね、時間がかかるのよ。今、お米にお水吸わせてるからね」

「うん」

すりリンゴを差し出すと

「いただきま~~す」

と元気に手を合わせ、ペロリと完食。

そしてまた

「お粥、まだ?」

としつこい、しつこい。

さっきバナナとポンカンを食べたじゃないか!(ちなみに朝ごはんに『とろとろ玉子焼き乗せご飯』も普通に食べている)

熱を測ってみると37.2度。熱はあるんだよねぇ・・・。

「ねぇ、サエサエ。お腹すいてるの?」

と聞くと

「うん」

と、元気な返事が。

うん、って・・・。

「じゃあ、今、蒸しパン作ってあげるから」

と言うと

「わ~~い」

との返事が。

わ~~い、って・・。

手早く蒸しパンを作ると、2個をペロリと完食!

そして、なんと

「お粥、まだ?」

と。

まだ食べるのかっ

火加減に注意してお粥を作り、サエサエに

「お粥出来たよ~」

と声をかけると、サエサエは

「待ってましたっ!」

と叫ぶと、がばっと布団をはねのけて起きだし、テーブルの前に正座して食べる気満々なのです。

そして一口二口食べては

「うんっ、いけるっ。これだよ、この味っ」

とスプーンを振り回しながら上機嫌な声を出しています。

そこには病人の気配のかけらもありません。

ただの「食いしん坊、バンザイ!」の姿です。

お粥2杯を完食し、また横になるとビデオを鑑賞し始めるサエサエ。

するとそこに、じいじからサエサエあてにメールが入りました。

『じいじはげんきだよ。がっこうはやすみなの?』

どうやらサエサエが最初に、じいじに『げんき?』と言うメールを送っていたようなのです。

(おそらくは、ママに『りんごはかいましたか?』のメールを送った前後でしょう)

心配しているであろう、じいじ・ばあばにこの状況を説明しました。

サエサエは熱出して休んでいるけど元気ですからね。

『げんき?』と人に聞く時っていうのは、たいていその人は元気なもんですから。

12時を回ると、パパからもメールが入ってきました

『サエサエの調子はどうですか?』

ママ、すぐに返信しました。

『食欲旺盛。ドラえもん見ながら笑ってる』

サエサエの様子を的確に、かつ手短に伝える、これぞ名文ですよ!

『一筆啓上 火の用心。おせん泣かすな馬肥やせ』に勝ったかも

さてさて、下校時刻になり、タカタカが帰ってきました。

「ただいま~~」

部屋に入ってくるタカタカに、サエサエは「おかえり」ではなく

「今日の給食なんだった?」

と聞いていました

熱があっても、落ちないサエサエの食欲。

さて、今朝の東京は冷たい雪まじりの雨が降っていました。

サエサエ、熱を測ったらやっぱり37.2度ありました。

今日もお休みしていますが、やっぱり元気!

お絵描きしたり歌を唄ったり。

もちろん食欲旺盛なので、復活は早そうです



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勉強法あれこれ

2011年02月02日 | 双子
タカタカ・サエサエ、小学校に入ってから、毎日の生活に「勉強」の2文字が深くかかわるようになってきました。

当たり前と言えば当たり前ですが、幼稚園時代から考えると、これは親子ともにとって、とても大きな変化でした。

振り返るとちょうど一年前くらいのこの時期から、まわりで通信教育を開始する子が多くなってきました。

その通信教育は、教科書に合わせた内容ということで、ママも何となく「良いかも」と思いました。

タカタカ・サエサエも、そこの教材のグッズに惹かれてやりたがったので、受講することにしました。

最初の頃は、2人とも毎日張り切ってやっていたのですが、学校で宿題が出始めた5月頃から事情が変わってきました。

宿題と通信教育の2本立てと言うのが、うまく回らなくなってきたのです。

特に宿題の量が多いタカタカは顕著でした。

下手したら宿題だけでも1時間近くかかってしまうので(もちろん、それは集中力のなさなども大きな要因です)、そのあとに通信教育というのが困難になってきたのです。

基本的にその通信教育は、算数と国語を1頁ずつ毎日こなし、そして月に一度、まとめとしてのテストを送って添削してもらうと言うスタイルです。

毎日の宿題を優先してやらせると、結局、通信教育は後回しとなり、まとめのテストだけ送って何とか体裁を整える・・・と言う感じになってしまい、これでは全く意味がないのではないか?と思い始めてきました。

