僕は昨日、指輪を買った店の駐車場に車を停めて、お母さんに電話をした。お母さんはアネキと晩ご飯の支度中らしく、なかなか出なかったけど、留守電のアナウンス中に「コージ?」と電話に出た。
「お父さんに婚約認めてもらった。今から迎えに行くよ」と僕が言うと、アネキと話しているらしい声が聞こえて、「よかったね」とお母さんが言った。「やったね。お赤飯炊けばよかった」とアネキの声がする。お赤飯はまだ早い。サトウさんたちと区民フェスティバルの話をしてからでいいと、僕は思った。それに、明日は工場でお赤飯の仕込みが始まるし。
「お父さんに報告や相談があるから、迎えにいったらすぐ出たいんだけど」
アネキと相談する声。「たまには一人でゆっくりするわよ」とアネキが言うのが聞こえて、「支度して待ってるね。ありがとう」とお母さんが言った。
電話を切ってギアを入れたら、お店から出てきたカップルと目があった。学校は休みだから制服ではないけど、二人とも高校生だろう。ニコニコした女の子とテレくさそうな男の子。うれしそうな顔はできないみたいだけど、この男の子はえらい。指輪を欲しがった女の子ときちんと店まで来たんだから。
僕は二人に薬指の指輪をかざして見せた。女の子がクスクスと、男の子がニッコリ笑った。
「お父さんに婚約認めてもらった。今から迎えに行くよ」と僕が言うと、アネキと話しているらしい声が聞こえて、「よかったね」とお母さんが言った。「やったね。お赤飯炊けばよかった」とアネキの声がする。お赤飯はまだ早い。サトウさんたちと区民フェスティバルの話をしてからでいいと、僕は思った。それに、明日は工場でお赤飯の仕込みが始まるし。
「お父さんに報告や相談があるから、迎えにいったらすぐ出たいんだけど」
アネキと相談する声。「たまには一人でゆっくりするわよ」とアネキが言うのが聞こえて、「支度して待ってるね。ありがとう」とお母さんが言った。
電話を切ってギアを入れたら、お店から出てきたカップルと目があった。学校は休みだから制服ではないけど、二人とも高校生だろう。ニコニコした女の子とテレくさそうな男の子。うれしそうな顔はできないみたいだけど、この男の子はえらい。指輪を欲しがった女の子ときちんと店まで来たんだから。
僕は二人に薬指の指輪をかざして見せた。女の子がクスクスと、男の子がニッコリ笑った。
全国のコージ君、タカハシさん、スズキさん、すてきな恋をしてくださいね。
On The Roadの登場人物さんとブログを通じてお話できるなんて、夢の様な体験でした。
小説の連載終わっても、小説以外はこれから色々増えてくるんですよね?
その時、あずささんもコメントを載せるんですよね?
私はこの小説が終わるのが信じられません。いつまでも続いてほしいというのが、私の希望です。
できたら、時々お二人の様子を、風の便りでかまいませんから、教えてください。
きっと私達二人ともこのブログから離れられないと思うから、また何か書きます。ときどき覗きに来て下さい。私もワクワクしながら毎日見ます。
いつもありがとうございます。