別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン8 雑感感想その2

2014-09-07 11:45:39 | シーズン8
第3話、兄弟狩りに戻るの巻。
相変わらず、煉獄帰りの兄とノーマルライフ帰りの弟の価値観の違いっぷりから始まる今回。しかし有機栽培食品なんて、今どきは普通の人でも買うだろう。
「ヨガやってリュートを吹いてりゃいいさ」って兄、7,80年代のイメージで止まってるのは煉獄関係ないね(笑)
ハンターは健康的な生活を送らないと意地でも決めているというか、それがカッコいいと思ってる節がある。
でもスマホにアプリ入れてはしゃぐ。かわいい。

心臓をえぐり取られる事件が続き、それを調べつつもサムは、出していた成人入学問い合わせの大学からの返事をディーンに見られてしまう。
「いろんな選択肢が欲しいんだ」と言いながらも気まずげ。「本当に狩りを止めたいんだな」と言うディーンの表情がね…。
悲しいとか失望とかじゃなく、お前はそうやって離れるつもりなんだなという確認というか、ちょっと説明できない。こういう表情がすごいんだよなジェンさんは。

ハンター調査においてはすぐに元の調子にもどり、核心に近づいていく兄弟。カカオの神をチョコの神と思った人は多かろう(私も)。
歴代のスーパースポーツ選手(種目それぞれ)が、同一人物で実は千年以上前から生きていたマヤ時代の男性だった。
4人の顔をPCで並べて、同じ人物だと突き止めるサム。今まで一度も誰も気づかなかったのけ! 誰か気付くぜフツー!
母親のエレノア、実は妻のベッツィーに話を聞く二人。生贄を捧げて若さと命を保っていた夫を、愛しすぎていて黙認していた。自分は怪物よねと言う彼女に、「愛した人が怪物だっただけだ」とディーン。
ここのところ、サムには内緒でヴァンパイアのベニーと友情を続けてる兄貴の心情がこぼれてる。

でも実は、サムの基本の価値観もまた垣間見れる。スター選手を尊敬してるところ。兄貴ビックリ。始終べったりそばにいても、そういうことには気が付かない。
以前、蝋人形の館の回でも、サムがガンジーを尊敬してたエピがあった。弟は何かを成し遂げた偉人に憧れてる。
名誉欲まではいかずとも、苦難を乗り越え偉業を達した人物こそが、サムがなりたい姿だった。
ディーンは、人を救っても理解されず感謝もさしてされないハンター稼業を教え込んだ父親の姿が、すべての雛形。
もう兄もジョンのすべてを肯定はしてないし、普通の生活の良さも通った。サムも自分こそが世界を救うダークヒーローというS4の流れはとっくに卒業したけれど。それでも二人の基本はそこにある。

ここまでシーズンがきて、なぜまた初期の頃の二人の価値観とすれ違いに戻るのよ! という声も多かった模様の今シリーズ。
それは私も思いますよ。学習したはずだろ!と。
ただ、シーズン5で終わらず続いた兄弟の旅。一周回ってまた元に戻ったということはなかろうが(笑) 根本にある二人の価値観の違いを出してきたことも、あながちわからないでもないんだよね。だってこの二人、仲良くしてても考えも価値観も違うのは変わってないから。

リサとベンとの生活を諦め、ハンターしかないと決めたディーン。偉人にはなれずとも、普通の世界で人を助ける仕事に就きたいと願うサム。
再入学したい学科はやはり法科のはず。またサムは弁護士になろうと思ったんだろう。
一周回り、また二人は選択をし直そうとしてる。でも二人も世界も前とは違い、もっと複雑になっている。

あんまり大した回じゃなかったようだけど、兄弟のちょっとしたやり取りに、気付くべきものはありました。
誕生日をアメリアに祝ってもらい、すごく幸せそうなサムの回想。ジェシカにもしてもらったと思うが。スタンフォードは怒涛の勉強量と聞くし、バイトしまくりの苦学生だったろうから、ジェシカともさほど浮ついたラブラブ生活は少なかったんだろうね。そしてあの頃は20代前半だった。それから何度か好きになった人はいるけれど、30過ぎてのちゃんとした恋愛。相手も元人妻。“普通の生活”は、子供の頃から憧れていたものとは別のリアリティをもって彼にまた夢を見せた。あの嬉しそうな顔が切ない。ジャレも上手いよ。

ああ、ランダ(女性)に心臓の辺りをわし掴まれる兄貴はエロかったvv
そして、聞き込みに行った先の警察の刑事さんはジェンの実父、アラン・アクルス氏。ジャレはパパ・アクルスと呼ぶ。ちょっとした出番でしたが、わざとディーンに噛みつくような高飛車なベテラン刑事風に(笑) 耳の形がそっくりだなあと思ってたら、ジェンのお嬢ちゃんがまた同じ形の耳なんだよ! 


第4話、青春の純粋さと残酷さ、そらもうやべえの回。
兄弟が主役じゃない。一シーズンに一話、そういう回を入れることがある。当然ファンの人気は無い(笑)
私もあえて見返そうとはしないですが、結構出来は悪くない。ヒロインのケイトがまた美人。スパナチュはほんと女性のレベルが高い。
3人とも良い子だったのに、無自覚、無意識の残酷さ。2話かでベニーが、「3人だと揉め事が起きる」とか言ってたが、まさにその通り。人間関係の機微にどんだけ長けたヴァンパイアか。
力も愛も欲する年頃の若者たちと、互いを想う気持ちの葛藤。なかなかよくできてました。
素人大学生に盗撮盗聴されて気付いてない偽FBIのウカツさは突っ込みましょう。そして職場恋愛と若者らに勘ぐられたv