しかも2人は送り返されてきたプリントにほとんど興味を示さないのです

2人はあきらかに通信教育の問題をこなすのがダレダレムードだし、そんな2人を叱責しながらやるママにも変なイライラが高じてきてしまったのです。

更には、毎月、送られてくるグッズなどが倍々ゲームのように増えていくことに辟易したママは、夏休みを前にまずはいったん、すっぱりとこの通信教育をやめてみることにしました。

そして今度は「添削なし」「グッズなし」で、毎月プリントだけ送られてくる、という通信教育を利用してみました。(こちらは月800円とリーズナブル。ちなみに最初の通信教育は1人あたり月3000円くらい)

一回に20枚ほどのプリントが送られてきます。(国語と算数が半々です。)

数か月やってみたのですが、何となくこれもピンとこなくてやめてしまいました。

そして本屋さんに行き、科書に合わせたドリルを数冊購入し、今はそれらを宿題の量と兼ね合いを付けながらやらせています。

買うのは1冊だけです。同じのを2冊は買いません。

ママがページを決めて「今日はタカタカはこのページね」「サエサエはこれ」とやらせています。

そして、時々やらせるのがこれです。



ママが作ったプリントです。

塗りつぶしたところには、タカタカ・サエサエの名前が入っています。

なんてことない問題でも、2人はこれでテンションがあがります。

そして、手作りのプリントの良いところは、2人の苦手なところを重点的に問題に出来るというところです。

そしてもうひとつ。

時々やらせる勉強法があります。

それは、タカタカ・サエサエにプリントを作らせることです。

「パパとママがやるから、問題作って」

と言うと、2人は張り切ってプリントを作成します。

タカタカ作


サエサエ作


そして丸付けまでお願いしています。

理解していなければ問題は作れないし、当然丸付けだってできないはず・・・と言うわけですね。

もうひとつは、ママが口頭で出題するやり方です。

「問題行くよ~」

と号令をかけると、2人は紙と鉛筆を用意します。

そこで

「『ポテトチップス』と書いて下さい」

「『ここのつ』を漢字で書いて下さい」

と出題していくのです。

これだと洗い物しながらでもできるので、とっても気軽です。

算数の問題は、車の中などでもクイズ感覚で出すと案外楽しんでやっているようです。

タカタカ・サエサエは学校からの宿題は『宿題』、そしてママからその時々に言われた勉強法は『ママ宿題』と呼んでいます。

はっきり言って、タカタカ・サエサエは勉強がそんなに好きではないようです

帰ってきたら、ランドセルほっぽリ投げておやつ食べて遊びに行きたいタイプです。

今は、まだそれを「良し」としているママもいます。

でも、回りは地道に通信教育を続けている子、学習塾に通っている子がたくさんいるのです。

ママは2人に言います。

「いい?今はまだ通信教育も塾も行かなくても良いから、その代り授業はしっかり聞いてきなさい。そしてわからないことがあったら先生に聞きなさい。それでもわからなかったらママに聞きなさい。わからないままにしちゃダメ。それとママの出した問題はきちんとやること。わかった?」

『ママ宿題』でなんとかやっていけるのも、長くて1~2年でしょう。

始まったばかりの「勉強のある毎日」

手探りで第一歩を歩き始めたはなまる家なのでした。



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子どもスイカを買おう

2011年02月01日 | 双子
昨日、タカタカ・サエサエ用のスイカを買いに行ってきました

あまり電車に乗ることがないので、必要ないと言えばないし、更に昨日は「この冬一番の冷え込み」と言うので、何もこの寒空の中を行くこともなかろうと思い

「もう少し暖かくなったら買いに行こうよ」

と提案したのですが、タカタカがどうしても

「自分のが『今すぐ』欲しいよ~~」

と言うのです。

『今すぐ』ね・・・

タカタカは欲しいと思ったら、すぐに欲しいタイプ。

「せっかち共和国」の同じ住人としては、その気持ちはわからなくもありません。と言うかわかる。

サエサエも「行っても良いよ」と言うので、買いに行くことにしました。

昨日は1時15分が下校時間だったので、陽のあるうちに行ってしまおうと思い、宿題は帰ってからさせることにして、温かい牛乳だけを飲ませ出発しました。

3台の自転車で、カルガモの親子のように一列になり駅までの道を走るのですが、その寒いこと寒いこと

耳が痛いよ~、ほっぺが痛いよ~~

ママ1人だったら5分でつくところを、子カルガモが2匹いるので駅まで10分かかりました。(特にサエサエカルガモが遅いのです)