第5話。ベニー、故郷に錦を飾る(皆殺し)の巻。彼が地上に何としても戻りたがった訳が明かされる。
何という純情可憐さ。
復讐にも増して、惚れた女への想いを断ちがたかったベニー。兄貴のことを救いがたいお人好し呼ばわりしますが、お人好しはお人好しを知るのだよ。
煉獄リメンバーでは、野生弥次喜多コンビに、やさぐれ天使が加わりお人好し三馬鹿トリオに。けん制し合いつつ、天使が怪物を呼び寄せるということでは一致してる二人に、「俺が決めるんだ!」と女王宣言の兄。
キャス 「形而上学的な問題が生じてきた。煉獄の怪物が殺されたあとはどこに行くんだ」
ベニー 「おい、こんなイカレたおばさんと一緒じゃかなわない」
キャス 「言っておくが、私は君のおばじゃない。君の兄弟姉妹、子供とも何の関係もない」
ベニー 「えっ。そうか。そりゃ知らなかった」
思わぬ新登場のボケ突込みに、とまどう兄貴(笑)

ベニーを助けに、『野暮用』と称して訳を話さず出かけるディーンに対する、サムの怒りっぷり。兄のいない間は『アメリアと僕』劇場に浸っているくせに。しかし兄も、ベニーからのコールをサムの前で取ると、間違い電話だ電波が遠いだと必死のごまかし。なんだこの互いに浮気してる夫婦感。こういう距離感の無さを、当のご本人達はまるで無自覚。
サム&アメリア回想の昼メロ調はまったく闇の世界の影がない。それで否定派は、本当のサムを知らない癖に高飛車なアメリア!なのかも。知らないのは彼女のせいでもないし、言わずにいたサムも悪いわけでもないが。
相変わらず気の強い女性が好みなサム。もっともディーンもだけど。
「ダサい揉み上げと軍の放出品ばっかり着てる」と、彼女、ファンも思ってたことをハッキリ言ってくれてるじゃない(笑)
揉み上げは前からだけど、シーズン8のサムが長髪な理由はどこに。
放出品なのか。知らなかった。それを一目でわかるアメリアも、軍関係の人が身近にいたことを匂わしてる。
サムが特別デカいから、ガタイのいい男が多い軍人のおさがりしか安物は買えないのかと思ったけど、メリケン、サムレベルの大男も多い。
もしかすると、量販店で買うより店内カメラとかがないんだろうか。ホームレスでももらえるだろうし。それとも、ジョンパパがいつもそうしていたから?(^_^;)

そしてあとで気づいたんだが、モーテルの外にある製氷機を見てアメリアとのことを思い出すサム、なんで外に座ってPC使ってんの? 
あれは間違いなく、弟を振り切って出て行った兄貴をお外で待ってるのだな。
サム…あんた。
この場合はうっとおしい夫婦感よりも、子供時代の条件反射的に理由がわからない兄の不在に不安の弟感。
こういうことするから、サムを責められなくなる(笑) 自分は隠し事をしまくってもディーンの秘密は一切認めないサム・クオリティは、独占欲や我儘とは別に、ディーンがサムの防波堤であり続けてきたことにもよる。ディーンが隠し事をすると、デカいこと言っててもどこか不安げに見えるのはそのせいだろう(くそかわいい)。


一方で殺されたはずの恋人と、自分を殺したボスとその側近たちに会うベニー。ボスのベニーへの執着ぶりもナニコレ。「プア・ベンジャミン」って!(さぶいぼ) でもえらく美形。
「それほど長く生きていて、なんでそんなにみみっちいんだ」とか、「暗い野郎だぜ」とか、ベニーの口調は男臭いので、兄貴とは合うよはずだv(吹替え調?)
彼女と会って人生が変わった。生きる意味を見つけたんだと言ったベニーの話を聞くディーンは、弟の件に思いを馳せずにはいられなかったはず。
わりと色々な伏線を敷いてるのだが、見る人の大半はそんなのを求めてないところが苦しい(汗) あたしは好きなんだよそういうのが!



さて、聞いた話ですが。

ジェン一家がジャレ一家の家の近くに引っ越すという噂に昏倒しました。

先日の我が地上の星での泡吹きから、びごの細胞について自分で調査すべきじゃないかと考えていた日々の上にまた。

刺激が多すぎます


ジェンセンが現在住むマリブにある豪邸を売りに出しているという話は、随分前に聞いていたんですよね。
その時は、テレビスターでもこれほどの豪邸をまかなえるギャラなのか。アメリカって…!という感想でした。それほどのお家ですよ。
今度も勝るとも劣らぬ素晴らしさで、プールも一つじゃないらしい。日本じゃどんなに金があっても建てられない、土地の規模がデカすぎる。米国広し。
ブラピとかおトムとかは、どんだけの家なんだろう。考えるキャパがない。

しかしそんなセレブ生活といえども、彼の心根は変わらず家族第一主義。妻と娘と家族をすべてに優先すると言っている。
そしてまた、ジャレも。息子たちが学校に行き始めたら、移動の多くない仕事を選びたいと言ってた。

俳優は束縛も移動も多い仕事。当たり前。彼らが共同でワイナリーを開く準備を進めてる(もう開いたのか?)というのも、そこも踏まえてなんでしょう。
で、近くに住むと。
ほんとに1キロ圏内とか。

もう、萌えとか関係ない! 彼らは本物の家族。今更ながら。
スパナチュもどうやらシーズン10でフィナーレという話も聞きます。そうなったら寂しいけど、10年を過ぎても兄弟を辛い目に合わせ続けてるのもどうかと思うし(笑) J2もキャリアの変え時でしょう。
俳優業がその先別れて進もうが、家族だから! なかなか会えなくなる親しい共演者じゃないから!


ほんと、J2伝説ってリアルタイム更新。







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