自転車をとめて「みどりの窓口」を目指します。

寒さのあまり流れ出る鼻水を拭きながら、窓口で

「子ども用のスイカを購入したいのですが」

と申し出ると

「はい、ではお子様の生年月日のわかる身分証などをお願いします」

と言う言葉が返ってきました。

は?なんですと?

「身分証・・・?」

「はい。保険証ですとか、パスポートですとか、ですね。学生証があればそれでも結構です」

身分証の意味くらいわかってますってば!

「身分証・・・?」と聞いたのは「そんなのが必要なんですか?」の意味なんだよ~

そんなもん持ってこなかったよ~

だって、この子たち、どっからどうみても小学生に見えるでしょ

これが中学生に見えるっていうの?えっ?見えるっ

落胆のあまり、もう少しで職員の襟首をねじあげそうになりました。

でもね、ママも大人になりました

ここでこの職員に掛け合ったところで、どうにもならないことはわかっているのです。

「わかりました・・・・」

窓口を離れ、何となくお財布の中を探すママ。

タカタカ・サエサエに保険証以外の身分証なんてないことは分かっているのですが、それでも「何かないだろうか」と探してしまったのです。

「どうしたの?どうしたの?」

と事情が分からずに聞いてくるタカタカ・サエサエに

「身分証がないとだめなんだって」

と言うと、更に

「身分証って何?」

と聞いてきました。

「タカタカ・サエサエが小学生ですって言うことが証明できるもののこと」

すると2人が

「ランドセルしょってくれば良かったね」

「うん、あと黄色い帽子見せれば良いんじゃない?」

と言いました。

「あはは・・・おもしろいね」

力なく笑うママ。

あ~、この寒空の中、取りに帰るのか。

自転車こいでマンションの階段上がって玄関でブーツ脱いで・・・それで保険証持ってまた寒空を自転車こいで・・・

考えるだけでゲンナリします。

「・・・明日にしようか」

またまた力なく言うママ。

「え~~、じゃあ今日は買えないの・・・?

塩茹でした菜っ葉みたいにしょげかえるタカタカ。

「だって寒い中、保険証だけ取りに帰ってまた来るんだよ」

「ぼく、がんばるよっ

ママはがんばれないんだよ。

しょんぼりとうつむくタカタカを見ていたら、ママ、あることに気がつきました

(そうだ!近くに区役所があるじゃないか。住民票でも良いんじゃないか?)

確認すると住民票でも良いとのこと。

でも、ここでまたまたあることに気がつきました

確か住民票は一通300円したはず。

う~~む。

家に帰れば保険証がある。

寒空をがんばって走ってタダで解決するか。300円で楽チンを買うか。

う~~む、う~~む。

300円ごときで、と笑う人もいることでしょう。

でも、300円は大切です

300円あったら「ママ弁」が2個作れるんだよ

よ~~し、決めた。走る走るぞ 寒空を走るぞ~

300円のために俄然、がんばる気になったママ。

季節外れのサイクリングだと思えば良いじゃないか。

「さぁ、タカタカ、サエサエ。行くよ。がんばって自転車をこごう」

「お~~」

鬨(とき)の声を上げるタカタカ・サエサエ。

そしてそして、念願の子どもスカイを手に入れることが出来たのです。

皆さま、子どもスカイご購入の際には身分証をお忘れなく~




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約束と思いやり

2011年01月27日 | 双子
昨日、タカタカを叱りました。

サエサエへの思いやりがなかったと言う理由です。

昨日は、学校の友達数人(男女混合)を家に呼んで遊ぶと言う約束がありました。

その友達は、幼稚園からの友達で、先週の金曜日にも家に呼んで遊んでいたのです。

友達は全員、タカタカのクラスの子ですが、そこは幼稚園からのお友達。

サエサエも一緒に楽しく遊び、その流れで「水曜日も家で遊ぼうね」と皆で約束をしていたのです。

朝から楽しみにしているタカタカ・サエサエ。

何でも「お化け屋敷ごっこ」をするそうで、サエサエは工作でお化け風なものまで作ると言う気合の入れようでした。

下校の時刻になり、まずサエサエが帰ってきました。

「タカタカは?」

「まだだよ。もうじきじゃない?」

するとそこに電話がなりました。

出てみるとタカタカでした。

「どこから掛けてるの?!」

とびっくりして言うと

「Aちゃんちから」

と言うではありませんか。

Aちゃんは、今日家に呼ぶと言っていた友達の1人です。

続けて

「ねぇ、Aちゃんちで遊んで行っていい?他の子もみんなここにいるんだ」

と言うのです。

「なんでいったん帰ってこないのよ。それに、サエサエはどうするの。うちで遊ぶって約束してたじゃない。サエサエ、待ってるよ」

ママはすでにムカっ腹。

学校帰りに直に友達の家に行ったことももちろんなのですが、それよりも『なぜサエサエをのけものにしたんだ』と言う怒りでいっぱいでした。

Aちゃんに家に誘われたときにサエサエのことは頭に浮かばなかったのか

「Aちゃんのママは(遊んでいっても)良いって言ってくれてる」

と言うので、電話口で怒鳴るわけにもいかず(相手の家が困るだろうから)とりあえずは

「じゃあ、ちゃんとAちゃんのママの言うことを聞いて、ちゃんと片付けとあいさつをして帰ってきなさい」

と言って受話器を置きました。

電話を切ったあともママの怒りは収まりません。

サエサエが楽しみにしていたのは、タカタカだって知ってるじゃないか

工作まで作っていたのを見ていたじゃないか

あの野郎~~~

どんどん煮えくりかえるママのハラワタ。

ポツンとイスに座っているサエサエ。

「帰ってきたら、すごく怒ってやるからね」

と励ます(?)ママ。

「誰か遊べる子いるんじゃない?うちに呼んで遊んで良いよ」

と気を引き立てるように言うと、サエサエも考え始めました。

学童に行ってる子が多いので、案外、放課後に遊べる子と言うのは少ないのです。

それでも、お目当ての子に電話してみると「遊べるよ」と言うので、ママもホッとしました。

すごく豪勢なおやつを出してあげよう、そしてタカタカの分は残さないでおこう、とママ思っていました。(今、思うとこれはこれで大人げない

さて、タカタカが帰ってきました。

「おかえり」

嵐の前の静けさで静かに話すママ。

まず一点、確認しました。

「Aちゃんには、いつ家に来て良いよって言われたの?」

もし下校まじかに言われたのであれば、先に帰っていたサエサエを誘う間がなかったのではないか、と言う可能性も考えられたからです。

「う~~ん、お昼くらいかな」

とタカタカ。サエサエを誘うのには充分間に合う時間です。

「なんでその時、サエサエも行って良い?って言わなかったのよ。それか、うちで遊ぼうよ、と言うとか。みんなで遊ぶって言ってたじゃない」

「・・・・」

「サエサエだって、みんなで遊ぶの楽しみにしてたんだよ」

「・・・・」

「自分が同じことされたらどう思うの?考えてみなさいよ」

「・・・ごめんなさい・・・」

うつむいて涙ぐみ、小さな声で謝るタカタカ。

「水曜日に家で遊ぶ」ということ自体が、そもそもが大人が介入していない子ども同士の口約束。

今までにだって友達との約束は破ったり破られたりは良くあることだし、両者ともさほど重大にはとらえていないように見受けられます。

タカタカにだって、おそらくはあえて「サエサエをのけものにした」と言う認識はないのだと思います。

サエサエも、お友達を呼んで楽しく過ごすことが出来たのだし、だったらもうそれで良いじゃないか・・・

そう思いながらも、やっぱりポツンとイスに座っていたサエサエの姿が思い出され、タカタカを叱らずにはいられないママなのでした。


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